つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(200628)

今週は6冊、結構読んでますね。

宮本武蔵(四)」吉川英治(著)

宮本武蔵(五)」吉川英治(著)

順調にここまで、相変わらず面白いです!この時代って当たり前ながら基本は足移動、体力めちゃくちゃありますよね。最近私は意識的にウォーキングを取り入れていて、浮腫みやすい足と疲れやすい身体を思うとすごいなと。そして連絡手段も乏しいのに、会いたい人に絶妙なタイミングで会えるってドラマですね。

 

銀河鉄道の父」門井慶喜(著)

Yさんに借りたもの、読みやすくて面白かったです!宮沢賢治とその父の物語、宮沢賢治ってこんな人だったんかい!っていう驚きも少し。貧しい農村育ちの病弱で健気な青年だと勝手に思っていたけど、家庭環境や生い立ち、作家になるまでのことは全然知らなかった。

子は親の背中を見て大きくなり、親も子と同じ時を過ごしながら熟していく、その間に明確な言葉などなくても。

 

「誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則」ジム・ドノヴァン(著)、桜田直美(訳)

Sさん推薦書。面白くて読みやすいが真新しい何かはなかった。

 

チーズはどこへ消えた?スペンサー・ジョンソン(著)、門田美鈴(訳)

変化の中での停滞はありえない、頭でっかちにならず本能のままに走ろう。走りながら考えよう、が良いのかな。恐怖がなかったら何をする?私のとってのチーズは何か?を問う一冊。

 

「オランダの教育 多様性が一人ひとりの子供を育てる」リヒテルズ直子(著)

毎月お野菜を購入させていただいている、豆野さんの奥様にご紹介いただいたリヒテルズ直子さんの著書。勉強を兼ねて。

mameno.com

 

オランダの学校教育って日本と全然違うんですね!通う学校の選択肢の広さも、テストの位置づけも進学の際に考えることも、自由度が高い。そして科目も過去や公式の詰め込みではなくて、現代を生きるために知っておきたいこと、議論し考えておきたいことに集中していて、生きる知恵生きる教育だなと。

保護者は子ども一人ひとりに合わせて学校を選ぶ立場にあり、教育を真剣に考える必要がある。まさに自由市場でありそれぞれの教育機関や教育者も腕を揮う機会が揃っているのだけど、これだけ選択の自由があるとちゃんと考える/選ぶ親とそうじゃない親と、二極化が起こりそう(オランダの保護者は皆ちゃんと子どもの趣向に寄り添い、学校を選ぶのか?その辺り投げやりというか、ネグレクトに陥る親はいないのか、気になるところ)。一方で日本は小中学校だと学区内に通学することがほとんどで、保護者による熱心な選択行為は絶対条件ではない。多くを公立が占めているので均一性が保たれやすい学校制度、競争や自由がない分質は落ちやすい、特色は出しづらいけど公平性は保たれやすい、ばらつきは少ないのかなという気はする。

個人的にはオランダのように開けていたら、子どものために学校選びをきちんと考えたいと思うけど、全体の教育の質で見たらどちらが良いんでしょうかね。ただテストのために詰め込む教え方に意味はないと思うが、選べる自由の善し悪しは少し考えさせられました。