つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(200810)

おはようございます☀

金曜から4連休のわが家、初日は稲毛海浜公園に行ってきました。

f:id:rmoryrim:20200810082354j:image

 

残りの3日間は近場の公園に行く程度ののんびりな毎日。

 

今週は3冊です!

「なぜ安アパートに住んでポルシェに乗るのか」辰巳渚(著)

先週読んだ富士通本の巻末広告に載っていて、タイトルに惹かれて借りてみたもの。あまり物を持たず、衝動買いもほとんどなく、これが欲しいーー!という熱狂も今は薄れている私には響くところは特になく。ササーーっと読みました。

 

「チョコリエッタ」大島真寿美(著)

これも先週読んだFukushima50の巻末広告から興味を持って借りてみたもの。主人公の境遇と自分の経験がそんなに重ならないのですごく感情移入できたというわけではないが、思春期の誰にでもある心の揺らぎや不機嫌不安定になる日々が優しい文章で描かれている、という印象。

 

「自分の運命に楯を突け」岡本太郎(著)

久しぶりにお会いしたSさんからのおすすめ。岡本太郎というと変人奇人のイメージが強かったですが、この本を読んで印象が変わりました。真面目に真っ直ぐ、ただ自分の信念を貫く人、自信を体現している人だと。

自信については「自信とは得意になることじゃない。むしろ悲劇的になることだ」と述べています。

「ほんとうの生き方とは、空想と現実のからみあいの中で生きること」「無目的に挑む」「挑むと攻撃はちがう、挑むとは耐えることだ」「おおらかで激しい心を誇りとして」とも。逆説のようで、落ち着いて噛み砕いていくと見えてくるのは「自分は自分でいる」ことの貴さと危うさ。序列も体裁も不要、音痴だからと悩む必要はなくて、大声で歌っていい。感性を磨く必要だってない。

「他人にどう思われるかなんて、ほんっと、どうでもいい。誰かに嫌われても、必ず愛してくれる人が現れる。」とは黒川伊保子さんの大好きな言葉ですが、岡本太郎節と通ずるものがあります。太郎さん流に付け足すなら、てめえが愛したらいい話だということかな、と。

生死についての哲学、社会の中での人間観、生きていく熱量、この3つを持ち合わせている人はどこまでも魅力的だ。

孤独だからこそ純粋に生きられる。瞬間瞬間に賭ける、将来なんて勝手にしろ。愛校心愛国心はイマジネーション。なかなか強烈に深く刺さります。

自信を持つべきとは言われるけど、深掘りしてみると

自分の信念を探す意思があるか?

それを貫く意思があるか?

折れない心を持っているか?

支えになる存在があるか?(日々この繰り返し)

なのかなと。仕事をしている自分に自信を持てない方、今のまま働いていていいの?と悩める方、猛烈な背中押しを必要としている方に是非読んでほしい。示唆に富む一冊でした!

今週の読書記録(200802)

今週は4冊読みました!

 

f:id:rmoryrim:20200802160204j:image

友人Tさんからの夏らしい贈り物は今日のおやつに。

 

「こんなことでよかったの!?96のメイクテクニック 美しくなる判断がどんな時でもできる」長井かおり(著)

 

rmoryrim.hatenablog.com

 この時読んだものの続編、おさらい+読者から寄せられた質問疑問にも反応する形でさらなるテクニックを披露しているものです。

 

 

「Fukushima50」周木律(著)

「死の淵を見た男 吉田昌郎福島第一原発」を基にした映画「Fukushima50」がよかったので本も買った!とKちゃんが教えてくれたので。「死の淵を見た男」もKちゃんがおすすめしてくれたけど、もう10ヶ月も前の話か。時が過ぎるのは速い、、、。

rmoryrim.hatenablog.com

 現場の人々が自分より家族より何より未曾有の事態に対峙し力を尽くしてくれたからこそ今の日本、生活があると思うと感謝しきれない。目の前のできることに対して愚直に努力する姿勢があったからこその結果、その人間性が素晴らしいとも思いました。最悪の事態を防ぎきれなかったとしたら、は想像するだけで恐ろしい。

そして原発が必要なのか、はやはり考えます。何度考えても不要だと思うし、さっぱり手放しても暮らしていける方法を模索していかないと。命も故郷も住まいも自然環境も人々の日常も否応なしに奪っていく、こんなこと二度とあっちゃいけない。

