おはようございます☀
今回からタイトルを「(日付)今週の読書記録」としてみました。
今週から子どもたちの冬休みが始まり、大人も仕事納めをして、のんびりしています。
玄関先スペースがものすごく暖かい!!ので、青空将棋や読書、お昼寝なんかもしています。
今週は7冊です(めちゃくちゃ読んだ)📚
「【小さな会社】逆襲の広報PR術」野澤直人(著)
広報って?と気になったものの「興味あるもなにも、何も知らない」状態だったので、試しに読んでみたもの。おかげでなんとなくの概要はつかめました。私のように全くの無知の人(特にひとり広報になりがちな、小さな企業やスタートアップ向け)に、大変おすすめの一冊です。
「単純な脳、複雑な「私」 または、自分を使い回しながら進化した脳をめぐる4つの講義」池谷裕二(著)
池谷先生の本はこれまでに2冊。
「単純な脳、複雑な私」は池谷先生が母校の藤枝東高等学校にて講義した内容を文字起こししたもの。前身となる「進化しすぎた脳」も読んでみたくなります。
タイトルの通り、脳って思っている以上に単純で、人なので欠陥やエラーも普通にある。その上で成り立つ私って一体なんだろうと思えます。思い込みや好き嫌い(正しいとは、好きの言い換えに過ぎない)、根拠のない自信といった主観的なことであまりに満ちている…どこまで究めても謎に包まれていそうです。印象的なエピソードを挙げると
・人の顔など半分しか見ていない
(ビジュアル的なものは左、文字は右から入力する。モナ・リザの微笑みは右が微妙に微笑んでいるから、趣きが出ているという話。これを知って髪の分け目を向かって左に変えました…笑)
・ひらめきは寝て待て、ひらめきと直感は違う
一晩寝た人は難問の正答率が高まる。直感は明確な理由や論理的根拠が付随しなくとも、紛れもなく学習、努力や人生経験の賜物である(ブーバ・キキ問題)。
・アンチエイジングでなく、グッドエイジング
いい言葉だな…。若いときにたくさん勉強して、論理的思考を学ぶうちに直感力も身につけていくイメージ。
・「準備」→「意志」→「知覚」→「運動」と、動く意志を持つ前に私たちは準備をしているという事実(これが一番の衝撃!!!!!)
そこに自由はあるのか?と思いめぐらすと、「自由否定をしなかった意志」=「自由」というところに落ち着くところがすごい。。
2年以上ぶりの村上春樹作品。
村上春樹ってこんな感じだったなー(難解で単純な自分には)よく分からないところもかなりあり、引き込まれる不思議さもあり、と。主人公は突然に高校時代の仲間から一切の縁を切られてしまうのだけど、その理由はよく分からない。死にたいとまで思いつめたけれど10年以上経って謎は謎のまま、その真実を探る旅、といったストーリー。
結局のところ「?」は随所に残るし、「もしあの時〇〇だったら」がたくさん、自分から見た自分と他人から見える自分ってかなり違うんだろうな、とも思うところもあり。
「生きる幸福老いる幸福」宇野千代(著)
宇野千代さんのご著書は初めて。日野原重明先生の本で触れられていたので、読んでみました。
1996年に98歳で亡くなった方ですが「幸福人生の天才」と呼ばれているようです。考え方が前向き、元気、おしゃれで健康な感じがします。印象に残っているのは下記。
・希望を発見することの上手な人は生活の上手な人である。希望とはその人の生活態度の中に含まれているものである。
・思い込んだことはその通りになる。人はそのように努力するからである(内証の努力、というのがまたかっこいい!)。
・仕事をするコツは何かに「追っかけられている」生活を送るのではなく、こちらから「追っかけている」気持ちでいること。ストレスを感じる暇もなく楽しいものになる。
「科学的に自分を思い通りに動かす セルフコントロール大全」堀田秀吾(著)、木島豪(著)
まえがきにある「体が先、脳が後」はまさに、池谷裕二先生の「単純な脳、複雑な「私」」で一番の衝撃を受けた事実。この本ではその事実をもとに、環境や状態を強制したらセルフコントロールできるのではないか?の具体策が述べられています。数々の研究結果が用いられていて、とてもわかりやすいです。
私がこちらを一冊読んで感じたことは
・座りっぱなし、こもりっぱなしはよくない。
