つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(221113)

おはようございます☀

 

路面電車に乗りたい!と三男がいうので都電荒川線に乗って、何本もウォッチする日曜日を過ごし、昨日は長男次男の幼稚園で行事がありました。

その一環で次男クラスの親子で消防署に行き、訓練や実際の車両を見せてもらったら大興奮でした!

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今週は3冊です📚

「おしゃれは7、8割でいい」地曳いく子(著)

疲れない程度に、自由度高く、自分が楽しめるおしゃれを日々しましょう、というメッセージを受けました。トライアンドエラーがつきものですよの文脈で「失敗を避けるとわからなくなっていく」という一文があったのですが、こちらはたしかに…と頷きました。人生はほとんど失敗で成り立っているのですから!という言葉もいいです。

上げマークと下げマークを活用して「アップダウン日記」をつけてみる、というのも面白いです。上がるアイテム、上がる人との時間を意識的に増やしていき、エナジーバンパイヤ(テンションが上がらないアイテムや会うと疲れる人)を整理する。心地よく過ごせそうな気がします。

いっそ「疲れた」「できない」「似合わない」をデフォルト(標準)と思ってしまうという、ポジティブから入る英語ではなく、「私は疲れています」と例文に出してしまうヨーロッパの人を見習うというのも一つかなと、参考になりました。

 

 

 

「なんにもないから知恵が出る 驚異の下町企業フットマーク社の挑戦」磯部成文(著)、三宅秀道(著)

おむつカバー屋として小さな商店を営んでいた頃、ご近所のお悩みから生まれた介護おむつカバーを開発したそうです。

そして「大人用おむつカバー」→「病人用おむつカバー」→「医療用おむつカバー」と試行錯誤しているなかで発明した「介護」という言葉。フットマーク社さんが商標登録しているとは、割と新しい言葉だったとは、全く知りませんでした。

そこから水泳帽、アクアスーツなどといった水泳周りの市場を作り、切り拓いていく様はほんとうにすごいです。

私が特に好きなのは金メダリストの田口信教さんからもらった「水を楽しむ」と書かれた色紙をヒントに、泳法マークとコメントを入れたTシャツ「マイバッグ」シリーズを開発した話。当時水泳をやっている人たちを象徴する姿ってなかったんですね(野球部やテニス部の子たちは第三者にもわかる持ち物や風貌だった)。自分は水泳をやってるんだ!楽しんでいるんだ!頑張っているんだ!という想いを形にした素晴らしいアイディアだと思いました。

それと美大から入ってきた新入社員の方が区民プールに利用者として通い、おばちゃんたちの本音を集めてアクアスーツを開発する話もいいですね。現場の声を収集する、自分もその場に入り込んで、というのが肝なのかなぁと思います。

 

 

 

「叱らない、ほめない、命じない。あたらしいリーダー論」岸見一郎(著)、小野田鶴(構成・編集)

「嫌われる勇気」の岸見一郎さんのご著書です。私も過去にいくつか読んでいます。

rmoryrim.hatenablog.com

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・「威圧的な態度」と「毅然たる態度」は違う

(威圧的であるとは、周囲をも怖がらせること)

・1on1のねらいは、今後の仕事に活かせる話をすること

・勇気づけには感謝を

・失敗したときの責任のとり方は「可能な限りの原状回復(を当事者がする)」、「必要ならば謝罪する」「同じ失敗を今後、繰り返さないために話し合う(忘れがち)」

・「評価」と「価値」を切り離して考えること

誰かから「評価」を受けて落ち込んだり喜んだりはよくあるが、その「評価」は必ずしも正しいとは限らない。自分の「絶対的な価値」とは違うと言い聞かせることも必要。

 

リモートワークやオンライン会議、授業のほうが質問が増えたという話が意外でした。読まなければならない空気がなくなる、割り切りやすくなる、周りの目が気にならなくなるため、民主的になりやすいとの考察も興味深いです。