つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

230326今週の読書記録

おはようございます☀

ここ数日続く雨で桜が散ってしまうのではないか、、と心配していますが、今年も桜を満喫できました。

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東京大学にて。今年は次男が自転車に乗れるようになり素晴らしい!!

 

今週は3冊です📚

「ももこの世界あっちこっちめぐり」さくらももこ(著)

高校生のときにさくらももこさんのエッセイ、読んでいたなぁ。。というくらい久しぶりです。大人の学びは「人・本・旅」と言われますが、全部詰まったエッセイな感じ。

文章が親しみやすくて面白い、さくらももこさんの素敵なのはこういうところです。イラストがやっぱり可愛く、さくらももこ展(来月横浜にて開催と知った)に行きたくなっています。

 

 

「直感力」羽生善治(著)

羽生善治さんと言えば!羽生さんが監修した将棋のドリルを長男と進めています。

特に印象に残っているのは「長考に好守なし」のところ。プロ棋士の対局は長く、朝から深夜までかかったり、二日制もあるのだそう。そして次の一手を指すのに、数時間(羽生さんは4時間考えたこともあるのだそう)要すこともあるのだとか。

長く考えたからいいのかというとそうではなく、平凡な一手になったり、3秒で考えられた一手だったり。ただ迷っていた、見切れなかったということも多いそう。

「先のことは分からないもの」から、「転機は天気のようなもの」という言葉もあった。転機のきっかけを作ったり活かしたりして、切り替えを早くしたり、行き詰まりを打開したりする、晴れたら海で泳ぎ、雪が降ったらスキーをするくらいの感覚がちょうどいい、という言葉もとても素敵ですよね。

「経験のものさし」を持てば持つほど、強くなれるという話もありました。2週間かかって竹馬ができた、丸々二年かかって受験勉強をした、教習所へ二ヶ月通って運転免許を取得したなど…これくらいの時間と労力と情熱を注いだらこれくらいのことができた、という、努力の証をたくさん持つということ。それがあれば壁に当たったときのひとつの基準になったり、自分を信じる力にもなる。若い時こそ焦りやすいのは、この「経験のものさし」の違いではないか…という考察も興味深いです。

何かを選んでいくには何かを選ばない、捨てていくこと、という話もありました。いかに捨てるか、出すか。岡本太郎さんが「自分の運命に楯を突け」で書いていた「積み減らし」ともリンクします。

本当に大事なものだけ残して、手放したり、手離れさせたり、敢えて諦めたりというマインドも、情報過多の中、時間を大切に生きようとするときに必要なことなのかもと考えました。羽生さんの言葉はとてもわかりやすく伝わり、限られた時間のなかよく考えて生きてこられているのだな…ということがすごくわかり、とても良書だと思いました。

 

 

「成長をかけ算にする サイバーエージェント広報の仕事術」上村嗣美(著)

今年は広報のお仕事を手伝っているので、勉強用に。上村嗣美さんはサイバーエージェントが30人のときから(この本だと300人になるまで!)、広報専任として活躍されてきた方。必要な素養(スピード、誠実、正確性)の話やブランドの作りから、ファンを作る工夫、「時流」と「社流」のマッチングの話etc. とても参考になることばかりで、購入してもいいかも…と思っています。

忙しさを言い訳に2年前くらいにやめてしまった(そのままなあなあになってしまっていた)日経新聞を、いいタイミングだったので再開しました📰また新聞習慣をつけていこう。