仕事のパフォーマンスを高めるためには運動がとても効果的である。休憩をするならネットサーフィンではなくて、10分間の階段昇降を取り入れたい。
・SNSやネットサーフィンは強制的にでも制限すべき。
少しの息抜きのつもりが収まらなくなる危険性、心身とも疲れる可能性があるなぁと。ほどほどが一番ですが、自分の場合は「朝の30分程度+α」「お昼間以降のSNSはスマホのみ(PCは仕事系のタスクのみ、と棲み分け)」とマイルールを決めてもいいかもしれないな、と。
・パーキンソンの法則が衝撃的である。
「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」と、なんと恐ろしい。。反対に表すと時間が限られていれば私たちは仕事も終わらせる工夫ができるし、お金がないならないなりに暮らせる(あればあるだけ遣う)、ということ。時計を早めるのは混乱しそうなのでマイ終業時間を予定より30分ほど早めて設定する、お金があると思わない(先取り貯金が有効なのはこういうところか…!予算を明確に決めたほうがいいかもしれない。)、を始めたいです。熟考は意味がない(選択肢が4→12になったとき、熟考せず決めたグループのほうが正答率が高かった)という結果も少しリンクしているような気がします。選択肢が多くなりすぎても考える時間が有限であれば、ある種諦めをして、重要なスペックのみ見て努めて選ぼうとする、結果パフォーマンスが上がる。
・休憩の取り方に注意
「リラックス系(ボーッとする、ストレッチするなど)」「社交系(同僚とのおしゃべりなど)」が最も効果的、「おやつ・飲食系」は効果なし、「認知活動系(メールチェックや新聞)」は疲労感がさらに高まる。
・誰かと食べると食べ過ぎる傾向
一人で食べる<知り合いと食べる<初対面の人と食べる、の順で、食べる量は増える。誰かと食卓を囲むと「競争」的な意識が働いてしまう(食料が貴重だった大昔から備わった本能的な感覚だそう)ので、話が弾む場だとしても食べる量は増えるとのこと。
私は「腹八分目」のコントロールに課題を感じているので、外食はほどほどにしよう、と思いました。おでこをタッピング(30秒×4)すると食欲がおさまる、というのもびっくりです!
「もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術」MB(著)
MBさんのご著書はこちらのファッション指南書を読みました。
この本はビジネス書、自己啓発に入ると思います。
・くだらない目標を持たない(自分を律するために必要だが、現実的な目標では意味がない。それより強い願望や欲求を持とう!!)
人は易きに流れ、恒常性を望み、社会は成長と進化を求めるもの、という大きなギャップの存在をまず知ること。個人はローリスク、安全で楽な方を望むのに社会はその逆を望んでいる状況で、目標を立てることは必要なことのように思います。そのとき達成目標、行動目標、実行項目を設定することが必要である。
・200点満点理論はしんどいが、目標達成にはかなり効果的そう
・結局稼げる人というのは顧客の成長を願うビジネスモデルにしているし、その人自身も成長するための努力をいとわない。(強い感情が高い客単価を可能にする、ユニクロ戦略もとてもうなずけた)
・SNSは価値と未来ある100人に出会えたら勝ち(炎上を好まない、自分よがりな正しさでしかない正義を振りかざさない、正攻法でいくMBさんはとてもバランスよく優しく他人目線に長けた人なのだと思った。)。
・いい流れに乗るバランスを考える(時間は有限なのだから独学にとどまらない、知的な人と知り合う、付き合う人を選ぶ、はどれも賛同します)
・理屈が通っていて、誰もやっていないことが「差別化」
顧客を知り尽くさないと、定義がズレてしまうと的外れで自分よがりな「差別化」になるので注意。
「子どもが体験するべき50の危険なこと」Gever Tulley(著)、Julie Spiegler(著)、金井哲夫(訳)
想像するだけでヒヤリとするものもあるし、実際に体験済みのものもある。子どもにこういった経験をどれほど積ませられるかが、必要だとわかっていてもなかなか…なんだよなぁという本音も。各レシピを見ていると、準備や見守りもすごく大切だと痛感できる一冊。