つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(221113)

おはようございます☀

 

路面電車に乗りたい!と三男がいうので都電荒川線に乗って、何本もウォッチする日曜日を過ごし、昨日は長男次男の幼稚園で行事がありました。

その一環で次男クラスの親子で消防署に行き、訓練や実際の車両を見せてもらったら大興奮でした!

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今週は3冊です📚

「おしゃれは7、8割でいい」地曳いく子(著)

疲れない程度に、自由度高く、自分が楽しめるおしゃれを日々しましょう、というメッセージを受けました。トライアンドエラーがつきものですよの文脈で「失敗を避けるとわからなくなっていく」という一文があったのですが、こちらはたしかに…と頷きました。人生はほとんど失敗で成り立っているのですから!という言葉もいいです。

上げマークと下げマークを活用して「アップダウン日記」をつけてみる、というのも面白いです。上がるアイテム、上がる人との時間を意識的に増やしていき、エナジーバンパイヤ(テンションが上がらないアイテムや会うと疲れる人)を整理する。心地よく過ごせそうな気がします。

いっそ「疲れた」「できない」「似合わない」をデフォルト(標準)と思ってしまうという、ポジティブから入る英語ではなく、「私は疲れています」と例文に出してしまうヨーロッパの人を見習うというのも一つかなと、参考になりました。

 

 

 

「なんにもないから知恵が出る 驚異の下町企業フットマーク社の挑戦」磯部成文(著)、三宅秀道(著)

おむつカバー屋として小さな商店を営んでいた頃、ご近所のお悩みから生まれた介護おむつカバーを開発したそうです。

そして「大人用おむつカバー」→「病人用おむつカバー」→「医療用おむつカバー」と試行錯誤しているなかで発明した「介護」という言葉。フットマーク社さんが商標登録しているとは、割と新しい言葉だったとは、全く知りませんでした。

そこから水泳帽、アクアスーツなどといった水泳周りの市場を作り、切り拓いていく様はほんとうにすごいです。

私が特に好きなのは金メダリストの田口信教さんからもらった「水を楽しむ」と書かれた色紙をヒントに、泳法マークとコメントを入れたTシャツ「マイバッグ」シリーズを開発した話。当時水泳をやっている人たちを象徴する姿ってなかったんですね(野球部やテニス部の子たちは第三者にもわかる持ち物や風貌だった)。自分は水泳をやってるんだ!楽しんでいるんだ!頑張っているんだ!という想いを形にした素晴らしいアイディアだと思いました。

それと美大から入ってきた新入社員の方が区民プールに利用者として通い、おばちゃんたちの本音を集めてアクアスーツを開発する話もいいですね。現場の声を収集する、自分もその場に入り込んで、というのが肝なのかなぁと思います。

 

 

 

「叱らない、ほめない、命じない。あたらしいリーダー論」岸見一郎(著)、小野田鶴(構成・編集)

「嫌われる勇気」の岸見一郎さんのご著書です。私も過去にいくつか読んでいます。

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・「威圧的な態度」と「毅然たる態度」は違う

(威圧的であるとは、周囲をも怖がらせること)

・1on1のねらいは、今後の仕事に活かせる話をすること

・勇気づけには感謝を

・失敗したときの責任のとり方は「可能な限りの原状回復(を当事者がする)」、「必要ならば謝罪する」「同じ失敗を今後、繰り返さないために話し合う(忘れがち)」

・「評価」と「価値」を切り離して考えること

誰かから「評価」を受けて落ち込んだり喜んだりはよくあるが、その「評価」は必ずしも正しいとは限らない。自分の「絶対的な価値」とは違うと言い聞かせることも必要。

 

リモートワークやオンライン会議、授業のほうが質問が増えたという話が意外でした。読まなければならない空気がなくなる、割り切りやすくなる、周りの目が気にならなくなるため、民主的になりやすいとの考察も興味深いです。

 

 

今週の読書記録(221106)

おはようございます☀

今週は長男就学時健診・長男次男幼稚園休園・祝日・三男保育園遠足と家のことでバタバタ。文化の日には上野動物園へ、ものすごく混んでました👀

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今週は3冊です📚

「一度しかない人生を「どう生きるか」がわかる 100年カレンダー」大住力(著)

