つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(210919)

おはようございます☀

 

本日三男が1歳に✨

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一年がとっても速かった、元気に過ごしていてくれて何より。

 

今週は5冊です。

「女子をこじらせて」雨宮まみ(著)

雨宮まみさんの自己振り返りエッセイ。軽い語り口調ですが、結構重い、赤裸々に、かなりこじらせているなぁとの印象。誰にでもこういう一面はあると思うのですが、劣等感だったり小さなキズだったり悲しい感情、孤独、違和感を敏感に感じながら、一生懸命生きてきたのだなと思いました。ネガティブに思える感情があって精力的に生きていける、それと同時に生きていく辛さや危なさも存在するような感じがしました。これは岡本太郎氏の本を読んだあとの感じとも、似ている。

 

 

 

マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣」大嶋祥誉(著)

仕事の習慣を見直したいなぁと思って借りたもの。わかっちゃいるけどできていないことを、こういう機会に確認します。

 

 

 

「いいかげんがいい」鎌田實(著)

いい加減に頑張ろう、という本。頑張りすぎてポキっと折れてはいけない、人生は長い旅。頑張る自分頑張れない自分、強い自分弱い自分をまるごと認める、上手く折り合いをつけていく。そういう心を育てて、折れそうで折れない自分になる。人間は詰まるところ一人きりだけど、一人きりでは生きていけないし、つながりの中で生きているということ。今頑張りすぎて辛くなっている人に、おすすめしたいです。

 

 

 

「JR上野駅公園口」柳美里(著)

9ヶ月ほど待ってようやく、でした!最後までちょっと読みづらく、一度では分からないのかもしれません。オリンピックとホームレス、経済成長と出稼ぎ。天皇と山狩り。日常の光と影が書かれています。光があるところには必ず影が、発展しているところの裏には人柱の存在がある。「海をあげる」、「世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて」を読んだときと、同じ感覚。

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これはこの人(ここでいうとホームレス)が悪いのかというとそうではなく、構造的なものもあると思うのですが、置いてけぼりにしてしまう構造は世の中の感情で動くものだと思うので、結局のところ一人ひとりの気持ち、意識が一番大きいのだろうなと。知らない、考えない、余裕がないところからの脱却を提案したくて、柳美里さんはこれを書いたのだろうか。

 

 

 

「ゆっくり、いそげ カフェからはじめる人を手段化しない経済」影山知明(著)

マッキンゼーベンチャーキャピタルを経て、現在は西国分寺クルミコーヒー店主として活動する著者による経済論。企画パートナーのAさんにおすすめいただきました。拾いきれないところも多々あるので、もう一度読みます。

経済は目的ではなく手段、発展のために必要な「特定多数」「個人」「直接」、あえて手足を動かして働くこと、ギブから始める関係性、健全な負債感、消費者的な人格を刺激しないこと。いい仕事を続けるためには主体性が発揮できて、大変だけどよろこびがあって、経済的に持続可能であることが必要。今後の仕事のあり方、働き方を考える上で非常に示唆に富むものでした。※後日購入しました!