いま全国各地で日常的に起こるようになってしまった大災害とか、コロナとか、世界的なバッタ被害だとか見ていると、自然をコントロールして生きる、そういった思想やそれを基に膨らましてきた産業に限界があるように思います。消費して生きることしかできない私たちが自然に生きる、は無理な話ではあるけど、少しでも自然に近づく(負荷を減らす)生活の仕方は考えないといけない、と改めて考えさせられました。

 

 

ハンニバル(下)」トマス・ハリス(著)、高見浩(訳)

強烈なストーリーでしたが、引き込まれるように一気に読了。最後の結末には驚きました。人は足りないものに惹かれるし、欲しくなるし、それは時に善悪のジャッジの範疇を超えてしまうことがあるのだと、また人間の性を一つ見た気がします。失敗をバネにだとか、ハングリー精神だとか、克服したいコンプレックスとか悲惨な過去とか猛烈な怒りとか、渇望することは人が力を発揮するエンジンになる、それはそうだけどその方向性については絶対善でも絶対悪でもない、言い換えると善し悪しだと感じました。

 

 

「内側から見た富士通 「成果主義」の崩壊」城繁幸(著)

rmoryrim.hatenablog.com

 先週読んだ「大学改革の病」で紹介されていたもの。

タイトル通り、成果主義を推し進めたら富士通が崩壊したという内情を、その当時富士通で人事の仕事をしていた著者が綴っています。内部で起こっていたこともなかなか衝撃的ですし、何故こうなったのか、日本の企業はどういうスタイルだったら良かったのか、応用すべきだったのかという著者の分析も鋭く非常に示唆に富む一冊でした。

一読して改めて、成果を出すために外しちゃいけないと私が感じたポイントは

①失敗してもなんとかなる、セイフティネットがある

 甘ったれるな!と言われても、やはり支えは絶対必要だと私は思います。

②上らない、維持する、下るという選択肢がある

 富士通の人事システムには降格がなかったという。それは何が何でも上るしかないということを意味するし、ほどほどでも落ちることがない、ということも意味する。個人戦で常に孤独で、ただただ上れ!と今まで歩いてきた道は燃やされて、上にいる人はふんぞり返って高みの見物をしている。そんなところで穏やかにいられる人、いないでしょ?と思います。

③未来に希望を見いだせること

 なんのために成果を出すか、頑張るか、それがないとそもそも難しい。闇雲に頑張れは無理。高い評価を得ても社内に希望を見いだせず去っていった人が結構いたというのも納得。

2020年7月の振り返りと8月の行動計画

こんにちは。

ようやく梅雨が明けましたね。

7月は雨が多く保育園の送り迎えが憂鬱でした…。

2人分の荷物(お昼寝セット追加の月曜朝と金曜夕は特に、そして中旬からは沐浴も始まりさらに増量)に傘、好き勝手走り回る長男に歩いたり歩かなかったりの次男、妊娠9ヶ月に突入し重々しい私。。。

 

勉強

  1. 読書する
  2. 保育士資格を活用する
  3. お母さん向けワークショップ、保育園支援コンテンツのブラッシュアップをする

 

 

rmoryrim.hatenablog.com

rmoryrim.hatenablog.com

rmoryrim.hatenablog.com

rmoryrim.hatenablog.com

今月の読書は16冊。

大西つねきさんの「私が総理大臣ならこうする」、長井かおりさんの「周囲がざわつく自分になる」、フローレンス駒崎さんの「社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門」が個人的にヒット、後ろ2冊は借りて読んだ後購入済。

そして宮本武蔵を全8巻読了しました!

 

今月も保育園関連の活動がメイン。保育士に向けたオンライン講座を2つ開催することができました。反省材料も手応えも感じられた機会でしたので、8月も引き続きブラッシュアップして参ります。読書はいつでもできるとして、保育園支援は動き回れるのも8月いっぱいまでか。

 

 

レジャー

  1. 行ったことのない場所に家族で行く
  2. お野菜・お米購買先に行く(茨城県・愛知県・岡山県
  3. 夫と話し合うためのお出かけをする
  4. 一人でも楽しいお出かけをする

家族でのお出かけは義実家に行ったくらいで、天気も不安定だったので4連休も自宅でのんびりと。河川敷でカニ釣りをしたり、公園巡りしたり近場で楽しみました。

6月に励んでいたウォーキングは雨の心配と心身の重さからほぼできず。梅雨が明けたら、今度は暑さで難しいかもしれませんね。朝の筋トレストレッチと、ゴルフボールを使った足裏マッサージ、寝る前のストレッチはハマっていて続けています。