生きるとは、命とは、あなたの使える時間のことです

とても刺さった一言。どう生きるかの答えとは、終わりを強く意識して生きることなのではないか、とも考えられます。

自分の寿命を仮に80歳として、いまの私は34歳。人生を一日とすると34歳のいまは(人生時計的に)午前10時すぎってことになるのですよね。これを見て、まだまだ使える時間はある、いろいろやれる、学びたいと改めて思いました。

人生を構成する6つのエレメントの観点も新鮮。現状どんな割合で過ごしていて、将来的にどうしたいかを考えると、時間の使い方が変わりそうです。

1. Output(仕事・家事・育児など)

2. Mother Earth(家族・人間関係など)

3. Belongs(お金・持ち物など)

4. Tool(身体・健康など)

5. Input(学び・勉強・資格など)

6. New World(趣味など)

どれもとても大事な要素と思いますが、いまはやっぱり家事、育児が一番多くの時間を占めている。学びや趣味を充実させたいなと思いつつ、何やる?のビジョンがないので考えたいと思いました。

ありたい自分に近づくために、「〜したい」のwantではなく「〜になる」のwillで遠慮なく言い切ることを徹底する、というところも納得。心がけたいです。

 

「これはチャンスです」と書いてあるチャンスなんてない。分かりやすいチャンス、分かりにくいチャンス、いろいろありますが、日常生活の中で何かしらボールは転がっていたり投げられているはずで。
視点をあえて変えてみる、これはチャンスだったのではないか?と考えてみることは全く無駄ではない、むしろ重要なことなのではないか?という話も特に印象に残っています。

失敗したり凹んだり予期せぬアクシデントがあるとなかなかそんなモードになれないのが私の悪いクセなのですが、最近魔法のひと言を知りました。何が起こっても「ちょうどよかった!」ととりあえず言ってみること。

 

 

 

「話す技術・聞く技術」ダグラス・ストーン(著)、ブルース・パットン(著)、シーラ・ヒーン(著)、ロジャー・フィッシャー(序文)、松本剛史(訳)

コミュニケーション、特に交渉術についてのものです。手元に置き、何かある度に何度も読み込みながら理解するのがよさそうなボリュームです。

・感情を避けてはいけない

・自分のストーリーと相手のストーリーは違うことを理解する

・意図と影響を切り離して考える(行為・影響・意図で問いかける)

・責めを負わせる、をやめ、加担を理解する

・自分の感情の本質を見つける

・第三者の視点で話を始める、選択肢をつくりだせるオープンクエスチョンが◎

・いつも、や、けっして、で誇張しない(厳密に「いつも」が正しいことはめったになく、不満や批判を伝えるには効果的である言葉)

 

 

 

代表取締役アイドル」小林泰三(著)

タイトル通り、地下アイドルがひょんなことから大企業メーカーの代表取締役になるストーリー。メーカーに勤めていたことがあるので、生産拠点ってこういうことありそう!が想像できて楽しかったです。

 

 

2022年10月の振り返りと11月の行動計画

おはようございます☀

怒涛の10月、元気に乗り越えられました!

どれほどだったかというとこんな↓感じ。

保育参観あり(三男)、

誕生日会あり(長男)、

運動会あり(長男次男)、

誕生日あり(夫)、

バザーあり(長男次男)、

夫出張(3日間×2)あり、

ほいくえのたまごフェア(弊社企画イベント)あり、

誕生日あり(長男)🎃

 

こちらにさらに三男の保育園休園(一週間)も追加され、ずっとわちゃわちゃしました。

夫出張②のときに母がヘルプに来てくれたので、お祝いのケーキを3回食べました🎂

オザワ洋菓子店、アンテノール、31アイスクリームケーキと、どれもとても美味しかったです!

