おはようございます☀
金曜から4連休のわが家、初日は稲毛海浜公園に行ってきました。
残りの3日間は近場の公園に行く程度ののんびりな毎日。
今週は3冊です!
「なぜ安アパートに住んでポルシェに乗るのか」辰巳渚(著)
先週読んだ富士通本の巻末広告に載っていて、タイトルに惹かれて借りてみたもの。あまり物を持たず、衝動買いもほとんどなく、これが欲しいーー!という熱狂も今は薄れている私には響くところは特になく。ササーーっと読みました。
「チョコリエッタ」大島真寿美(著)
これも先週読んだFukushima50の巻末広告から興味を持って借りてみたもの。主人公の境遇と自分の経験がそんなに重ならないのですごく感情移入できたというわけではないが、思春期の誰にでもある心の揺らぎや不機嫌不安定になる日々が優しい文章で描かれている、という印象。
「自分の運命に楯を突け」岡本太郎(著)
久しぶりにお会いしたSさんからのおすすめ。岡本太郎というと変人奇人のイメージが強かったですが、この本を読んで印象が変わりました。真面目に真っ直ぐ、ただ自分の信念を貫く人、自信を体現している人だと。
自信については「自信とは得意になることじゃない。むしろ悲劇的になることだ」と述べています。
「ほんとうの生き方とは、空想と現実のからみあいの中で生きること」「無目的に挑む」「挑むと攻撃はちがう、挑むとは耐えることだ」「おおらかで激しい心を誇りとして」とも。逆説のようで、落ち着いて噛み砕いていくと見えてくるのは「自分は自分でいる」ことの貴さと危うさ。序列も体裁も不要、音痴だからと悩む必要はなくて、大声で歌っていい。感性を磨く必要だってない。
「他人にどう思われるかなんて、ほんっと、どうでもいい。誰かに嫌われても、必ず愛してくれる人が現れる。」とは黒川伊保子さんの大好きな言葉ですが、岡本太郎節と通ずるものがあります。太郎さん流に付け足すなら、てめえが愛したらいい話だということかな、と。
生死についての哲学、社会の中での人間観、生きていく熱量、この3つを持ち合わせている人はどこまでも魅力的だ。
孤独だからこそ純粋に生きられる。瞬間瞬間に賭ける、将来なんて勝手にしろ。愛校心愛国心はイマジネーション。なかなか強烈に深く刺さります。
自信を持つべきとは言われるけど、深掘りしてみると
自分の信念を探す意思があるか?
それを貫く意思があるか?
折れない心を持っているか?
支えになる存在があるか?(日々この繰り返し)
なのかなと。仕事をしている自分に自信を持てない方、今のまま働いていていいの?と悩める方、猛烈な背中押しを必要としている方に是非読んでほしい。示唆に富む一冊でした!