友人とランチに出かけることもできました!直接会い、食事を楽しみながらあれこれ語らう。とても幸せで、明日を頑張るエネルギーを受け取れる、栄養になる時間だと感じました。久しぶりに電車に乗って向かったら傘を忘れて降車してしまい、受け取りに走るという回り道な日もありましたが。

 

 

人の縁

  1. 家族(父母妹、義両親)との連絡を絶やさない
  2. 価値観の近い人と繋がる
  3. 会いたい人に会う
  4. 相手に喜んでもらえること、安心してもらえることを努めてする 

友人とも少しずつ会えるようになってきました!ちょっと街中に出かける、それだけでもすごく楽しんでいる自分に気付きました。気付かぬうちに閉塞感があったのかな…

 

f:id:rmoryrim:20200802121628j:image

東京ステーションホテルでいただいたランチでの一コマ。ヴィーガン中華を初体験。

 

8月も引き続き縁や出会い、気付きを大事に過ごしたいです。

 

 

健康

  1. ジョギングをする
  2. ジムに行く
  3. ラソン大会に出場する
  4. 休みたいときは休む
  5. 腹八分目、食べ過ぎない
  6. 家でのトレーニング(スクワット、腹筋、腕立て伏せ、表情筋etc)を日課にする

ジョギング、ジム、マラソンはお休み。

5月から引き続き腹八分目、食べ過ぎない(夜は18時までに、なるべく小食)、家でのトレーニングを継続中。こむら返りで飛び起きることに悩んでいたのですが、友人Iさんに教わったストレッチで緩和した模様。ただ一昨日久しぶりにこむら返りでのたうち回りまして、未だに左ふくらはぎが激痛なので今週はなるべく安静にします。

 

 

家庭調和

  1. 玄米菜食&肉乳卵フリー
  2. 毎朝水回りを掃除する
  3. 子どもたちに礼儀正しさを教える
  4. 夫をかっこよく仕立てる

良くも悪くも特段書くことがない、、、!

 

 

お楽しみ

  1. 外見を磨くための観察、インプット、アウトプットを何かとやってみる
  2. お手本にしたい人、取り入れたい友人の良いところをたくさん見つける、そして真似る
  3. お味噌を作る
  4. 梅シロップを作る
  5. お菓子作りを楽しむ

長井かおりさんの本がきっかけで、メイクを考えるようになりました。必要なものを買い足し、スキンケアは入念に、そして毎日できるだけメイク。お肌の調子も良い!

他にもパドルブラシで頭皮を労わったりシャンプーを変えたり、クレイパックでお肌の手入れをしたり、なかなか楽しくやっております。洋服も断捨離して少し新調しました。夏の妊婦は暑くてほぼ袖なしです(二の腕トレーニング強化せねば!)。

 

お味噌は7ヶ月弱ぶりに昨日開けたらすっかり熟していたので、天地返しして冷蔵庫に。今年は玄米味噌にしてみました。 

rmoryrim.hatenablog.com

f:id:rmoryrim:20200802121651j:image

 

 

今年はのびのび自然畑さんにおすそ分けいただいた赤しそで、赤しそジュースにも初挑戦!すっきりした酸味が本当に美味しかったので、次の夏も作りたい!のび畑さんには毎月自然農で育てたお野菜を届けていただいています。

 

 

https://nobi-batake.tumblr.com/post/147333543986/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%8A%E5%B1%8A%E3%81%91%E4%B8%AD

nobi-batake.tumblr.com

 

そして義実家やら農家さんやらにたくさん恵んでもらった大葉はペースト、ふりかけと姿を変えて常に大活躍。友人Iさんに教わった新生姜の佃煮は何回作ったのやら状態、これも常備おかずに。家にいる時間が長かった分、こういった時間を満喫していました。

 

土日子どもたちがいるときはお菓子作りも。米粉オートミールのクッキーが最近の大ヒット!

f:id:rmoryrim:20200802121708j:image

8月も暑そうですが、とにかく元気に過ごしたい!それだけです!