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元日に立てた目標はこちら。

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学び

  1. 年間180冊の読書
  2. 新規事業や個人事業で稼ぐ力をつける
  3. ブログ記事を毎週書く
  4. 「#勝手に保育者文庫」をTwitterで月2回つぶやく

10月は14冊の本を読了。毎週の読書記録は達成、「#勝手に保育者文庫」としてではないですが、2冊紹介できました📚

毎週の読書記録はこちら。

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Twitterで紹介した2冊はこちら。

 

どちらも名著ですよね。久しぶりに会ったSさんから「再読のすすめ」の話を聞いて、例えばこれらの本〜と挙げてもらったもの。ずっと前に読んでいましたが、内容を忘れていたり立場や関心事、役割が変わっていたりする今また読むと、違うなぁと思います。

 

こちらもおすすめです📚

 

 

 

 

 

 

こちらのイベントも無事に開催しました!振り返りはこれからになります。

hoikue.jp

 

 

余暇

  1. 温泉旅行をする(年1回)
  2. 味噌を作る
  3. 梅シロップを作る
  4. お野菜・お米購買先(茨城県・愛知県・岡山県)に行く

遠出は特になく、近場で遊んだ10月でした!

 

 

人とのつながり

  1. 家族(夫・長男・次男・三男)それぞれと過ごす、特別な時間を創出する
  2. 親しい人と深く関わる
  3. 新たな出会いを自ら作る、人脈を広げる
  4. つながりを創出するコーディネーターとしてもチャレンジする!

前職で一緒だったSさんとランチしたり、業務委託先のBBQにお呼ばれしたり。久しぶりに渋谷行ったんですが、最先端な感じでめっちゃおしゃれ〜ですね!あまり行かないので新鮮でした。美容院に行ったついでに気になりつつなかなか行けていなかったお店に行き、店主の方と再会!その時オーダーしたワンピースもそろそろ届くので、楽しみです。

家族では転居前の保育園が一緒だったKさん母子と(夫が美容院の間から)またまた遊んでもらったり中学校のイベント、幼稚園のバザーに初参戦したり。電車好きの三男の好みに合わせて電車ウォッチに出かけたり。土日もまあまあ忙しかったですが、充実していたなーといった感想です◎

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健康

  1. ジョギングをする(週2回以上)
  2. パーソナルトレーニングに通う(月2回以上)
  3. スクワット・腕立て伏せ・腹筋を強化する(週3回以上)
  4. 1万歩歩く(毎日)
  5. 7時間睡眠をとる(毎日)
  6. 目標体重を達成する(毎日)毎日体重を測る

10月は週2ジョギングはしましたが、セットの筋トレは相変わらずサボりがちです。寒いとスイッチが入りづらいのかもしれません、、。パーソナルジムに3回行ったからよしとしたいです。1万歩も7時間睡眠も達成できたと思います。

 

 

食生活

  1. 玄米菜食
  2. 家族みんなが美味しい・簡単な食事とおやつ作り
  3. カフェインフリーに努める
  4. シュガーフリーに努める

土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」を読んだら、料理がもっと楽しく、食べるもの、その時間も改めて考えるようになりました。いい刺激を受けられるものをインプットするって大切ですね。

 

 

11月は少しペースを落として、ゆったり過ごしたい気持ちです。といいつつゆったり過ごせた試しってしばらくないのですが、、日に日に寒くなってきたので、敷毛布にしたところです。寒くても朝から元気にいきたいですね!

今週の読書記録(221030)

おはようございます☀

 

今週は夫不在で実母がヘルプに来てくれていました。

遠慮なく夕飯、長男次男の幼稚園送迎をお願いしました。私が仕事で不在にしている間に掃除や洗濯物たたみなどもやってくれていて、肩の荷が軽くなったような。

大人の手が増えると安心感が違いますね〜!!

 

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せとうちのびのび畑さんから今週届いたお芋。

至福、眼福、最高の眺め!!もりもりいただきますー!!

 

今週は3冊です📚

「一汁一菜でよいという提案」土井善晴(著)

「普通においしい」がいい、そして「普通においしい」を届けるまでに数々の見えない工程があること、続けることの難しさも改めて感じる一冊。簡単なことを丁寧に、家庭の暮らしを大事に楽しく。私が目指していることってこんなことなんだよなぁと思いました。

 

 

 

「思考の整理学」外山滋比古(著)

大学生のときに初めて読んで「薄いけど難しくて、エッセンスが詰まった名著の予感…!」と思って購入しました。が、いつの間にか手放しており、時間も経っていたところ友人Sさんにおすすめしてもらい、再読しましたー!内容はかなり忘れてしまっていました。

・朝飯前の話(朝飯前の時間をつくる、しかも一日2回作ってしまう発想も素晴らしい!)

