つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(210627)

おはようございます☀

 

今週は後半から三兄弟揃って元気に登園するようになり、時間差で昨日私がひどい副鼻腔炎になり、顔中いたくて仕方ありませんでした…!薬飲んでゆっくり寝て、復活。

 

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さまざまな人からきゅうりのおすそ分け、冷蔵庫に13本。せっかくなので定番化している中華和え(息子たちの保育園で教わった春雨サラダ)以外で、レパートリーを広げてみました。

 

浅漬け(昆布と塩)→塩昆布和え(塩昆布とごま油)→キムチ和え(キムチとごま油)→白だし漬け(だし汁と塩とごま油)、毎日美味しくて楽しかったです。

 

さて今週は3冊です。

「銃・病原菌・鉄」下巻 ジャレド・ダイアモンド(著)、倉骨彰(訳)

上巻を読み引き続き。

 

rmoryrim.hatenablog.com

 

必要は発明の母、ではなくて、本当は「好奇心の産物がまずあって、どう応用するかは発明のあとがほとんど」というところが新たな気付きでした。

とても壮大な歴史、時代の流れを感じられる一冊ですが、なぜこのような流れができたのか。上巻冒頭を引用すると「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」という問いかけ。

人々が生まれつき備えているものの違いではなくて、環境(持てるもの)が違うからそうなった、が非常に大きいと。持てるものの中で特に大きかったのが「銃・病原菌・鉄」だということで、納得感はあるのですがこれらに恵まれたときの「もっと良質なものを創り出そう」という創造心や、「一歩外に出てみよう」の足が一歩出るかどうか、は生まれつきのものなのか、環境がそうさせる部分が大きいのか、気になったところです。

 

 

「10代から知っておきたい あなたを閉じ込める「ずるい言葉」」森山至貴(著)

Twitterで保育者の方が薦めていて、数ヶ月待ちました。誰かとの言葉のやり取りで気を病む…って、そういえば私はもうあまりないなぁと、ケーススタディを読みながら感じました。それは違和感があったときに「なぜこんな言葉なんだろう」「相手はどういう気持ちで言ったのかな?」「自分の本心は?」と、理屈をつけるようになったからかもしれません。10代20代のときは、モヤモヤしてましたよね。

この本はありそうな場面を取り上げ、それに対する丁寧な解説がついているので、誰かとの会話でモヤモヤしている人におすすめ。最後にこのモヤモヤを振り返るシートが付いているのも、素敵な工夫だと思いました。

 

 

「人生にはやらなくていいことがある」柳美里(著)

友人Yさんが柳美里さんの「JR上野駅公園口」をおすすめしていて、12月に予約しまだまだ76人待ちなのですが、一緒に予約してみたこちらが先に届きました。柳美里さんは初めてです。これまでの経緯、今の暮らしがざっくり掴めるエッセイといったところ。

ジャケ買いならぬタイトル借りした私は、中身との繋がりが感じられないところが違和感でしたが、何を想いどう生きるかがストレートに伝わる中身が面白いと思いました。

特に著者が高校に進学できないかもしれない、となった場面。クリスチャンの先生が「群れからはずれて苦しんでいる柳さんを退学にするのはおかしい」と主張し救ってくれたそう。私はカトリック中高一貫校に通い、毎朝礼拝から始まる学校生活を6年間続けていました。愛はいつまでも絶えることがない、当時意味もわからず毎日唱えていたな、と。聖書の引用が懐かしくもあり、今読み込んでみて感じるところ、考えたいこともあります。