今週の読書記録(200726)

こんにちは。

4連休も特に予定なしのわが家、東京はなかなかすっきり晴れないのでだいたい家におりました。

 

14ひきのシリーズが好きな長男がかぼちゃパイ、かぼちゃパイ言うのでリクエストに応えて作ってみたり。

f:id:rmoryrim:20200726162356j:image

 

友人Iさんにレシピを教わり、今日のおやつは米粉オートミールのクッキー。美味しすぎて味見と称して焼き立てを食べすぎた…

f:id:rmoryrim:20200726162404j:image

もちろんどちらも乳卵フリー、クッキーはさらにグルテンフリー。

 

大きなお出かけはできませんでしたが、楽しく過ごしております。

さて今週はこちらの4冊。

「「大学改革」という病 学問の自由・財政基盤・競争主義から検証する」山口裕之(著)

次男の産前、上司に勧められていたが読めていなかった本。今さらながら勉強として。日本の大学がいま置かれている立場や課題がよくわかる一冊。

特に興味深かったのは日本の子どもたちは国際学力比較で上位にランクインしている、ということ。2015年に実施されたPISAOECDによる学力到達度調査、15歳対象)で「科学的リテラシー」は72か国・地域のうち2位、「読解力」は7位、「数学的リテラシー」は5位、など。TIMSS(国際数学・理科教育動向調査)という同年行われた別の調査でも小4算数・中2数学は世界第5位、小4理科が3位、中2理科が2位と上位にトップ集団に位置している。

しかし、である。PISAによると2015年に「科学の楽しさ」について肯定的な回答をした子どもの割合は70か国・地域のうち67番め。「道具的な動機づけ」については63番め、「理科学習者としての自己効力感」については69番め、「広範な科学的トピックへの興味・関心」についてはデータを得られた56か国・地域のうち48番め。

2012年には数学についても同様のアンケートが実施されていて「数学の楽しさ」「道具的な動機づけ」「数学学習者としての自己効力感」について65か国・地域のうちそれぞれ60番め、64番め、63番め。

日本の子どもたちは科学や数学について「楽しい」とも「将来役に立つ」とも思っていない。成績は良いのに「自信はない」し「興味はない」。詰め込み教育である程度の水準は保っているがそこに心というか意欲があるか?というと寂しいことになっていると。学ぶ楽しさって、いつ、どこで、どうやって感じられるものなんでしょうかね。私は明確な解は持たないけど、やはり教える側の姿勢なのかなと思っています。身近な大人が前向きに学ぶ、向上する姿を見せているかどうか、机に座ってただ勉強しているかということじゃなくて、疑いながら試行錯誤繰り返すとか、議論するとか、目標や目的のために努力しているか、とか。

 

「下山の思想」五木寛之(著)

五木さんの文章は肩肘張らずに読める。

無理に明るくいる必要も、これ以上成長する必要もないと思わせてくれる、そして自分ではなかなか持てない視点から哲学的なことを話してくれるというか。下山がテーマということで、高度経済成長を終えた国は、また個人の人生は後半戦をどう過ごしたらよいのかを示唆しています。

迷うことばかり、真実がどこにあるかわからない世の中だからこそ実感を大事にする。

人間にわかっていることはほんの一部だと認識する。

この国は貧しく、同時に豊かである。白黒つけられることじゃない、これが真実ではないか。

人生という刑務所につながれている私たち、一見自由なようで生にしばられて生きている。せめて贅沢な郷愁くらい楽しもうじゃないか。

深い言葉の数々。

 

 

「私が総理大臣ならこうする 日本と世界の新世紀ビジョン」大西つねき(著)

れいわ新選組の一員ということは知っていて、「命の選別」騒動→除籍のニュースから一体何が起こったのかと一連の流れを知り私なりに考えていました。この本はその野次馬精神から借りて読んだもの。

 

今回の大西さんの主張とバッシングしている人のコメントを見て、思ったことを書かせていただくと、私自身は前後含めてのあの発言、謝罪会見を見て大西さんの主張にあまり違和感は感じませんでした。語弊を招く言葉のチョイスは良くなかったですが。

そもそも政治が日本中のあらゆる老若男女を救えるということに難しさを感じているのと、じゃあ誰を見て世の中考えたいか?どういう為政者を支持したいか?といったときに、私は若者世代(私たちも入れていいのか?気持ちとしては若者世代にちゃっかり入れてます)、未来を生きる子どもたちを優先したい。「今だけ金だけ自分だけ」はもうたくさん。

そしてこのコロナ、余りに若者や子どもたちを犠牲にしすぎているのではないかという実感があります。失われた時間、機会、経験の数々、大きさ、大人の私たちはまだ良いけど子どもにはもっと何かできないのか?と自分の子どもたちを見ていても思う。

