つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(220130)

おはようございます☀️

金曜日に引っ越しました!段ボールがゴロゴロ、工夫しなきゃいけない箇所がまだまだありますが、無事に終わって何よりです。

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新しい場所でも、図書館の利用登録をしよう。

 

今週は3冊です📚

「「勝ち方」の流儀」桜井章一(著)、勝間和代(著)

麻雀の世界で勝ち続けてきた桜井章一さんと、勝間和代さんとの対談。勝間さんもプロ雀士なのですね。

勝ち続けてきたけど勝ちにこだわらない、自然に委ねる桜井さんと、ロジカルに考える、分析することを得意とする勝間さんでは、意見が異なるところも多々ある感じでしたが、そこも含めて面白く読ませていただきました。

桜井さんの「夢は追いかけるものではなく一緒に歩くもの」というお言葉が素敵だなーと思っていたら、勝間さんが「それはフロー、ゾーンのようですね」と突っ込む。

運を「天運」「地運」「人運」として、運に恵まれている人ほど普段の行いから違和感をなるべく排除する、「やるべきこと」を意識した言動をとれているという話。運がいい、運が悪いとそれぞれ自覚する人についての研究結果をここで勝間さんが例にあげて共感する、という流れも楽しく学ばせていただきました。

勝ち負けにこだわるのではなく「ミスを恐れずに新しいことをやってみる」ということも大きな意味がある、という話も。得た人よりも失った人のほうが語れる話がある、そこには教訓も含まれている、というところで、人生の豊かさが関わってくるのだなと感じた次第です。死んだら何も残らない、天国に何か持っていけるわけではないですしね。

とても示唆に富む対談でしたが「日常から細かい違和感を排除する」「まず自分が動く」姿勢が大事、というところが一番響いたポイントです。

 

 

 

「仮説力 できる人ほど脳内シミュレーションをしている」竹内薫(著)

仮説を立てることや科学する気持ち、数字を持って考えること、数学を愛することが、どう生き方やビジネスに影響してくるのかが、よく伝わる一冊です。科学することや数学を学ぶことが粘り強さを鍛えることであり、ビジネス感覚を育てることにもつながる、というリンクのしかたが目からウロコというか、とても素晴らしいと思いました。

科学と科学でないものの違いは「反証できるかどうか」というところもすっかり抜け落ちていたので、意識して物事を考えたり話したりできそうです。科学は言い訳をしない、という言葉もいいですね。あとがきの、少年Kがたった一つ「できる分野(科学)」を見つけ、そこから人生を切り拓いていくストーリーもとても素敵です。自分にとっての「できる分野」を見つけ、生かしながら自分も生きていきたいものです。

 

 

 

リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間」高野登(著)

こちらTwitterで保育者の方におすすめいただいたのですが「ああーリッツ・カールトン、泊まってみたいなぁ」とまずミーハー心で思いました(笑)

お客様が紳士淑女であると同時に、従業員も紳士淑女であるという方針が素晴らしいですよね。顧客も大事、雇用者も大事、と垣根を越えて人を大事にする姿勢は、さまざまな場面で必要な意識かと思います。基本的なことなのでそりゃそうだよ!って感じだと思うのですが、意識を徹底して続けること、見えるようにすることがとても難しい。リッツ・カールトンはその積み重ねをやられてきての今、なんですね。

いいホテルという位置づけではなく、感性豊かなホテルという評価を求めているという話。他のエピソードでもありましたが、従業員が豊かな感性をもって働けることが、生き生きした仕事につながり、ホテルの評価向上に繋がることを感じます。考えるな、感じろ(考える前に、お客様の温度を感じなさいというエピソードがありました)、五感を使って気づくのだという話もありました。そう考えると、そこにいる人の感性を豊かにする、気付けることを増やす、五感を活かせるような仕組み、場を作ることこそが、会社が一番努力すべきことかと感じました。