つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(190317)

「食事のせいで、死なないために[病気別編]もっとも危ない15の死因からあなたを守る、最強の栄養学」マイケル・グレガー(著)、ジーン・ストーン(著)、神崎朗子(訳)

マイケル・グレガー氏はアメリカの医師であり、菜食中心の食生活が健康維持のためにいかに素晴らしいか、最もお手軽かつ優れた健康法であるのか、を科学的見地からわかりやすく伝えています。

この[病気別編]ではアメリカ人の死因で多い15の疾患を例に挙げ、それぞれがどんな病気なのか、防ぐ、治すために効果的だとわかっていることが述べられています。一冊まるっと読むと「植物ベースで、未加工で食べるのが一番だ」と腑に落ちるはずです。[食材別編]はそれぞれの食材についてどのような効能があるとわかっているか、またどんな調理をして食べることがおすすめか、など実際の食事に取り入れる際のヒントが詰まった、より実践的な一冊となっています。日本ではなじみのない食材や調理アイディアも載っているので新鮮で面白いです。順番としては[病気別編]が先の方がよいと思いました。

 

rmoryrim.hatenablog.com

 

堅苦しいことは考えたくないから好きなものを好きなだけ食べて、病気になったらその時、と思う人もいるかと思います。どんなに気を付けていたって病気になる人はいるし、ならない人もいる。食生活関係なく明日不慮の事故でぽっくり、、、みたいなことも、可能性は全然ゼロじゃない。だからこそ毎日を謙虚に、より健全に生きていきたいと最近思うのです。自分の心と体、自分と他者、自分と他のどうぶつ、自分と食べ物、自分と身の回りの物質。。。これらの間に上下や優劣をつけず、必要以上の関わり合いや搾取を求めず、大切にすることができたら、良い循環ができると思うのです。

 

 

「保育士おとーちゃんの「叱らなくていい子育て」」須賀義一(著)

才色兼備双子ママMちゃんがおすすめしてくれた、二冊目の本です。ちなみにおすすめしてもらったもう一冊は「保育園義務教育化」。

 

rmoryrim.hatenablog.com

 今週保育園の水道管が破裂(!)し、緊急事態ということで月曜火曜と長男が自宅待機しておりました。寝たいのに寝られなくて泣く次男0歳、遊びたくて大騒ぎする長男2歳、長男BGMで思うように寝られずますます泣く次男、面白い反応を狙っているのに私がつれない反応のため、ますます大騒ぎする長男、バッテリー消耗が激しく補給もままならずぐったりしてきた母30歳。。。いつもと違う月曜日に三人それぞれが調子を崩し混乱していました。

長男をきつい態度でつい叱りつけて、寂しい顔をさせてしまったこと、夜になって猛反省しました。なるべく言いたくない言葉「やめて」「もういやだ」「うるさい」「お母さんもう疲れちゃったよ」などなど、大きな声で言ってしまったなと。

 

火曜日は一念発起し「やらなきゃと思っていることは、明日でも明後日でもいつでもできる」「子どもが起きているときは子どもを見よう」「大声でお友達に接する息子を見たくないのなら、自分がその癖をまずやめよう」と決めました。月曜日よりは穏やかに、楽しく一日過ごせた。

 

保育園が再開した水曜日、ものすごくタイムリーに手元に届いたのがこの一冊。

 

(以下私なりのまとめ)

幼児期関わり方は一生を左右する、土台(基盤)をつくる最も大事な時期であること。

叱ることが「否定」「規制」「禁止」「支配」になっていないか。

心配しすぎは自尊心を傷つけ、また心配する大人を「支配」する子どもを生む。

関わり方のポイントは「受容」(コミュニケーションの基本、結局のところ全部ここに落ちていくよな。。。)。ここでいう「受容」とは「見守る」(子どもの動作、できたこと)、「受け容れる」(子ども自身を否定しない、気持ちや成長に寄り添う)、「共感する」(喜怒哀楽を共感できる関係、甘えていい環境を整える)ことに集約されるかと。

子どもの持っているクッキー缶を思いやりある言動で満タンにしてあげる。容器のサイズは個性、満たされている子どもは他者にも優しさをおすそわけできる、勇気を持って前進する力を持てる。