・ものを考えるときはゆったり、緊張せず、自由に、主観もなるべく除く

・いい考えが浮かぶ三上(馬上、枕上、厠上)、三中(無我夢中、散歩中、入浴中)、三多(看多(読書)、佐多(作文)、商量多(工夫、推敲))

・ひとつだけでは、多すぎる。ひとつでは、すべてを奪ってしまう

見つめた鍋だと、妙に力む、頭の働きものびのびしない。

・電源を入れなくてもいい(いつでも入ってる、自分でメリハリを決められる)、どこでも歩いていけるところが人間の強み

キャパや記憶能力のところでは、人間はコンピュータに勝つことは難しい。けれど歩ける、動ける、出会えるというところに、人間らしさが一番あるのかもしれない。

・褒められたところをよりどころにして希望をつなぎとめることができる(ピグマリオン効果

 

 

 

「ガラスの麒麟加納朋子(著)

十七歳の高校生、安藤麻衣子が殺された。その周辺の登場人物についての短編が連なり、安藤麻衣子の背景や殺された経緯、犯人が明らかになっていくミステリー。登場人物が多くなっていくと混乱しがちなのですが、終始面白く読めました。加納朋子さんのご著書、他にも読んでみたいです。

 

 

今週の読書記録(221023)

おはようございます☀

最近3歳の次男が図書館利用カードを作りました📚自分も本借りたい、読みたいというので、ここのところ週末は彼と二人で図書館に行くことが続いています。

 

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返却ポスト投函もおまかせ!!

 

今週は5冊です!

「いま、働く女子がやっておくべきお金のこと」中村芳子(著)

ジャケ借り的に読んだもの。勝間和代さんのご著書を一気読みしていた時代があるので、だいたいのことが分かりました。

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勝間和代さん、2年前からめちゃくちゃ読んでますね…!仲良しのNさんが以前「稼ぐ・貯める・守る・使う」と教えてくれたのですが、その辺りが詳しく書かれていて理解が深まりました。

やはり心身健康で、動ける(働き続けられる)ことが短期的に見ても中長期的に考えてみても、一番大切だと思います。あとはよく夫と話していることですが、うちは子どもたちが全員家を出る時(遅くとも18歳までにはと考えています)が50歳。そのときに中古マンションを買えるようになりたいなぁ。狙っているエリアがあって、間取りは1LDKが十分というか希望。その時のためにも、いま頑張ろうと改めて思いました!

 

 

 

「あなたがひとりで生きていく時に知っておいてほしいこと ひとり暮らしの智恵と技術」辰巳渚(著)

辰巳渚さん、きっかけは義母が教えてくれて、何冊かご著書を読んだことがあります。

 

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本を読むだけでも自律して身の回りもきれいで、大切なものに囲まれた生活で、魅力的な女性だと思っていました。バイク事故で亡くなった話を聞いたときはとても胸が痛みました。

こちらの本はタイトルの通り、ひとり暮らしをする方向けです。私もそのうち一人になるだろうからと思って読んでみました。いまのところ予定があるわけでは全くなく、子どもたちが独立したら、男女の平均寿命の話からして自分がひとり暮らしになるんだろうな、という想像の話です(できるだけ先の話であってほしいですが、このストーリーは結構意識しています)。

読んでみると、実家から初めて出る若者向けかなといった感じ。ひとり暮らしの初歩的なこと、いろはが詰まっていました。掃除は水拭きも取り入れてみたり、お金を「貯めよう」ではなく「余らせよう」で行動してみる、「近所は見ている」の意識で行動しようなど、響くポイントもいくつかありました。

 

 

 

「温室デイズ」瀬尾まいこ(著)