あとは人間は自然を汚しながら生きていくことしかできないという認識、なるべく自然の摂理に従って生きたいと思う私の理想もあります(私自身の延命には否定的で、また食糧問題的な観点でも近い将来自分の寿命は自分で選択する時代が来るのかな、という気もしています。)。

 

こちらの著書を読んで感じたことは、経済理論から日本について、個人の生き方についての哲学まで、大西さんは広い見識から真剣にいろいろお考えになって今回のこともお話になったんじゃないかなということ。時は金なり、今だけ金だけ自分だけはもうやめよう、子どもの未来をできるだけ明るいものにしたい、という主張は一貫しています。

 

大西さんを過剰に叩いていた方々は、発言の本質や背景を考えた上でのご意見なのか、わかりませんが想像力が欠如している気がしました。もしくは選別している、されている、という認めたくない図星からの反発かもしれません。

いろいろ考えさせられるトピックでしたが、こちらの一冊はおすすめです。

 

 

ハンニバル(上)」トマス・ハリス(著)、高見浩(訳)

羊たちの沈黙」に続いて、あまり深く考えずストーリーを楽しんでおります。肉を食べない生活を選択している身としては、今回の登場人物やシーンでちょっと…なところもありますが、まあ物語なので。

今週の読書記録(200720)

おはようございます。

相変わらずどんよりな一週間でしたが、昨日は夏らしい天気でしたね☀

4連休まで張り切って過ごしたいです!

 

今週は4冊。

「自由への長い道 ネルソン・マンデラ自伝(下)」ネルソン・マンデラ(著)、東江一紀(訳)

自由を得るために孤独に粘り強く知的に戦った偉大な人。刑務所での酷い扱いにも屈せず、人間の尊厳を主張し続けることで腐らずいられたのかなと。大きなことを成し遂げるためにはまず持ち場での行いをより良くする意識の向上、そしてよく働くこと、だと痛感。辞書みたいに長いですが、一読の価値あります。

 

羊たちの沈黙(下)」トマス・ハリス(著)、高見浩(訳)

スリリングで面白かったので、順序逆ですがハンニバルも読んでみます。

 

宮本武蔵(八)」吉川英治(著)

読了!!長編で内容全部覚えているか?と聞かれると全然ですが、ドラマチックで面白かったので八巻まで読めたと思う。またゆっくり読める時間があれば読みたい、そして吉川英治さんが書いた三国志も気になってます。

 

「気鋭のリーダー10人に学ぶ新しい子育て」宮本恵理子(著)

経営者がほとんどだが、さまざまな分野でリーダーシップを執る男性10人による子育て論。皆さんお忙しいなかでもバランスを取りながら、奥様と良き関係を築きながら楽しんで育児に励んでいる様子が伺えます。何を選択するかは子どもに任せたい、という全員共通の方針は私も賛成、子どもとはいえ根本的に自分とは違う人、別人格として接したいと思っているし、子ども扱いはなるべくしたくないのが理想(現実の言動はそうもいかない場面も多々あり、反省の日々だけど)。

未熟な子どもでは全てを決められるわけではないので親がどこまでやるべきか、できるのかのさじ加減は非常に難しいが、視野を広げたり選択肢を見せる、出会いや気付きを提供することは親の役目だと思っているのと、「自分が考えて決めた」という子ども自身の体感、経験の積み重ねは必要だと改めて思いました。あとはどんなに良いと言われる教育環境に身を置いたとしても、崇高な習い事に励んだとしても、家庭環境が全ての基礎であり、与える影響もダントツで大きいということ。これも肝に銘じないとですね。

今週の読書記録(200713)

おはようございます。

 

東京では傘が手放せない毎日ですが、それどころじゃない被害に遭われている地域もありますね。自然との付き合い方を考えさせられます。

久しぶりに地下鉄に乗って少し遠くまで出かけた際、読書に夢中になっていたら傘を忘れて降車してしまいました。忘れ物落とし物が昔からひどく、傘の紛失も数えきれないほど。ビニル傘をチョイスし忘れ放題落とし放題だった時代もありましたが、改心し浅草で大奮発したのが2年前。これまでも何度か危機はありましたが、忘れた頃にまたやってしまった・・・がっくりきていましたが、今回もちゃんと帰ってきました!!

