つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(190513)

「生きる力ってなんですか?」おおたとしまさ(著)

義実家にいたときに地元の図書館に行き、途中まで読んだ一冊。内田樹乙武洋匡西原理恵子C.W.ニコル椎名誠高濱正伸、三浦雄一郎(敬称略)といった著名人が子ども(小学生くらいを想定していると予想)と大人に向けて「生きる力」についてメッセージを送っています。私は後半の大人編のみ読みましたが、とても面白かったし子どもとの暮らし方、自分自身の生き方を考えさせられました。特に「自然を大切にしない人には「生きる力」がない」と考えるC.W.ニコルさん、「「死」を意識して、「生きる」ことへの総合的思考が始まる」「恵まれすぎている不幸」「勉強は技術、頭の良さは自発的、主体的なもの」と訴える椎名誠さんのところが印象に残りましたね。

大人も子どもも生きる力をつけるべき。子どもは大人を見て生きるのだから、まずは大人が、親が力をつけないと、と思いました。

「死」を意識して人生を考えられたら、一日の過ごし方、衣食住、どんな最期を望むか、自分にとっての幸せ、他者への思いやりを考えるだろう。

地球の上に生きている、共生している事実に気付けば他者への共感力や謙虚さが身につくだろう。

「勉強」と「頭の良さ」の違いを意識できたら、どうして学校に通うのか、勉強するのか考えるだろう。

主体的に自主的に、大きな夢に向かって小さなことから始めようと思えたら、失敗してもいいと思える、場数を踏んでは結果を分析して前に進めるだろう。

 

風の歌を聴け村上春樹(著)

 

「ごはんとおかずのルネサンス 誰もが忘れていた日本の真実の味わい[基本編]」

「はじめてのルネサンスごはん おいしいおっぱいと大人から取り分ける離乳食:赤ちゃんと家族皆を健康にする」

「体がよみがえる家庭料理 ルネサンスごはん」

いずれも弓田亨(著)

大学時代の友人Yに勧められて読んだ三冊。上二冊はレシピ本、「体がよみがえる~」は弓田さんの考え方や経験が綴られた一冊です。弓田先生はフランス菓子のパティシエ、日本とフランスを行き来する中でいまの日本人に最適な食事はなんだろう、と考えたどり着いたのが「ルネサンスごはん」です。

玄米菜食ともローフードともヴィーガンとも異なるので頷けるところ、真似できないこともあります。でも日本の食環境に危機感を持っていること、なんとかしたいという一心からの行動で創り上げたルネサンスごはんは本当に美味しそうで身体のための食事で栄養満点だと思うし、ルネサンスごはんを実践した生徒さんたちが健康になったという経験上の事実は素晴らしいと思いました。ルネサンス流味噌汁は夫が「今まで食べた味噌汁で最高の出来」と言って喜んでくれたし、ルネサンス流で炊いた玄米ご飯も美味しくて感動、本日はルネサンス流肉じゃが(我が家では肉は入れないので、にんじゃがって言ったほうがよいかな)に挑戦です。気になるレシピを大量にコピーしました。