「そして、バトンは渡された」以来の瀬尾まいこさんご著書。

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今回の舞台は荒れた中学校。いじめ、先生への反抗や暴力、校舎も壊すなど…なかなか凄まじい。登場人物たちがそれぞれ、小さな勇気を振り絞って変化していく、という話ですが、いじめの描写がしんどくて暗くなってしまいました。いじめられているみちるがどうして来る日も来る日も登校できるのか、自分が親だったらすぐに引き離してあげたいのが本音だけど、その選択って果たして合っているのだろうかと思ったり。真に受けると辛い、逃げることだって別に全然悪いことじゃない。優子は教室以外の場所をいくつか経験していたけれど、いろいろな制度が整いつつある、セーフティーネットのような場所は学校以外にもいくつもあるのだということも分かった。

 

 

 

「ヘヴン」川上未映子(著)

川上未映子さんは「きみは赤ちゃん」「乳と卵」ぶり。「きみは赤ちゃん」は妊娠中〜赤ちゃん育児奮闘中の方に是非読んでほしい一冊。「乳と卵」は小説家川上未映子さんとして初めて読みましたが、なかなかな強烈カオスだった記憶です。

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「ヘヴン」も先ほどの「温室デイズ」同様、いじめがテーマで「温室デイズ」よりひどい。初めはいじめに遭っている僕とコジマのやり取りにほっこりしたり、「コジマって健気だな〜」と感じていたものですが…。事態はエスカレートし、それでも私達は正しい、受け容れている、というコジマの主張に少しずつ私は違和感や不気味さを覚えるようになり。僕がある決断をしたときの「逃げるの?」のひと言で、ひぇーーーーと恐怖を覚えました。あとは百瀬の「自分がされたらいやなことは、他人にしてはいけませんはインチキだ」の場面が忘れられない。自分で身を守ればいいんじゃないか、たまたまや組み合わせの問題、世界を区別して考える。今まで自分の頭にはない発想だったが一理ある気がして、こういう捉え方も必要なんじゃないかと思いました。あと僕の視界が明るくなるといい、と願った結末でした。

 

 

 

「53歳の新人 NHKアナウンサーだった僕の転職」内多勝康(著)

NHKアナウンサーだった内多勝康さんは53歳で心機一転、「医療的ケア児」のための施設でハウスマネージャーとして転職しました。それまでの経緯や現在のお仕事について、熱い思いが語られています。とても面白かったですし、仕事観を考えるきっかけになりました。「何のために仕事をしているのか。誰のために仕事をしているのか。」シンプルでとても大事な投げかけです。大阪で勤めているときに阪神淡路大震災があり、重度の自閉症の方との出会いがあり、印象に残る出来事が点と点が線になり、今の内多さんのキャリアに繋がっているように感じました。こういったことは日々日々意識して自分の身体に取り込むように考えていないと、繋げられない線のような気もします。ふてくされて社会福祉士の資格を取りに行った、この根性もすごいです。働きながら専門学校に通うって(このとき内多さんは47歳)、とても大変なことのはずです。

53歳にして全くの異業種に転向されて、わからないこと、役に立たないことだらけだったとありました。その中でも出来ることを増やし、役に立てるところをどんどん活用し、確実にスキルアップされている様子は素晴らしい!!!のひと言。「何のために仕事をしているのか。誰のために仕事をしているのか。」があるから、乗り越えられているのだろうなと。知らないからこそ思い切れた(知らぬが仏、ハードルを感じていたら転職していなかったかも)、ベースを低くしていると少しのことでも喜べる、ダメージが少ない(開き直りとも、気にしない、ともいえる)というエピソードも印象に残りました。発信力と、行政や自治体などにも訴えて巻き込んでいく力はアナウンサー時代のご経験、精神の賜物のようにも思いました。

 

 

今週の読書記録(221016)

おはようございます☀

今週は運動会あり、それによる振替休園あり、夫出張×3日あり、夫誕生日ありの盛りだくさん週間でした!

