つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(210523)

おはようございます☀

今週は微妙な天気続きの一週間でしたね。ほぼ毎日傘を持っていたように思います。

 

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さて、今週は3冊です。坂の上の雲は3巻を読んでいるところです。

独立記念日原田マハ(著)

 妹に借りて引き続き。

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 短編集で、それぞれの主人公が日常の何かから“独立”するお話。主人公が女性ばかりで共感できるライフステージの苦楽が多いところ、それぞれのお話がどこかで繋がっていくところも、読んでいて楽しめるポイントです。

生きている限り、何もないなんてなくて小さな何かの積み重ね。それを残留と独立と表したり、出会いと別れ、和解と決別といったり。私たちは必ずや死という運命をたどるわけですが、どう考えても楽しいことだらけってないんですよね、それまでの道をどう歩くか、道を解して自ら楽しめるか(=道楽)が大事なんだなぁと感じる一冊でした。

 

 

「30代にしておきたい17のこと」本田健(著)

本田健さんの本、結構読んでます! ちょうど一年前にユダヤ人大富豪シリーズを読んでいた模様。衝撃が強かったのか、読書記録に生田斗真さんが結婚した!とも書いてます。笑

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一年って早いですねー!昨年の今頃は緊急事態宣言が明ける前だったんですよね。毎日子ども二人と午前中まるごと公園に行って、お腹には三男がいて、夫がほぼ完全在宅勤務で。いつまでこれを…という感じでクタクタ・ナチュラルローテンションな日々でしたが、振り返ると喉元すぎれば…で、まぁ楽しかったのかなという気もします。

星野源さんと新垣結衣さんが結婚しておっかなびっくりな一年後が来るなんて、思いもよりませんでした。

 

さて本題に戻りましょう。タイトルの通りの内容です。30代、岐路ですよねぇ。私個人としては「自分の勝ち(負け)パターンを知る」「両親とお別れしておく」のパートが、特に考えさせられるパートでした。

これまで培ってきた自分なりの資源をふんだんに活用して、チャレンジをする。上手くいったらハッピー、上手くいかなくても自分が納得できる形で負けたい、なと。

そしてこれまでお世話になってきた両親について。いつまでも手取り足取りお世話してくれるような存在ではないこと。生まれてから育ててもらったことの延長で考えてしまいがちなのだけど、親だって自然の摂理で老いていく、社会でも家庭でも役割が変わっているということ。それに気付いたのなら出会い直しというか仕切り直しというか、新たな関係構築を意識したい。意識しているつもりでしたが、改めて。

静かなワクワク感を持って、好きなことを追求する30代。「冷静と情熱のあいだ」のような30代が理想です。

 

 

「ほんとうのリーダーのみつけかた」梨木香歩(著)

69ページというボリュームなのですが、コロナ禍に入った2020年7月に出版されました。現代を生きるうえで大事なことが詰まっています。まず自分自身をリードできる人でいること、そういう人が一人でも二人でも増えていくことが、社会が健全に育つということだと感じました。大人がそのような姿を見せて初めて、子どもも見様見真似で学ぶということ。ここでも“勝ち負け”についての記述があり、勝ち続けることはありえなくて負けることは仕方ない、と。大切なことは、そのときに豊かな負け方ができるかどうか。尊厳ある、優雅な負け方をするのに必要なことは自分がそれを認められること、味わえること。それができたら軸足は揺らがず、もっと新しく清々しい世界に行ける。なるほど、そのような場所に行きたいので励もう!と思える一冊でした。