つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(221009)

おはようございます☀

三連休初日はレンタカーでお出かけし、明日の長男次男運動会に備えて、今日はゆっくりしたいわが家です。

 

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久しぶりにSさんとおうちランチも🍚

「わが子と一緒にいられる時間は思っているよりも少ない」「いろいろ見すぎると大切なものがわからなくなるよ」「気になる本は何度も読んでみるといい、その時の自分によって受け取り方が変わってくる」「人生は近くで見ると悲劇、遠くで見ると喜劇(チャップリンの言葉)」etc. のアドバイスを受けて、なんかスッキリして帰ってきました。

 

今週は3冊です📚

クローズド・ノート雫井脩介(著)

以前読んだ「検察側の罪人」がものすごく面白くて、ジャンルががらりと変わりますがこちらも読了。ああ最後ってもしかしてこんな感じ、かも、、?と思った結末になりました(笑)意外性はなかったかな〜というのが正直な感想です。

映画化もされているのですね(15年前に。というか沢尻エリカの「別に」が飛び出したのってこの舞台挨拶の場だったのか)!

 

 

 

「物語のおわり」湊かなえ(著)

こちら北海道が舞台。とある書きかけと思われる物語を、さまざまな登場人物たちがさまざまな場面で読んでいくというもの。読み手が違えば感じることも考えることも、全然違ってくるとすごく考えさせられる。原稿がバトンのようにリレー形式で短編が続き、北海道の景色も思い浮かべながら、楽しかったです。

 

 

 

ナラタージュ島本理生(著)

島本理生さんのご著書は「ファースト・ラヴ」「リトル・バイ・リトル」を読んでいたところ。ナラタージュとは、ある人物の語りや回想によって過去を再現する手法のことを指すのですね。こちらも2017年に映画化されてました(有村架純さん、松本潤さん、坂口健太郎さん)

大学生の泉、高校の演劇部顧問の葉山先生、舞台をきっかけに出会った小野くんが主な登場人物ですが、読み込めていないのかモヤっとした感が残りました。

泉の弱さの元がどこにあったのかとか、葉山先生ずるいな〜とか、小野くん結構ヤバいなとか、いろいろ気になってしまい。

 

死んでしまうくらい嫌なことなんて簡単にほうり出してしまってかまわないんだ。君よりも苦労してがんばっている人がいるんだから君もがんばれ、なんて言葉は無意味で、個人の状況を踏まえずに相対化した幸福にはなんの意味もない。誰だって本当は自分の好きなことや明確な人生の目標に対してしか苦しんだり努力したりはできないものなんだから。君が本当に今の場所から離れたいと思ったとき、僕はそれを逃げているとは思わないよ。

 

葉山先生のこのセリフが大好きで、読み返しました。あと「まだ実際に起こっていないことに対する心配なんていうものは、しょせん、すべて妄想なのよ」(志緒)といったセリフもあり。そこが自分にとっては一番印象に残りました。