昨日は前の保育園のお友だちと集合、お昼までご一緒させてもらって長男次男は帰り道に散髪(1000円カット)も完了。

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うちの三兄弟(左)と、お友だち兄弟。前の美容室で夫がカットとパーマしてました。

久しぶりに会ってもすぐ打ち解けて無邪気に遊ぶ様子は、とてもいいな〜と思えます。

 

 

今週は3冊です。

「窓ぎわのトットちゃん」黒柳徹子(著)

ずっと前に読んだことあります。先週会ったSさんが「気になる本は何度も読んでみるといい、その時の自分によって受け取り方が変わってくる」と話していて、Sさんが「窓ぎわのトットちゃん」を勧めていたのでそのまま。

母になると子どものことをすごく考えるようになりますが、その接し方や関わり方、言葉の選び方で考えさせられることが多々。トモエ学園のような学校なら、きっとみんな、子どもも大人も楽しいだろう。

トットちゃんがお財布をトイレに落としてしまい、探し回っているときの小林先生の言葉。言えるかなぁ。プールで遊ぶときはみんな裸で。学びの機会とは日常に転がっているので、活かせるかなんだろうなぁ。

リトミックを取り入れる理由として「リトミックを行うと、性格が、リズミカルになります。リズミカルな性格は美しく、強く、すなおに、自然の法則に従います。」という言葉も深い。反応することって生きるうえでとても重要な要素だろう。

 

 

 

心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える」石井遼介(著)

心理的安全性」とはよく聞くけどよく分かっていなかったので、数ヶ月待って(引っ越してすぐ予約したはず、8ヶ月くらいか?)ようやく。良書で全部吸収できていないので、購入検討中。

・日本の文化において心理的安全性を確保するのに重要な因子は「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新規歓迎」の4つ

言葉もきっかけであり、行動やみかえりを引き起こすものなので、適切に言葉をかけることがとても重要そう。

・自信それ自体は存在しない
いくつかの行動パターンに、自信というラベルを貼っているだけだということ。自信を形作る行動とは、大きな声で話す、よい姿勢を保つ、流暢に話す、目をしっかり見るなどなど、具体的なものの。その一つ一つが一本一本の花のようで、ブーケ(自信)になるイメージ。

心理的柔軟性を身につけるには「変わらないことを受け入れる」「大切なことへ向かい変えられるものに取り組む」「マインドフルに見分ける」

思考=現実から脱出する、物語者ではなく観察者として自分を見る意識を持つ、が特に大事そうだと感じた。ネガティブ思考から動けなくなる、適切な言動ができなくなる、周囲によくない影響を及ぼすことがある。また、いまに集中するためにも「過去からの流れを持つ自分」ではなく、「いまここの自分」を俯瞰的に、客観的に見ることが必要。そうすることで「変わらないことを受け入れる」に繋がります。

・私の「行動」は、相手の「きっかけ」や「みかえり」だということを改めて認識する

きっかけ→行動→みかえりの構図を理解する。どう言動してどうなった、の行動分析がキー。何かよくない報告を受けた時「なんでこうなった?」と質問するのは最善じゃないかもしれない。「そうなんだ。」とか、「報告してくれてありがとう。どこをどうしたらリカバリできるだろう?」と一緒に考えるとか。個人を攻撃するのでなく、自分の反応、習慣は変えられる。

・言われた通り行動ではなく、確かにそうやな行動(この行動を起こすことで、たしかにこのみかえりにつながるんだ!とナビゲートできる言葉がけ)、そんな気してきた行動(この行動の源泉や大義(きっかけ)はこんなことなのだ!と導くことで、行動を強化する)を起こせるといい。

 

 

 

「交渉の達人 ハーバード流を学ぶ」ディーパック・マルホトラ(著)、マックス・H・ベイザーマン(著)、森下哲郎(監訳)、高遠裕子(訳)

この手のことが弱いなぁ、、、と思っているので、とりあえず借りてみたもの。読み込みきれないけど良書なので、こちらも買おうかなと思っています。

超基本的なものも含みますが、ちゃんと考えたいと思ったこと、印象に残ったこと。

・自分のBATNA(不調時対策案)と相手のBATNAを見極める

・自分と相手の留保価値、ZOPA(合意可能領域)を計算する

・まずは聴く、がよさそう

→何を求めるかだけでなく、なぜ求めているかを問う、要求ではなく利害の調整を目指す(どちらも勝てるように、という話聞いたことある)、「売り込む」と「交渉する」の違いを理解する

