つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

230618今週の読書記録

おはようございます☀

写真は都庁の展望台、新宿南口のペンギン広場(電車ウォッチに最適)、貨幣博物館と。無料スポットを最近渡り歩いていたので、まとめてみました。

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今週は4冊です📚

「社員がやる気をなくす瞬間 間違いだらけの職場づくり」中村英泰(著)、田中研之輔(監修)

関係密度(接触の量・接触の質)が非常に重要なことがよくわかりました。風土を作っているのは人なので、結局のところ「人」なのかな…とも。この本でも触れられていますが「人的側面」は「物的側面」よりずっと大きな影響を及ぼします。

「関係密度」の手前で話すべき、関係を築くべきは「仕事(結果)について」だと思うので、動機づけのところ、仕事の結果を何らかの形で見えるようにするところは外せないだろうなとも考えます。モチベーションが下がっているところで、その人がきっと一番欲している、やる気スイッチとなるのは小さな見える結果だと思うので、それに沿わない1on1や食事や飲みの誘いって、別に要らない、逆効果にもなりうると思うのですが…。そういうズレたアプローチをされたことが何度かあったなぁと思い出しました。

 

 

優駿(下)」宮本輝(著)

上巻に引き続き。面白く一気に読了しました!

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夢のために苦悩して汗をかいて、その裏側ではいいことも悪いことも出会いも別れもたくさんあって。。というところが、馬も人も変わらないように思わせられた。馬はレースのために走らされるのだけど、ここにいる登場人物たちも同じように不可抗力があり余儀なくされる、逆らえない別れがある、人生を走らされているように思える場面があり、どこか現実的な切なさや共感も覚える話だった。

 

 

「仮説思考」内田和成(著)

猪突猛進、闇雲に着手しがちな自分なので、仕事を進める上で、効率も意識する上でとても参考になる書だった。

ある程度のストーリーを描いてから動くように(論文を構想してから実験せよ、というエピソードはまさにそう)、という話でしたが、そのためには程よい情報収集と、それを編集したり想像したりする能力が必須だと感じました。

羽生善治さんの話も出ていましたが、直感の精度を高めるために必要なのは「経験のものさし」だと「直感力」でも書かれています。

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いい筋を描き、いい働きをするためには、つまるところ場数や行動量なのだろうなとも。

仮説→実験→検証は、繰り返せば繰り返すほどよい。

これはPDCA(最近だとDCPAがいいと言われている)が大事ということ。

 

何もしないことが大きなリスクになる今日、いつまでも選択肢を拡げる情報収集を続けて意思決定のタイミングを遅らせるわけにはいかない。限られた情報をもとに、仮説思考によって最適な意思決定をすべきだ。立ち止まって考えるよりも、とりあえずの答えをもって、実験するという方法も有効なのだ。

ここにこの本の全て詰まっています。「とりあえずの答えをもって」というところが、勇気と行動力が試されるポイントとなるように思いました。

 

 

「誰も教えてくれない人を動かす文章術」齋藤孝(著)

齋藤孝さんの本は読みやすく、イメージしやすく、ポイントが入ってくる感じがして好きです!「現代語訳 福翁自伝」も齋藤孝さんの編訳だったのですね。

rmoryrim.hatenablog.com

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別のもの同士を繋げて表すこと、また人の心身を動かすものを表すには、真新しい発見力なんかよりも「お、これは」と着眼するアンテナ的なものと、考える力と、ユーモア、受け取った相手がどう思うかの想像力が必要なんですよね。

私が個人的に心動かされているなぁと思う場面は3パターンあって、「その対象物や対象者をすごく好きになったとき」「その先がいい形で、具体性を持って想像できたとき」「自分の知的好奇心(これに関わったら今より少しでも賢明になれるのではないか)を刺激されたとき」かなぁと自己分析しています。他者に向けて物を書くときにも、意識したいと改めて感じました。

 

齋藤孝さんも「書く」ために「まずはゴールを決める」とあり、先ほどの「仮説思考」とリンクするものが。「えー!」の意外性があり「へぇ」の納得感、「ほぅ」の感心(?)があるといいとのことですが、勝手に追加するなら「ほっこり」するその人の人間性もあるとぐっと引き込まれそうです。これは言葉でも表現することが十分可能というか、、良くも悪くも出てしまうことでもあるので、自分らしい、いい言葉を選びたいですね。

 

「自己を深める」とか「自分を磨く」という言い方がありますが、私は基本的には自己は「広げる」ものだと考えています。

これもものすごく同意でした。この本もそうですが、広げるためには出会いが必要です。そのための出会う(知り合う)努力、知ってもらう(表す)努力はセットということですよね。

 

※偉そうにまとめておりますが、こちらは完全に個人用備忘録となっております。全然いい文章書いてないやんけ!と思う方もいらっしゃると思いますが、「誰かのために」をあまり意識していないものですので、どうかご容赦くださいませ。