つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(220410)

おはようございます☀

今週はデスクワーク多く、朝なかなか起きられず、多忙だったりで運動不足感否めず…歩こう!と思い立った日には2万歩突破。適度な疲労感のもと、布団入って1分以内で入眠しました。笑

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さて、今週は4冊読みました📚

ルーズヴェルト・ゲーム」池井戸潤(著)

ノーサイド・ゲーム」池井戸潤(著)

池井戸潤作品、結構読んだのではないでしょうか。

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ルーズヴェルト・ゲームは野球部、ノーサイド・ゲームはラグビー部を抱える企業が舞台。さまざまなピンチを乗り越え、悪者キャラは懲らしめられ、主人公はいい方向に進む…池井戸潤作品らしいストーリー展開ですが、スポーツとビジネスが絡むところに面白みを感じます。

「応援は力になる」を強く感じたい方はルーズヴェルト・ゲームが、半沢直樹的な刺激的な社内政治感をより感じたい方はノーサイド・ゲームがおすすめでしょうか。個人的にはノーサイド・ゲームの痛快感や清々しいキャラクター設定が好きです。

どちらも実写化されているということで、池井戸潤さんの実写化って本当に多いですね。

 

 

 

 

「星やどりの声」朝井リョウ(著)

朝井リョウさんの作品は初めて。正欲を予約しているのですが、まだまだ時間がかかりそうです。「星やどりの声」は妹が勧めてくれました。

6人きょうだい、それぞれの心情描写やエピソードを読み進めていくうちに家族全体としての姿が見えるようです。やや現実離れ感があり(6人兄弟とか、繁盛してなさそうなのにどうやって生計立ててるんだろうとか)、いろいろ気になってしまい、感情移入しづらいところはありますが…表現は美しく、温かく素敵な話になってると思います。

 

 

 

「逆ソクラテス伊坂幸太郎(著)

久しぶりの伊坂幸太郎作品、Kちゃんに教えてもらい半年は待ちました。教師と生徒が出てくる短編集が5つ、微妙に絡み合うところあり、一気に読みました。

どれも非常に面白いのですが私の一番のお気に入りは「逆ソクラテス」。「僕はそうは思わない」は無敵の言葉だと思いましたし、フェアに対等に関係を築くための、物事を考えるための、とても大切な方針だと思いました。

 

「非オプティマス」の久保先生の一撃も清々しいです。一番重要なのは評判である、迷惑な?人がいたら心の中でそっと可哀想に、って思えばいい。の場面は静かなる痛快タイム。「スロウではない」「逆ワシントン」も似たものを感じます。

 

「アンスポーツマンライク」はバスケ部の少年たちが主人公。試合中のコーチ(磯憲)からのアドバイスは沁みます。その後の展開はめちゃくちゃ伊坂幸太郎っぽかったですが。笑

だけどもし、試合中、次のプレイで試合の流れが変わると信じたら、その時はやってみろ。それはギャンブルじゃなくて、チャレンジだ。試合は俺や親のためじゃなくて、おまえたちのものだ。自分の人生で、チャレンジするのは自分の権利だよ。

信じる気持ちがあればギャンブルはチャレンジになる、チャレンジするのは自分の権利、なんと良い言葉だろう。わが子にもこう言える親でありたい。