つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

拝啓、母上様(義母編)

こちらの続きです。今回は義母に何をどのように伝えたか、について。

 

rmoryrim.hatenablog.com

 

GWに義実家で3泊4日お世話になったのですが、義実家に行ったのはちょうど一年ぶり。お盆休みが夫と合わずばらばらだったり、仕事が忙しかったり次男妊娠で動きづらくて夫長男だけで帰省したり、来てもらうことも多かったので会ってないわけではなかったのですが、何だかんだ超久しぶりの帰省となりました。

 

私たち家族が肉乳製品卵なしの食事をすることを理解してほしい、ゴールはここに置いていました。完全に理解し合うことが難しくても想い合うことはできるのではないか、と。

 

義母とこれまで食生活について、主に子どものための食事について話していて違和感を感じることはあまりありませんでした。義母は今も働いていますが昔からなるべく手作りの食事(しかもめちゃくちゃ料理上手、毎回美味しい。薄味というより素材を活かす料理というのが適切)、夫は市販のお菓子をほぼ食べずに育っていて今も息子に与えるのは果物がメイン、私の実家とは全然違います。。

 

伝え方としてはお便りに想いを込めてお送りしたのですが、そうしようと思ったきっかけは義母がさらっと「人間は食べ物のお化け」という言葉を教えてくれたからでした。私たちは食べたもの、聞いた言葉やかけられた言葉、読んだ本などによって作られる、というような趣旨でした。

穏やかで聞き上手で、いつも私のマシンガンを受け止めてくれる優しい方ですが、こういう価値観を持っている人なら深いところまで伝えても良いのかもしれないと思ったわけです。

 

可愛い便箋を東急ハンズで購入し、思うがまま書いていたら4枚になりましたが伝えたことはざっくりこんな感じです。

①今の食生活に変えたきっかけ、私自身が考えたこと、想い、実践から見えた効果

②理解者である夫とさまざまな知識を吟味し最善策を模索していること、これからもそうしたいと思っていること

③夫や息子の現状、私は専門家ではないが「家族が心身ともに健全であること」を念頭に置き行動していること

④「家族が心身ともに健全であること」が一番の願いなので、お義母さんの意見も聞かせてほしいと思っていること

⑤参考文献(natsumiさんの漫画本「世界を変えたくて僕を変えた」を同封、夫が一番腑に落ちたゲイリーヨーロフスキーの動画も紹介)

 

事前連絡もなしに投函したら義母の誕生日に着いてしまい「やってしまった…」と反省しました。そして返信が来るまでは心臓バクバクでいつも緊張していました。後日受け取った返信には私たち夫婦の選択を尊重したい(滞在中の食事は一緒に考えましょう)、子どもたちの成長にどんな影響があるのか心配なところが正直あるのでこれからも注意深く行動してほしい、参考文献を見ての感想、がつづられていました。一番うれしかったのは「Mちゃん(私)の考えていることは、食べ物と健康の問題だけではなく、地球規模での生き方に関わってくる事と感じました。真剣に生きていると思います。」と言ってくださったこと。

 

滞在中、義母と夜遅くまで二人で話し込むこともありました。初耳でしたが義父が長年大腸ポリープに悩んでいることから少し前に「肉をやめてみようか」と話していたタイミングでもあったそうです。長男が何でも喜んで食べてくれること、心身丈夫に育っていることが何よりの証拠だね、とも言ってくれました。情緒が落ち着いている、身体が大きくて強い、それは二人が愛情をたっぷり注いでいるからだねといつも褒めてくださいます。夫のはつらつとした姿にも安心したようです。この4日間初めてお肉なしで調理を続けてみたら料理作りが楽しくて、「できるか心配だったけど菜食って幅が広いのね~」と喜んでもくれました。

義父も食材買い出し先のトマト直売所で私のことを話したら「それってヴィーガンってやつですか?」と農家さんに言われたよとか、便の量が増えたとか、話してくれました。

 

私のやっていることが絶対正しいか?それは言い切れません。わかりません。でも誰だってそうだと思います。

想いを乗せて自分の居場所をより良くする、こう書くと自分本位な考え方だけど私はこれからも目の前の人と向き合っていきたい。自分と家族の心身を一番に考えて。そのために知識経験真理を追求し、自分の持っているエネルギーを注いでいきたいです。