つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(181223)

「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」飯田史彦(監修)、エックハルト・トール(著)、あさりみちこ(訳)

辻信一さんの本を読み漁っていた時に「瞑想」というものが気になり、借りてみた一冊。大いなる存在、いまここに在ることに集中し、雑音・雑念を取り去る時間を作る。

コツはなんとなくわかりましたが、実践する時間が取れていないのが悩ましいところ。

言っていることは以前読んだ「神さまとのおしゃべり」と重なるところが多く、こちらの方が読みやすいのでまずこちらから読むと概念がすっと入ってくるかと思いました。

rmoryrim.hatenablog.com

 

 

「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE 現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ」佐渡島康平(著)

会社に言われた仕事をただこなす働き方はもう通用しないだろう。これからは問題解決ではなく、どこに課題があるのか?着想できるか否かがまず必要となってくる。

お題が与えられて、マニュアルや前例があって、お膳立てされた状態でさあ仕事しようではないから、当然難しい。やっと見つけ出した課題は前例なし、誰も思いつかなかった、誰もやろうとしなかったことなのだから難易度は当然高い。一人では限りがある。そんなときにコミュニティを創る、コミュニティで動く、コミュニティに働きかける、が絶対に必要。

こちらを読んでいて感じたことは、自己開示の大切さ、コミュニティ(居場所)があると心身ともに強くなれるということ、広げ方にも現代に自然とされるスピード感や定石があるということ。安心がない時代に安心をどう見出すか、分からないを認めて受容することが大きな共通項になるということ、余白を作り見守れる余裕とか、不条理と折り合いをつけながらどう日常を過ごしていくのかとか、読むと暮らしやすく、働きやすくなることがあると思うのです。

マジョリティでなくても、少人数でも繋がり動かすノウハウ、外しちゃいけないポイントが読みやすくまとめられています。起業を見据えて働いている同僚、私と同じように企業で働く夫、壮大なプロジェクトを先陣切って進めようとしている勇敢で尊敬するお方、この三人に即推薦した一冊です。

 

 

「3男1女東大理IIIの母 私は6歳までに子どもをこう育てました」佐藤亮子(著)

8月に子どもの教育について夫と話していた時に、ミーハー的感覚で読み漁っていた佐藤ママの本。

 

 

rmoryrim.hatenablog.com

 

これは人気本だったらしく4ヶ月以上待ちましたね、忘れた頃に手元に届きました。お子さん4人全員を東大理Ⅲに導き、厳格な教育ママのイメージがつきまとう佐藤ママですが、著書を読んでいると純粋に子育てを楽しみ、工夫し、そして常にお子さんの一番の幸せを願ってやまない佐藤ママの愛情あふれる言葉と行動力に脱帽します。

 年齢の近いお子さんたちの子育てで、「お兄ちゃんだから~と言わない」「弟だから妹だからという理由でおやつやおかずを少なくしない、いつでも平等」「お兄ちゃんとは呼ばずどんな時でも〇〇ちゃんと呼ぶ」など、佐藤ママ流ルールとそれをルールとした理由は説得力があり大変参考になりました。たしかに、私は三姉妹の長女ですがお姉ちゃん扱いされること、お姉ちゃんと呼ばれることが嫌いでした。第二子が生まれる前に読めてよかったです。

 

 

コーチングの技術 上司と部下の人間学」菅原裕子(著)

自分の思っていることを伝える、さらに相手を変えるって難しいなと最近特に感じることがあり(詳しくは別記事で書けたらと思います)。そのもやもやをある方に相談したら「産休育休中にコーチング、ポジティブ心理学アドラー辺りかじってみたら?今後の育児、夫婦関係、交友関係、仕事でもなんでも、相手がいる場面で無駄にはならないと思うから」と有り難いアドバイスをもらいました。

コーチングといっても山ほど本があるので、雑誌で薦められていたものをまず読んでみました。上司と部下でのケースメインに書かれていますが、ケーススタディもありわかりやすいですし仕事以外でも実践できるコツがまとめられています。