おはようございます☀
先週末は長男育成室のキャンプへ⛺
今週は2冊です📚
「小説8050」林真理子(著)
痛々しさも見栄も見苦しさも、隣の芝生が青い感じも、ほんとどこにでもあるよなぁとどちらも読み入った。林真理子さんや西原理恵子さんはこういう、どこにでもあるけど表立って出さない感じを出すのがうまいなぁと思って、ハマりそうです。
親子が絡む小説を読むと、結局のところ親の幸せ、自分の幸せって一体なんなんだろうと考えてしまう。8050はちょっと池井戸潤的な勧善懲悪感があり、下流の宴は「やっぱり類友って強いのかな」とか。素直な心根というのが最強の生きる力なのではないか、は珠緒を見ていてすごく思いました。
親といえ産んだときから、子どもとは別人格で別の人生なので、そこに過度に入れ込もうとすることが誤りなのかもしれない。それでも全て、方向性は子の幸せを願うであり、ベースはその人が生きる中で培ってきた価値観なので明確に否定されるものでもなく、難しいところ。下流の宴のラストを見て「ああ、またこの人繰り返すんだわ」とうんざり思ってしまったのですが、個としての、自分自身の充実というものが肝な感じがしますね。