つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(210307)

おはようございます☀

 

ひな祭り、実家にいたときは三姉妹のために父母が何かとしてくれました🎎…が、男性80%環境ではひな祭りのインパクトはほぼ無力に等しく、保育園の製作物を受け取るまで忘れておりました。

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さて、今週は6冊です。

クマのプーさんの「のんびり」タオ」ベンジャミン・ホフ(著)、E・H・シェパード(絵)、𠮷福伸逸(訳)、松下みさを(訳)

老子の唱えるタオの概念をプーさんの話に乗せて学ぼう、といった一冊。表紙や挿絵のイラストが本当に可愛い、プーの世界の物語も癒やされます。今日からの過ごし方に活かしたい、素敵な考え方たち。

知恵とは知識に思いやりが足されたもの。

自分の弱点を軽視しない生き方のほうが長く佳く生きられる。限界を受け入れると手を焼いたり妨害されたりする一方で、いっしょにやっていくことができるというボーナスがあるよという「一病長命、無病短命」の考え方。

好奇心「なぜ鳥は冬のあいだ南のほうに飛んでいくのですか?」科学「本能です」のQAは、結局「わかりません」っていうこと。ほんとうに知る必要はなくて、必要なのは「内なる自然」を認めて「あるがままのもの」とともにやっていくこと。

結果ではなくプロセスが大事だし、一番楽しいところ。たしかに私は一日の中で寝る時間が一番好きだ。寝ている最中ではなくて、布団に入って一日を振り返りながら入眠しようとするあの温かな時間。正確に表すと「寝ようとしている時間」が好き。

自分にとっての知恵と満足の値打ちを知り、人生をみずからのものにする。

 

 

「勝間式 超ロジカル家事」勝間和代(著)

勝間節が大好きで、気付けば15冊ほど読んでいる私はカツマーだと思います。勝間さんの「女性は本当に大変。楽に生きたいから本を読むし資産運用するし家事仕事を工夫する、それをシェアしてみんなで佳い人生にしましょう」というスタンスが大好きです。料理の切り口ではあまり勝間節を受けてなかったのですが、保育園友人のKさんがホットクック購入をきっかけにハマった模様。ホットクックランチ会を家族ぐるみで開いてくれたり、いろいろ教えてくれたので私も興味を持ち。調理家電が欲しくなっていて、断捨離したくもなっています。

 

 

amazonすごい会議佐藤将之(著)

前述の保育園友人Kさんの旦那さまの本を、面白そうだよとKさんが貸してくれました。

1on1を増やしてコミュニケーションの密度を上げる、PowerPointではなくWordで伝わる資料作りをする、シンキングバックワーズとプレスリリースのひな形を応用して要点をまとめる、会議後必要事項を即まとめて共有する…参考にして実践したいことが多くありました。

 

 

「月と六ペンス」サマセット・モーム(著)、金原瑞人(訳)

保育園のお父さん友達Sさんから借りたもの。画家のゴーギャンをモデルにした物語ですが、狂気的な生き様の凄みが、私の頭の中では消化しきれません。この人は何のために生きたのだろうが最後までわからなかったが、どこで生きるかを大事にしていた人だということはわかる。ストリックランド以外の登場人物も私もみな、生きる場所を大事に選びたい気持ちは共通。ストリックランドの野性味あふれる生き様に憧れたからか、引き込まれるように一気に読了しました。

 

 

「はじめの一歩を踏み出そう 成功する人たちの起業術」マイケル・E・ガーバー(著)、原田善浩(訳)

twitterで投稿を見かけて読んでみたのですが、今の私にぴったりの良書でした。これから事業を興そうとしているのですが、職人的観点から抜け出せないことを痛感。そのままいくと縮小化か撤退しか未来はなさそうで、それは本人たちはもちろん関わってくれた人にも失望を与える、と。起業家的な思考で事業を扱わねば、枠や仕組みを意識せねば。壁にあたったときに何度も読み返したい一冊。

(2021.11.03再読追記)

個人的にやりたいことがあって事業を興す、起業する。その時の自然に湧き上がる想いは「個人のもの」で、起点になるのでものすごく必要。ただこの「想いを形にすること」を仕事にするのであれば、「個人としての自分」から「経営者としての自分」に発想を切り替え、職業人からの脱皮を意識してしなければならないのだろう。初めはかけられるお金も限られるので、経営者というよりなんでも屋の動き方になるのだろうが、自分たちだけでは手一杯になってきたとき、仕事量に限界が見えたところで人を雇う。この時に起業家的な思考で、マネージャー的な観点で「思い描くビジネスを供給する仕組み」を作れるかどうか、それを従業員に適切に授けられるかどうか、大きくなる組織で各人に対する期待要件と各仕事に対する責任所在を明らかにできるかどうか。すごくキーになるのだろうなと思いますし、個人事業ではなく企業としての仕事を自分が希望するのであれば、知っておかなければいけないことばかり。

職業人から起業家への変身を遂げるときに最も必要になってくるのは「自分自身がどんな人生を送りたいのかどうか?」。人生設計の一部として事業を考える、という観点はあまりなかったので、目からウロコでした。自分がどう在りたいか、から事業を位置づけして、意味づけをして、逆算して今できることを進めていく。シンプルですがなかなか難しい。やはり壁にあたったときには、何度も読みたいなぁと思いました。

 

 

「女の運命は髪で変わる」佐藤友美(著)

勝間和代さんの本でおすすめされていました。髪型、ツヤ、大事ですね。メイクで顔を整えるより天然に近い美しさを磨けるし、与える印象を左右する要素。これまで気にしたことなかったので、良い刺激を受けました◎なりたい自分像に髪型を近付ける、ブランディングアイテムとして活用する考え方も今までなかった!

シャンプーのしかた、ドライヤーのかけ方を変える(子とお風呂入ると気を配れないところなのだけど、夫の手を借りる)、

ヘアオイル使う(豆野さんにオーダーした椿油がちょうどもうすぐ届く)、

来週末美容院に行く予約をしたところ(クールな印象を与える前下がりボブが今の気分)、

というわけで、モチベーションが上がる一冊でした。