つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

231008今週の読書記録

おはようございます☀

(外出しているので予約投稿です)

変わらず元気ですが一週間バタバタしていて残る写真もなにもないので、壁紙にもしているお気に入りの写真を貼っておきます。

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今週は3冊です📚

「こうして社員は、やる気を失っていく」松岡保昌(著)

マネージャーの仕事をしている知人Yさんから教えてもらったもの。読んでいて気付いたのですが、私マネジメント職をしていないので今じゃないかも・・と(今さら笑)。

それくらいマネジメントに特化しておりますので、現在真っ只中の方にはおすすめです。NG事例が事細かに載っています。

ひと通り読んでの感想は言行一致大事、挨拶大事、想像力をもった傾聴大事、会話大事といったところでしょうか。

マズローの欲求階層論を用いてのレクチャーもよかったですね。心理的安全性(生理的欲求・安全の欲求)を確保したうえで、さらに上層の欲求を満たすコミュニケーションを図る。社会的欲求(所属と愛の欲求)、承認の欲求、自己実現の欲求が内発的動機づけに影響し、最上層の自己実現の欲求こそが、ミッション&ビジョンとリンクしている必要がある、と。ここで言うミッション&ビジョンは、会社ののそれというよりも、個々人ベースのものを指しているのかなと思いました。

 

 

「Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代」トッド・ローズ(著)、オギ・オーガス(著)、大浦千鶴子(訳)、伊藤羊一(解説)

図書館で2ヶ月弱待ったのではないでしょうか。知人のEさんに教わったのですが伊藤羊一さん解説ということで、楽しみにしていました。

今年に入ってから伊藤羊一さんご著書は結構読んでいます。

rmoryrim.hatenablog.com

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ダークホースとは正統派、標準的ではなく、世間的に見ると型破りに見える、脈絡なく見える、好きなことだけしているように見える、そんな奇妙なキャリアを積みながらも生き生き働いている人のこと。

印象的だったのは「小さな違和感に気付く」「大きな情熱よりも小さなモチベーション」「目的地と目標はどう違う?」のところです。人の才能が発揮されるか否かは環境が9割とも言われているので、適材適所を目指して貪欲に思いきりよく突き進むイメージでしょうか。身勝手とか考えなしに、と思われることもあるのかもしれませんが、自分の幸福度、充足度を大事にする生き方は最終的に皆を幸せに導くのでは?とさえ思えます。自分や周囲の変化に敏感で、気付ける、素直に動けるというのも、ある種才能なはずです。

目的地と目標との違いというのも興味深かったです。ダークホースたちは目的地を無視し、目標は無視しないのだということ。目標は個性から出現、能動的な選択から生まれるものである(目的地と違うのは、自分以外の誰かが考えた目的に同意し、目指すと決めた地点のこと)。目標は直接的・具体的に達成可能なものを指し、目的地に達するのは常に不確かなことである、と。

ハーバード大学法科大学院に入学するというのは目的地だけど、その目的地にたどり着くために哲学書を読む、ディベートの腕を磨く、法律事務所にインターンとして参加することなどは、目標を設定した上での能動的で具体的な行動となり、後者の行動の数々のほうが視野を広げ、経験値を高める(結果的にハーバード大学法科大学院ではない方面に進むことも肯定するので、ハーバード入学が目的地ではなくなる可能性もある)。

目的地と目標とは全く別物ではないのだけど、山登りのように学ぶか、川下りのように学ぶかというマインドが全く違うようです。

 

 

「デュアルキャリア・カップル 仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える」ジェニファー・ペトリリエリ(著)、高山真由美(訳)、篠田真貴子(日本語版序文)

デュアルキャリア・カップル(二人とも自分の職業生活が人生に大切で、仕事を通じて成長したいと考えているカップル)の実際例を多々用いて、サブタイトルの通り仕事と人生を乗り越えるためのポイントを示しています。

結構分厚いので全部を正確にインプットできていないかもしれませんが、夫婦間の対話をするポイントとして私が受けたのは下記です。

 

・夫婦間のキャリアに関する対話が非常に重要

→第一転換期の合言葉は「どうしたらうまくいく?」、話し合いの観点は各々が考える「キャリアにおける目標」「キャリアにおける意欲」「親としてどういう役割をしたいか」「パートナーシップで大切にしたいこと」「他に大切にしたいこと」

→第二転換期の合言葉は「ほんとうに望むものは何か?」積み重ねた分今度は積み減らす、削ぎ落とす共同作業が必要なのだと思いました。その時に必要なのはお互いの個性化、個々を尊重する気持ち。このとき注意したいのはゼロサム的な考え方ではなく、ポジティブサム的な考え方をすべしということ。

→第三の転換期の合言葉は「いまのわたしたちは何者なのか?」激動のキャリア構築が落ち着き、子どもも巣立ったならば二人の関係性を見直すとき。余裕ができた分共通の趣味や熱中できる何かを持つことも一つ。

 

序盤に登場したカップルの「愛ある反論」「わたしは恋もしてるし、恋もしてる」が一番印象に残りました。