つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

230219今週の読書記録

おはようございます☀

昨日は味噌しごとをしました(今年で5回め)。f:id:rmoryrim:20230219070747j:image
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今年から三男も作業に参加してくれたので、5人で。仕込みからちょっと疲れましたが、出来上がりが楽しみです。

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今週は4冊です📚

チア男子!!朝井リョウ(著)

桐島、部活やめるってよ」の次に書いたというこちら、とても読み応えあってよかったです。珍しくラストは泣いてしまった。みんな他人には見えない何かを抱えながら、それでも誰かと一緒に何かを分かち合いたくて生きるんだよね。ということがひしひしと伝わってくるというか。

キャプテンと練習長の場面も個人的にはとっても印象に残っている。

キャプテンはリーダー、チームの太陽。練習長はキャプテンとは真逆、チームの月みたいなもの。常に冷静で、時に厳しい意見も言えるような実力者。

というようなことを言っていた。とても納得感がある場面だけど、ふと考えたのはいまの自分はどうなりたいと意識しているのか?ということ。どちらにもなれていないような気、というかちゃんと考えてもいなかったかもしれないです。

溝口の名言披露もいちいち素晴らしいのですが、一番好きだったのは【ムダなことを考えて、ムダなことをしないと、伸びません】。これイチローが言っているそうです。

 

 

「リーダーの仮面 「いちプレーヤー」から「いちマネジャー」に頭を切り替える思考法」安藤広大(著)

営業先の保育園の園長におすすめされ、半年以上待って手元に来た書。識学の安藤さんですね、目からウロコが詰まってて読了後購入しました。リーダーの仮面、必要ですね。ルールを作る、言い切る、数値化する、寄り添わない、飲みニケーションは終わった、事実だけを見る、プロセスは加味しない…ドライな対応に見えて、優しい対応とはこのことかと考えました。

・「お願い」ではなく「言い切り」で任せる

・平等と対等を混同しない(リーダーは位置を明確にしたコミュニケーションで、平等であるべき)

・決定権を行使し、責任の所在を明確にする

・報告に一喜一憂しない、部下から報告する仕組み・機能を明確につくる

・大きなマンモスを狩りに行かせる(一番ウロコが落ちた)

組織・集団で大きな利益(大きなマンモス)を目指し、獲得した利益を山分けする。そのために個人が適切に動いて頑張る。という画を見せられるかどうか。仲間意識はおまけでついてくる。個人が「成長」という利益を追い求めていたら、組織との利益相反は起こらず、永遠に利益を獲得することが可能。

恐怖感覚を「組織の利益」について感じられていたら、個人として適切に動くことができるはず、というものも納得です。いい緊張感が必要。

・プロセスは評価しない(二番めにウロコが落ちた)

勉強や育児の場面などでプロセスを褒めるのは、当人(子ども)がその意義や重要性に気付いていないから。仕事はそうじゃないので、結果にコミットしたコミュニケーションがよい。

 

 

「もういちど生まれる」朝井リョウ(著)

桐島、部活やめるってよ」「少女は卒業しない」の大学生版のような感じ。短編集がそれぞれ繋がっていて、ずっと面白いです。相変わらず文章がきれいですが、表せないけどたしかに在る、影の部分の気持ちが描かれていて相変わらずすごく惹かれます。

「もういちど生まれる」の冒頭の

海を分母に、空を分子にしたら、1を超えるのだろうか。

が特に印象に残っている。私たちは何かや誰かと比較しながら、バランスを維持したり崩したりしながら生きているし、その生き方しかできないのかもしれない。なにかの本で「幸せかどうかなんて、その人が死ぬまで本人にもわからない。だから幸せそう、という言葉も使わない」なんて言葉があったけれど、まさにそんな感じだよなぁと。双子の姉、椿目線のエピソードはなかったけれど、多くのものに恵まれていて、充実しているように見える彼女だって、悩みや苦しみがあるのかもしれないよね、と。

 

 

「子育て指南書 ウンコのおじさん」宮台真司(著)、岡崎勝(著)、尹 雄大 (著)

タイトル的にえぇーーー!と思ったのですが笑、前職が一緒で親愛なるSさんYさんがおすすめするので読みました。結果本当に子育て指南書だったし、よかったです。

宮台真司さんの本は2年前に前述のYさん(ゆかこさん)の紹介で読んでいます。

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「うそをついてもいい。ケンカをしてもいい。でも、やりすぎはダメだよ」

「どこから先がやりすぎなの?」

「いい質問。それがわかるようになるのが、大人になることだよ」

ここが一番唸ったところ。「うそをついてはいけないよ」と伝えていた自分は、うそをついたことは何度もあるし、きっとこれからもつくことがあるだろうし、改めたいですね。「なりすましのすすめ」も子育て指南書というか、生き方指南書ですね。とても参考になりました。