降りた瞬間に気付いたので電車が特定でき、途中の駅で捜索&保護してもらえました。改めて、気をつけないといけないですね。

 

今週は4冊です。

「周囲がざわつく自分になる 必要なのはコスメではなくテクニック」長井かおり(著)

メイクのハウツーをほとんど知らず、知らないのに自己流でここ(32歳)まで来てしまった私。日焼けもすごいし、肌のコンディションも良くしたいがスキンケアって何?って感じだし、メイクしない日が圧倒的に多い手抜きの日々が定着してしまい、今さらさじ加減も選び方もわからなくなっていました。この本は続けられそう、頑張れそう、そして実践してみて少しばかり手応えも感じられたので図書館で借りた後購入しました。

 

「自由への長い道 ネルソン・マンデラ自伝(上)」ネルソン・マンデラ(著)、東江一紀(訳)

勉強のつもりで読んだ一冊、辞書みたいな分厚さ。勝ち目のない、理不尽だらけ、不遇、絶望したくなるような状況も知性と行動力と結束力の強さで打開できる、と感じられる。悔しさ、悲しみ、辛さ、痛みを乗り越えた人は強いだけでなく、その時代にもその先の時代にも希望の象徴になるし、勇気を与えられる存在にも、そしてその言動その結果から人間の存在意義を問う人にもなりますね。

 

羊たちの沈黙(上)」トマス・ハリス(著)、高見浩(訳)

友人Kさんがいつか話していたのを思い出して、怖さを楽しむように読んでいます。

 

宮本武蔵(七)」吉川英治(著)

ここまで来ました、あと一冊で完結!内容も流れも一度じゃちゃんと入ってきていないので(三国志もそうだった)、もう一度読むともっと楽しめそう。

今週の読書記録(200705)

おはようございます。

金曜土曜と義実家ステイしてきました!久しぶりの遠出、子どもより多い大人の手、家事からの解放、美味しいご飯、大人同士の語らい…良いですね。リラックスできました。

 

さて今週は4冊。

宮本武蔵(六)」吉川英治(著)

舞台は江戸、順調に楽しんでいます。

 

「現代語訳 福翁自伝福沢諭吉(著)、齋藤孝(編訳)

学問のすゝめより読みやすく面白い。特に興味深かったのは「大阪の学生、江戸の学生」「目的なしの勉強」。緒方塾の塾生は自分の将来や明確な目的のために苦学するわけではない。勉学を純粋に面白がるというか、この薬は何に効くのかわからない、こんな苦い薬を飲むのは自分たちくらいしかいないだろう、苦ければもっと飲んでやるの血色で、寝る間を惜しんで(枕も要らないほどに)勉学に励む。これこそ自らのためだけの、血骨にするための活動という感じがします。

 

「社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門」駒崎弘樹(著)

いま進めている活動がいわゆるソーシャルビジネスにあたるため、勉強として。今後も役に立ちそうな一冊だったので読了後購入。

(2021.10.31再読後追記)

私は母になって、自分にとっての未来もこれからの働き方も生き生きとしたものにしたい、その想いや営みがわが子にとっての未来につながる、明るくなるようなものにもしたいと、真面目に思うようになりました。そして会社員としての活動以外にワーママや保育士に向けて、小さいながらも試行錯誤、さまざまチャレンジしていると「これをどうにかして仕事の形にしたい、なったらいいなぁ」とさらなる欲望が湧いてきます。

そんなときに出会ったのがこちら。フローレンス代表の駒崎弘樹さんによる、ソーシャルビジネスの立ち上げ方、課題や苦労する点、実践的なノウハウも個人的な想いもギュッと詰まっています。起点となる個人的な想い(パーソナルWHY)が、一番の肝かなと思います。心の棘、許せないこと、後悔、憤りなど「放っておけない個人的な気持ち」が原動力となり、アイディアが形になり、仲間を呼び寄せるのだろう。なぜ?を何度も何度も何度も何度も繰り返して事業モデルの精度を高めること、現場を見ること、財務モデルを考えること、小さくとも始めてみること、続けること、発信をすること。0→1を立ち上げることは勇気が要るし、上手くいかないことばかりだけれど、そんな不安ややるせない気持ちにそっと力強く手を添えてくれるような、頼もしく素敵な一冊だと思います。

 

「「孫子の兵法」がわかる本」守屋洋(著)

孫子に初めて触れましたが読みやすかったです。スマートに勝つための指南書ですね。意識するもそうですが実践に移す、が難しそう。無我夢中で突っ走ってしまいそう。