・高めだが現実的な目標を掲げたときにも、正当性が伝えられるか

コピー機を借りる、割り込みをしたい際にもあえて「コピーをしたいのです」を添えたほうが事は上手くすすむ。

・事前の情報収集と慎重で適切な投げかけって大事だという話

フレーミング効果(得る時はたしかなものを求め、失うものがあるときは「いちかばちか」を求める習性がある)

・後悔の回避(あと少しで金メダルだった銀メダリストより、メダルをもらえた銅メダリストのほうが満足そうに映る。順位としては銀>銅なのに不思議である)

・相手の利得は分散し、相手の損失はまとめるが吉

歩いていて計20ドル拾うとき、20ドル札を一箇所で拾うよりも10ドル札を二度にわたって拾ったときのほうが嬉しく感じる。反対に計20ドルを一度になくすより、10ドル札を二度にわたって紛失したときのほうが余計に落ち込む。

ので、利得は小出しや積み上げにして見せる、損失はまとめて出したほうが印象が最善。

・ドア・イン・ザ・フェイス(DITF)戦略とはまず相手に断らせる(そのあと無理のない、小さな交渉をすぐに続ける)戦法

・フット・イン・ザ・ドア(FITD)戦法とは優しい依頼でOKしてもらったあと、関連する難しい依頼をする戦法

 

今週の読書記録(221009)

おはようございます☀

三連休初日はレンタカーでお出かけし、明日の長男次男運動会に備えて、今日はゆっくりしたいわが家です。

 

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久しぶりにSさんとおうちランチも🍚

「わが子と一緒にいられる時間は思っているよりも少ない」「いろいろ見すぎると大切なものがわからなくなるよ」「気になる本は何度も読んでみるといい、その時の自分によって受け取り方が変わってくる」「人生は近くで見ると悲劇、遠くで見ると喜劇(チャップリンの言葉)」etc. のアドバイスを受けて、なんかスッキリして帰ってきました。

 

今週は3冊です📚

クローズド・ノート雫井脩介(著)

以前読んだ「検察側の罪人」がものすごく面白くて、ジャンルががらりと変わりますがこちらも読了。ああ最後ってもしかしてこんな感じ、かも、、?と思った結末になりました(笑)意外性はなかったかな〜というのが正直な感想です。

映画化もされているのですね(15年前に。というか沢尻エリカの「別に」が飛び出したのってこの舞台挨拶の場だったのか)!

 

 

 

「物語のおわり」湊かなえ(著)

こちら北海道が舞台。とある書きかけと思われる物語を、さまざまな登場人物たちがさまざまな場面で読んでいくというもの。読み手が違えば感じることも考えることも、全然違ってくるとすごく考えさせられる。原稿がバトンのようにリレー形式で短編が続き、北海道の景色も思い浮かべながら、楽しかったです。

 

 

 

ナラタージュ島本理生(著)

島本理生さんのご著書は「ファースト・ラヴ」「リトル・バイ・リトル」を読んでいたところ。ナラタージュとは、ある人物の語りや回想によって過去を再現する手法のことを指すのですね。こちらも2017年に映画化されてました(有村架純さん、松本潤さん、坂口健太郎さん)

大学生の泉、高校の演劇部顧問の葉山先生、舞台をきっかけに出会った小野くんが主な登場人物ですが、読み込めていないのかモヤっとした感が残りました。

泉の弱さの元がどこにあったのかとか、葉山先生ずるいな〜とか、小野くん結構ヤバいなとか、いろいろ気になってしまい。

 

死んでしまうくらい嫌なことなんて簡単にほうり出してしまってかまわないんだ。君よりも苦労してがんばっている人がいるんだから君もがんばれ、なんて言葉は無意味で、個人の状況を踏まえずに相対化した幸福にはなんの意味もない。誰だって本当は自分の好きなことや明確な人生の目標に対してしか苦しんだり努力したりはできないものなんだから。君が本当に今の場所から離れたいと思ったとき、僕はそれを逃げているとは思わないよ。

 

葉山先生のこのセリフが大好きで、読み返しました。あと「まだ実際に起こっていないことに対する心配なんていうものは、しょせん、すべて妄想なのよ」(志緒)といったセリフもあり。そこが自分にとっては一番印象に残りました。