おはようございます☀
先週末は上野にある国立科学博物館へ。何度か行っていますが、大人も子どもも楽しいのでおすすめです(子どもは中学生まで無料!)。
今週は3冊です📚
「鉄の骨」池井戸潤(著)
池井戸潤作品はいろいろ読んでいますが、結構久しぶりでした!
「鉄の骨」は読書にハマっている夫が教えてくれたもの。ゼネコン業界の談合がテーマです。池井戸作品らしい勧善懲悪な感じもあり、個人的には三橋の言動に目が離せない、面白い作品でした。しがらみだらけになった長年の枠組みを変えるって難しくて、いっそぶっ壊すくらいしか方法ってないのかな…と考えさせられます。
実写化もされているのですね。向井理さんが園田を演じているとは(いけ好かないイケメン役、さぞかしハマっているのだろうなぁ)、、とても気になります。
「孤独なバッタが群れるとき『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1」前野ウルド浩太郎(著)
「バッタを倒しにアフリカへ」はものすごく気に入っている本で、これまでも機会あらばさまざまな身近な人におすすめしています。
「孤独なバッタが群れるとき」は前野さんの研究内容や成果がこってり、かなり詳しく書かれたもの。正直研究の中身はかなりササーっと読み進めてしまいましたが、前野さんの迷ったときの考え方や行動はとても参考になります。
前野さんの「誰にでもできることを、誰にでもできないくらいやろう」のキャッチフレーズ、頭が柔らかい若いうちにどんどんいろいろなことに挑戦して驚かせること、弘前大学昆虫研究室の「お金をかけずともアイディアを絞り出す」姿勢、田中先生のご指導(一旦巣立ちを促し本気を見る、やりたい実験はすぐにやる)、定年退職に自宅にプレハブ飼育室を作った安藤先生の熱意も、素晴らしいものをたくさん感じさせてもらいました。
「そして誰もゆとらなくなった」朝井リョウ(著)
朝井リョウさんは「正欲」がガツンと来てとても面白かったですが、エッセイは初めて。
朝井リョウさん個人がこんなに面白い方だったとは…空回り戦記(サイン会)、催眠術、ダンス、ホールケーキ、脂質異常症などなど、どれも衝撃大なエピソードばかりでした。
やったもんがち、という言葉が何度もよぎりました(笑)振り切れた言動があるから話せるネタにつきず、楽しい人でいて、こうやってエッセイとして最高なものになるのでしょうし、惹きつけられるものがあります…(現に「時をかけるゆとり」「風と共にゆとりぬ」も読んでみたくなっています)!早速笑ってくれそうな友人MさんにおすすめLINEして、朝井リョウ作品をいくつか予約しました。
↓帯の「頭空っぽで楽しめる本」!!!!!まさに!!!!!