つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

オットとのゆる対談(仕事を考える1)

おはようございます。7号食生活も残すところ1日となりました(気になる方は「7号食」で検索してみてください。これも近々記事にしたい)!

 

そして義母編の前に、一つ挟みます。

GWに義実家に帰省した際、夫が熱望していた益子陶器市に行きました。

 

益子って、すごくきれいな町なんですよね。長男が大好きで全巻持っている絵本、14匹のねずみたちが住んでいるのが益子町です。


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赤い点に見えるのが長男。

 


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真ん中の大皿が陶器市で買ったひとつ。弓田亨さんの本を読んで作ったルネサンス流味噌汁がしびれる程旨かった日の、夫の晩ごはん(7号食中で私は汁をちょろっと飲んだだけ。明日はしっかりいただくぞ!)。

 

益子陶器市で見た、良いと思うものを創る人、その価値を買う人とのシンプルなやりとりに、心を動かされたのが、私です。

復職したての頃、戦略、勝ち筋、武器…といった言葉を浴びて過ごしていたとき「私って兵隊なのかな。お客様と対峙する仕事で、一体何と戦っているんだろう」と違和感を覚え始めたことを思い出しました。

 

このことを昨夜夫に話しました。

義実家や益子の豊かな自然を見て、またGW明けということもあり、彼も少しおセンチ気味。ラッシュアワーの満員電車に復帰し、仕事働き方を考えちゃうよな〜とのこと。

 

ま(私)

益子で見たような、良いものを創る人とそれを欲する人との間で成り立つ仕事がすごく良い。必要以上に資源を搾取しない、不自然に利を膨らませない、嘘やごまかしがなく、「これで良いのだ」という当人の思い込みも要さない。そんな過ごし方がしたい、ホリエモンが本で言ってたように社会的使命と熱意がエンジンになるような、さ。

 

ゆ(夫)

そうだね、俺もそう思う。特に熱意は大事だね。今の生活、熱意を持って仕事してるかっていうとちょっと疑問なんだよな。

 

え、あなたのしている仕事は「困っている人を助ける」というわかりやすい使命があるし、熱意を持ちやすいと思うのだけど。

 

うーん…企業や所属組織がしていることはたしかにそこに繋がるし意義があるように思えるけど、日々こなしている自分の仕事だけに焦点を当てると社会的使命と熱意ねぇ…と思ってしまって、モチベーションが上がらないときも、ある。

大学で研究してたときが一番、燃えてたし毎日楽しかった。

 

ほぅ。。ならまた大学に戻って仕事するとか、いま私たちが魅力を感じている地方で、別の仕事を探すとかはどう?(こう書くと私、結構端的というか突撃系の会話を繰り広げるタイプだな。)

陶器作る才能やセンスがある人っていいよなー、農業もシンプルで良い仕事の形だよなといつも思っている。

 

村上春樹も言ってるけど(先週私が読んだ「職業としての小説家」を回し読み中)、クリエイティブな人にも当たり前だけど生活があるんだし、悩んでいると思うよ。どんな仕事も難しいのは一緒だと思う。クリエイターなら、オリジナリティを誰に向けて見せるのか、とか、悩むんじゃないかな。流行りを取り入れて多くの人の手に取ってもらうことを選ぶのか、オリジナリティをとにかく優先してファンが少数だとしても選んでもらうことを喜びとするのか。それって戦略みたいなものだと思うし、やっぱり、趣味じゃないから。

だから自分は、子どもを養っていく、生活のためにも今の仕事をまずは続ける。アンテナは張り続けるべきだと思うけどね。二人育児で余暇はなかなか取れないけど、余裕ができたら仕事をしながら、いきなり転職とか副業とかいう話じゃなくても、やりたいことを試してみたい。

 

そこから彼のやりたいこと、私のやりたいことをあれこれ話して気付いたらzzz…という感じで朝を迎えたのですが。

 

 

とりとめないのですが、益子の残像とともに忘れたくない会話だったので、残してみました。

 

〈つづく〉

…となるかは、わかりませんが。