つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(210228)

おはようございます☀

ふるさと納税返礼品で届いたキウイを楽しんだ今週。

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今週は5冊。

「ダメなやつほどダメじゃない」萩本欽一(著)

「運が開ける【欽言録】」萩本欽一(著)

欽ちゃん節を引き続きインプット。2015年73歳にして大学に入学したときのことも書かれているのですが、これは簡単には真似できない、すごいこと。この年齢になって芸能で一世を風靡して、経験も知識も十分蓄えられたように(傍からは)見える。それでも「普通の人が身につけている教養がほしい」「そのために挑戦したい」と思えること、そしてそれを実行に移されたことに心からの敬服を覚えます。ストイックで、謙虚で、運に身を委ねる柔軟さがある。そういう人のところに運が運ばれるんだろうなぁ。

 

 

「百歳の遺言 いのちから「教育」を考える」大田堯(著)、中村桂子(著)

教育研究者の大田先生、生命科学を専門としJT生命誌研究館館長の中村先生の対談。これは教育とは、生きるとは、学ぶとは、示唆に富む一冊です。

忘れたくない考え方をメモ。

・遊ぶことと学ぶことは本来一体。そう考えたら「遊ばせる」「学ばせる」という「やらせ」言葉は出てこない。学ぶことは生きることである。

・「教育」は上から下へ一方的なレクチャー、「上から目線」の印象を与える言葉。「啓蒙」「普及」もそう。福沢諭吉もeducationを「教育」と訳すのはおかしい、「発育(はつゆく)」にしたほうがよろしいという考えだった。「発」には学ぶ側の中から出てくる感じがする。言葉が持つ力は本当に大きい。

・科学を過信しない。育児学もがらりと変わる。粉ミルク+ビタミン剤が最も良いとされる時代があったり、母乳が一番良いと言われる時代があったり。抱き癖がつくから一人で寝かせようと言われたと思ったら、今ではできるだけたくさん抱っこしましょうと言われている。常識と言われるものはコロコロ変わる。研究は大事だけれども、日常の感覚を大切にすることも忘れてはいけない。科学が発達しても、何かが分かったところで分からないことの方が圧倒的に多い。

・同じで違うが、生きものの面白さ。いまの環境は何でも画一化しすぎていないか?

・人間はなぜ二足歩行を始めたのか?著者のお二人の「その気になったから」という解が面白い。「説得するよりも納得」という言葉も、その通りだなとまさに納得。

・生きものと外との関係、何に価値を見出し受容するかは生きものによって違う。その中でそれぞれが生きている。ユクスキュルの「環世界(ウンベルト)」という考え方が初耳で、目から鱗で一番忘れたくない。

 

「自分らしく生きる」小澤牧子(著)

これも良書。中学生以上向けとのことですが、子育てをする私にも非常に響きました。息子たちが中学生になったときにも、勧めたい。

わが子が産まれたときのこと、その時の気持ち、ともに頑張ってくれたことへの感謝は出し惜しみせず伝えよう。

私もわが子も別の人格であり、別の人生がある。ぶつかりながら、自分を守りながらそれぞれの自分が見えてくる日々を送りたい。

頭が良いとはどういうことか。成績のこだわりを越えて、ろくろ首ではなくからだ全体で、日常のなかで学びたい。

違うと思ったら、違うよ!という勇気を持つ。足を踏まれたほうは痛いけれど、踏んでいるほうは「痛いですよ」と言われるまで気づかない、悪気もないので伝えられて助かることも多々。

あとわが家は相変わらずテレビなし家庭ですが、要らないなぁと改めて。

 

 

ラクしておいしく、太らない!勝間式超ロジカル料理」勝間和代(著)

保育園の友人Kさんが貸してくれました。勝間和代さんの本はかなり読み倒しているのですが、料理ジャンルは初めてかも。調理家電、欲しくなる。。。

鍋フライパン、塩しょうゆオリーブ油味噌以外の調味料を手放す思いきりはないけれど、食べものが身体を作るから美味しくヘルシーにいただく、そのためにこだわりたい、日々の営みなのでなるべくラクしようという考え方は心から賛同。

果物が一番美味しいおやつ、衣食住が整えばだいたい幸せ。

仕事は幸せを実現するための手段にすぎなくて、家事が私たちの人生を幸せにする。

塩0.6%、包丁の使い方は早速実践。