つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(200705)

おはようございます。

金曜土曜と義実家ステイしてきました!久しぶりの遠出、子どもより多い大人の手、家事からの解放、美味しいご飯、大人同士の語らい…良いですね。リラックスできました。

 

さて今週は4冊。

宮本武蔵(六)」吉川英治(著)

舞台は江戸、順調に楽しんでいます。

 

「現代語訳 福翁自伝福沢諭吉(著)、齋藤孝(編訳)

学問のすゝめより読みやすく面白い。特に興味深かったのは「大阪の学生、江戸の学生」「目的なしの勉強」。緒方塾の塾生は自分の将来や明確な目的のために苦学するわけではない。勉学を純粋に面白がるというか、この薬は何に効くのかわからない、こんな苦い薬を飲むのは自分たちくらいしかいないだろう、苦ければもっと飲んでやるの血色で、寝る間を惜しんで(枕も要らないほどに)勉学に励む。これこそ自らのためだけの、血骨にするための活動という感じがします。

 

「社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門」駒崎弘樹(著)

いま進めている活動がいわゆるソーシャルビジネスにあたるため、勉強として。今後も役に立ちそうな一冊だったので読了後購入。

(2021.10.31再読後追記)

私は母になって、自分にとっての未来もこれからの働き方も生き生きとしたものにしたい、その想いや営みがわが子にとっての未来につながる、明るくなるようなものにもしたいと、真面目に思うようになりました。そして会社員としての活動以外にワーママや保育士に向けて、小さいながらも試行錯誤、さまざまチャレンジしていると「これをどうにかして仕事の形にしたい、なったらいいなぁ」とさらなる欲望が湧いてきます。

そんなときに出会ったのがこちら。フローレンス代表の駒崎弘樹さんによる、ソーシャルビジネスの立ち上げ方、課題や苦労する点、実践的なノウハウも個人的な想いもギュッと詰まっています。起点となる個人的な想い(パーソナルWHY)が、一番の肝かなと思います。心の棘、許せないこと、後悔、憤りなど「放っておけない個人的な気持ち」が原動力となり、アイディアが形になり、仲間を呼び寄せるのだろう。なぜ?を何度も何度も何度も何度も繰り返して事業モデルの精度を高めること、現場を見ること、財務モデルを考えること、小さくとも始めてみること、続けること、発信をすること。0→1を立ち上げることは勇気が要るし、上手くいかないことばかりだけれど、そんな不安ややるせない気持ちにそっと力強く手を添えてくれるような、頼もしく素敵な一冊だと思います。

 

「「孫子の兵法」がわかる本」守屋洋(著)

孫子に初めて触れましたが読みやすかったです。スマートに勝つための指南書ですね。意識するもそうですが実践に移す、が難しそう。無我夢中で突っ走ってしまいそう。