つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(210829)

おはようございます☀

 

本日はこのイベントをこれから控えており、やや緊張気味…!

childcaresupport.jp

 

昨夜は花火をしました🎆もう夏も終わりますね。蝉の鳴き声も細くなってきた感じがします。

f:id:rmoryrim:20210829053726j:image

 

さて、今週は5冊。三男体調不良で在宅日が多く、読書時間多めでした!

 

「知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えたこと」立花隆(著)

読書家の友人Kちゃんが教えてくれたのですが、知性の塊のような方がどんなことを考えているのか、垣間見た気分です。行動力、熱量も伴っているので頭でっかちにならず、情報メタボにならず、もっともっと遠くに身軽に泳いでいけるのだな、と。

自分の内側から湧き出る好奇心のままに動くこと、現物主義であること、ヘルシーを通り越してサヴァイブのコツを思い知った気分です。

著者が活躍されてきた分野が多岐に渡りすぎるのですが、私は医療(脳死問題・がん)やサイエンス(サル学・宇宙)のところと、終盤の死生観の章が特に興味深かったです。「死ぬまでちゃんと生きる」「まあ、死ぬときは死ぬさ」「いい夢を見ようという気持ちで人間は死んでいくことができるんじゃないか」など。死について考えることが、生きるために必要だと改めて揺さぶられる一冊でした。

 

 

「乳と卵」川上未映子(著)

「ランニングと保育」主宰者のIさんに教わったもの。川上未映子さんの本は「きみは赤ちゃん」以来。 

rmoryrim.hatenablog.com

とことん読みづらいのに面白く、カオス感ありますが強烈に記憶に残る感じは、著者の才能でしょうか。テーマがみんななんやかんや知りたい、誰にとっても切って切り離せない日常だから、というのもあるのかもしれません。

…という感想をIさんにシェアしたところ、何度か読むと川上流の特徴が掴めてくるとのこと。

 

 

「92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て」大川繁子(著)

あちこちで盛んに言われている「子どもの主体性を尊重する保育」を随分前から実践している保育園の、大ベテラン保育士による育児のススメ。モンテッソーリアドラー心理学がきっかけになったそうですが、それらを取り入れるまでの30数年間の保育を転換させて今があるという事実に、大川先生や保育施設の柔軟性を感じます。数十年間やってきたことを変えるって、保育に正解はないとか、答え合わせができない、効果が見えづらいなどと言われることもある中で、簡単なことではないと思います。大川先生の戦時経験から「教育による影響は計り知れないもの、だからこそ慎重に取り扱わなければならない」という、強い姿勢の結果かと思います。

機会を与えるのが大人の役目、自分で考え行動してほしいなら選ぶことから、「お母さんと子ども+お父さん」から「夫婦と子ども」の時代へ、何歳になっても心が動くことをやりましょう、のメッセージがとても響き、自身のあり方を考える機会になりました。

 

 

「生きながら火に焼かれて」スアド(著)、松本百合子(訳)

こちらも友人Kちゃんからのおすすめ。ただただ辛い。生きても死んでも女性にとって地獄のような場所があるという事実に呆然としてしまい、「生かされて」よりも心の消耗が大きく、思考の余裕も持てませんでした。 

rmoryrim.hatenablog.com

祈るような気持ちで、恐怖と背中合わせで生きる人がいること。己の犠牲と闘いながら、誰かのためにと肯定的に行動する人がいること。その姿勢を見習いたいです。

 

 

「60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法」神田昌典(著)

神田昌典さんの本は好きで、これまでも結構読んできました。 

rmoryrim.hatenablog.com

rmoryrim.hatenablog.com

rmoryrim.hatenablog.com

rmoryrim.hatenablog.com

rmoryrim.hatenablog.com

 

新規事業を考えている真っ最中なので、戦略の立て方狙い方(戦術)のヒントを得ました。顧客が「是非売ってほしい」と言ってくれるゲームにいかに仕立てるか、神田昌典さんはそこを徹底的に一貫して論じていて、自身の頭の中と照合して考えを巡らせていました。