つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

大人の斜視手術⑤~術後~

前回の記事

 

rmoryrim.hatenablog.com

 

翌日診察(スマホアプリを使って遠隔)、一週間後診察では「問題なし」。ちなみに1650円でした。

もともと角度が大きく、斜視が少しだけ残っているそうですが先生曰く「誤差の範囲」。今後も定期的に通院し、経過を見ていくことになります。

 

術後、日常生活で気を付けることはこんな感じでした。

※私の生活に関係あるもののみ抜粋してます。例えばプールについて制限もありましたが、泳げない、水着を持っていないので読み飛ばしました。

・目をこすらない。

・目ヤニや涙を拭くときは清浄綿を使う。

→量は減ったものの一週間経ったいまでも、朝起きると目ヤニと涙がこびりついています。

・目薬は1日4回2種類(抗菌剤と炎症をおさえるもの、一週間続ける)、感染予防の抗生剤は1日3回5日間服用する。

・シャンプーは控えるか、目に水が入らないよう気を付けて洗髪する。

→一週間後診察で問題なければいつも通りに戻してよい。私は2日控えてましたが3日めに耐えられなくなり、自分で洗髪しました。美容室でお世話になる方もいるそうですが、見た目がホラーだったので外出する気力が湧かず。。。洗顔のことは特に言われなかったですが、心配だったので清浄綿で拭くにとどめました。

・メイクは翌日からOK

→術後5日目まで目が腫れていて、メイクのしようもありませんでした。笑

・運動は1ヶ月控える。

→ジムは2月までお休みします。

 

さて、術後の症状について振り返りたいと思います。

①目の痛み

手術日の月曜日、翌日の火曜日がピークでした。事あるごとに「痛い痛い」とぼやき、初日の夜は痛み止めがないと眠れませんでした。まぶたの痛みもひどく、月曜に手術してから水曜までの三日間、痛み止めが切れては服用を繰り返しました。その後目の痛みは耐えられる程度に治まりましたが、うっかり目を左右に大きく動かすと、鋭い痛みが走りました。水曜日からは痛みというよりごろつき、違和感、かゆみ(こすりたいけどこすれないジレンマ)を感じるようになりました。日曜日には治まってました。

一週間経った今では、力を入れて目を閉じると筋肉痛のような弱い鈍痛が残るくらいで、眼球も動かせるようになっています。

 

②まぶたの痛み、腫れ

一番辛かったのはこれです。水曜日がピークで、目が開けられないほど腫れました。両目だけどどうなっちゃうの、いつ治まるのかとビクビク。もともとまぶたが腫れやすいのもあるかもしれません、少し泣くとボンボンに腫れあがるので。。。土曜日には腫れはほどんど消えました。寝ても覚めても痛いので、かすかに開く視野で読書をしてました。

勤務自体は翌日から可能だそう(特に医師が止める要因がない)ですが、私は一週間はとても勤務なんてできなかったと思います。家事も育児もままならず、作ってもらった夕飯を食べたら即寝していました。目は疲れているようで、ものの数分で爆睡していたようです。

 

③充血

手術当日が一番真っ赤でしたが、徐々にひいてきます。一週間経つと「ああよく見たら充血してるね。結膜炎かなにか?」程度かと思います。傷口がふさがるまで、水曜日までは抗菌剤入りの目薬を差すとめちゃくちゃ沁みました。涙がぶわーーっと出て、泣ける泣ける。

 

④視力、見え方

私の場合、大きく処置を施した左目の視力低下が著しかったようです。手元は良いのですがちょっと距離があるとぼやぼやして、右目だけで見ていました。

金曜日くらいから左目もまともに、元通りのパフォーマンスで仕事をしてくれるようになったのですが、悩ましかった(現在進行形)のは複視です。術後から自分が静止した状態で通行人を見るのは問題ないのですが、自分が歩きながら、先行く人や向かってくる自転車など、動いているものを見ると二重に見えるのです。車とか二人組とか、対象物のサイズがある程度大きいとダブらないのですが。

日曜日にもうダブらない!と喜んでいたのですが、眩しいくらい明るい場所で、目が疲れていたりすると微妙にまだダブります。昨日根岸先生に相談したところ「新しい目の使い方を学んでいるところなので、大丈夫だと思いますよ。」とのことでした。引き続き注意します。

 

⑤疲れ

力を入れて目の位置を寄せることがなくなるので、疲れ目が軽減するそうですが今のところ、そのような実感はありません。随分長い間この目と付き合ってきたので、疲れることが普通だったというか。むしろその普通の状態から新しい環境に適応することに、エネルギーを要している感覚です。

術後はスマホを覗くと、少し見ただけで目が痛くなり、涙がポロポロ落ちてきました。ブルーライトの刺激の大きさを痛感、使用を控えるように。もう今は慣れてきましたが、仕事中に使ってたブルーライト眼鏡を発掘しなるべく活用しています。

 

ざっとまとめてみました。

今一番思うことは、「気付いたときに早くやればよかった」ということ。※あくまで私個人の一意見です。

長い間コンプレックスだったのに、気付いていたのに、それに対する行動の仕方や頑張り方が最善だったのか?もっと考えたのか?解決策を探したのか?と今さらながら思うのです。

その間に失ったかもしれない機会や信頼関係、不本意に与えてしまっていたであろう誤解…時間はもう取り戻せないけれど、そういったものがあったのかもしれないとあれこれ想像すると、考えすぎかもしれないけれど私はやるせません。

 

有り難いことに、斜視は治療法が確立されています。委ねられる人がいて、技術があり解決策がある。ならばそれに素直に感謝し、身も心も委ねればよかったんだと、今さら気付きました。

 

長男が「顔こわすぎ!」と面白がるのはまぁ良いとして、次男がかたくなに目を合わせてくれないことに撃沈もしましたし、この先の経過次第で再手術だってあるかもしれない。それでも今は、手術して良かったと思っております。

状況によってはまたこの類の記事を書くことがあるかもですが、一旦は(完)といたします。

 

(2020.8追記)

(完)としたのですが、思いの外手術に関する記事のアクセスが多いため記事を更新しました!

 ↓こちらは術後少しして書いたもの。

rmoryrim.hatenablog.com

 

↓こちらは約8ヶ月後に書いたもの。

 

 

rmoryrim.hatenablog.com