つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(190805)

おはようございます。毎日暑いですね、、、!家にいる時間が長く、読書が捗る捗る。笑

 

「オーデュボンの祈り」伊坂幸太郎(著)

「砂漠」伊坂幸太郎(著)

「深い河」遠藤周作(著)

 

中高ともにバスケ部で汗を流したKちゃんおすすめの書物。「デーツあんこってどう作るの?」って連絡をもらって、(そういやKちゃん文学部卒!)と思い出し推薦図書を聞いたらいろいろ出てきました。

 

「オーデュボンの祈り」、しゃべる案山子に最初「マジか!」と思いましたがそれも気にならないほどストーリーを楽しめました。出口や交流のない秩序って機能し続けられるのか、完全と言えるのかと考えたり、桜(登場人物)の主張に激しく共感したり。轟(登場人物)を除いて島の人は外の世界を知らないわけで、その閉鎖的な環境下で生活が成り立っているのだけど、これって良い(健全)と言えるのか?心身満たされて続けられるスタイルなのか?健全って何?生活が続けられるってどういうこと?は考えました。最後主人公がどこに身を置くことにしたのかも気になるところ。

 

「砂漠」は大学が舞台となっていて、自分の大学時代も思い出しながら読みました。大学生活でありそうな出来事、ノリが続きますが最後はびっくりな展開が待っています。大学生活ってなんとなく過ぎて、大して変わらないまま卒業して社会に出るのかなっていう実体験からの感覚なのですが、「変わらないように見えて、変わるんだな」と感じました。成長っていうより成熟、っていう言葉の方がしっくりくるかも。最後の「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢である」っていう言葉がもう、すごく気に入っているんですが、ずばり「砂漠」を表しています。

 

「深い河」、五人の男女がそれぞれに求めるものがありインドに向かう話。生と死、宗教、愛、今の私にはわかりきれない所もあったが読んでよかったと思う。宗教について考える機会になったし、また時間を置いてじっくり読んでみたい。生きるための善悪も良し悪しも、自分の心が信じているものが決めると思うと、心の在り方が一番肝要なのではないかと感じた。

 

今週は育休中の会社の先輩に誘われて「天気の子」を観てきました。

www.tenkinoko.com

 

子どもと一緒に入れるママズクラブシアター、次男と初めて行ってきました。

騒いでもお互い様、上映中は暗くなりません。ベビーカーは外で預かってくれます。次男は序盤寝る前にひと騒ぎしましたが、寝落ちしたら最後までぐっすり。めったに行かない六本木ヒルズに行ったら、授乳室を探すにも迷路みたいでした。。。

 

久しぶりの映画館、初めての新海誠作品、新鮮でリフレッシュできました。ここのところ悪魔のように言うことを1ミリも聞かなくなる長男、ズリバイとつかまり立ちでどこまでも行く次男、仕事が多くていつ帰ってきていつ寝てるかわからない夫、に疲れてしまうのが日常だったので。東京に住んでると馴染みのある風景が多く絵も楽しめますね。