つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(221016)

おはようございます☀

今週は運動会あり、それによる振替休園あり、夫出張×3日あり、夫誕生日ありの盛りだくさん週間でした!

昨日は前の保育園のお友だちと集合、お昼までご一緒させてもらって長男次男は帰り道に散髪(1000円カット)も完了。

f:id:rmoryrim:20221016073015j:image

うちの三兄弟(左)と、お友だち兄弟。前の美容室で夫がカットとパーマしてました。

久しぶりに会ってもすぐ打ち解けて無邪気に遊ぶ様子は、とてもいいな〜と思えます。

 

 

今週は3冊です。

「窓ぎわのトットちゃん」黒柳徹子(著)

ずっと前に読んだことあります。先週会ったSさんが「気になる本は何度も読んでみるといい、その時の自分によって受け取り方が変わってくる」と話していて、Sさんが「窓ぎわのトットちゃん」を勧めていたのでそのまま。

母になると子どものことをすごく考えるようになりますが、その接し方や関わり方、言葉の選び方で考えさせられることが多々。トモエ学園のような学校なら、きっとみんな、子どもも大人も楽しいだろう。

トットちゃんがお財布をトイレに落としてしまい、探し回っているときの小林先生の言葉。言えるかなぁ。プールで遊ぶときはみんな裸で。学びの機会とは日常に転がっているので、活かせるかなんだろうなぁ。

リトミックを取り入れる理由として「リトミックを行うと、性格が、リズミカルになります。リズミカルな性格は美しく、強く、すなおに、自然の法則に従います。」という言葉も深い。反応することって生きるうえでとても重要な要素だろう。

 

 

 

心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える」石井遼介(著)

心理的安全性」とはよく聞くけどよく分かっていなかったので、数ヶ月待って(引っ越してすぐ予約したはず、8ヶ月くらいか?)ようやく。良書で全部吸収できていないので、購入検討中。

・日本の文化において心理的安全性を確保するのに重要な因子は「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新規歓迎」の4つ

言葉もきっかけであり、行動やみかえりを引き起こすものなので、適切に言葉をかけることがとても重要そう。

・自信それ自体は存在しない
いくつかの行動パターンに、自信というラベルを貼っているだけだということ。自信を形作る行動とは、大きな声で話す、よい姿勢を保つ、流暢に話す、目をしっかり見るなどなど、具体的なものの。その一つ一つが一本一本の花のようで、ブーケ(自信)になるイメージ。

心理的柔軟性を身につけるには「変わらないことを受け入れる」「大切なことへ向かい変えられるものに取り組む」「マインドフルに見分ける」

思考=現実から脱出する、物語者ではなく観察者として自分を見る意識を持つ、が特に大事そうだと感じた。ネガティブ思考から動けなくなる、適切な言動ができなくなる、周囲によくない影響を及ぼすことがある。また、いまに集中するためにも「過去からの流れを持つ自分」ではなく、「いまここの自分」を俯瞰的に、客観的に見ることが必要。そうすることで「変わらないことを受け入れる」に繋がります。

・私の「行動」は、相手の「きっかけ」や「みかえり」だということを改めて認識する

きっかけ→行動→みかえりの構図を理解する。どう言動してどうなった、の行動分析がキー。何かよくない報告を受けた時「なんでこうなった?」と質問するのは最善じゃないかもしれない。「そうなんだ。」とか、「報告してくれてありがとう。どこをどうしたらリカバリできるだろう?」と一緒に考えるとか。個人を攻撃するのでなく、自分の反応、習慣は変えられる。

・言われた通り行動ではなく、確かにそうやな行動(この行動を起こすことで、たしかにこのみかえりにつながるんだ!とナビゲートできる言葉がけ)、そんな気してきた行動(この行動の源泉や大義(きっかけ)はこんなことなのだ!と導くことで、行動を強化する)を起こせるといい。

 

 

 

「交渉の達人 ハーバード流を学ぶ」ディーパック・マルホトラ(著)、マックス・H・ベイザーマン(著)、森下哲郎(監訳)、高遠裕子(訳)

この手のことが弱いなぁ、、、と思っているので、とりあえず借りてみたもの。読み込みきれないけど良書なので、こちらも買おうかなと思っています。

超基本的なものも含みますが、ちゃんと考えたいと思ったこと、印象に残ったこと。

・自分のBATNA(不調時対策案)と相手のBATNAを見極める

・自分と相手の留保価値、ZOPA(合意可能領域)を計算する

・まずは聴く、がよさそう

→何を求めるかだけでなく、なぜ求めているかを問う、要求ではなく利害の調整を目指す(どちらも勝てるように、という話聞いたことある)、「売り込む」と「交渉する」の違いを理解する

・高めだが現実的な目標を掲げたときにも、正当性が伝えられるか

コピー機を借りる、割り込みをしたい際にもあえて「コピーをしたいのです」を添えたほうが事は上手くすすむ。

・事前の情報収集と慎重で適切な投げかけって大事だという話

フレーミング効果(得る時はたしかなものを求め、失うものがあるときは「いちかばちか」を求める習性がある)

・後悔の回避(あと少しで金メダルだった銀メダリストより、メダルをもらえた銅メダリストのほうが満足そうに映る。順位としては銀>銅なのに不思議である)

・相手の利得は分散し、相手の損失はまとめるが吉

歩いていて計20ドル拾うとき、20ドル札を一箇所で拾うよりも10ドル札を二度にわたって拾ったときのほうが嬉しく感じる。反対に計20ドルを一度になくすより、10ドル札を二度にわたって紛失したときのほうが余計に落ち込む。

ので、利得は小出しや積み上げにして見せる、損失はまとめて出したほうが印象が最善。

・ドア・イン・ザ・フェイス(DITF)戦略とはまず相手に断らせる(そのあと無理のない、小さな交渉をすぐに続ける)戦法

・フット・イン・ザ・ドア(FITD)戦法とは優しい依頼でOKしてもらったあと、関連する難しい依頼をする戦法