つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(190304)

「給食で死ぬ!!―いじめ・非行・暴力が給食を変えたらなくなり、優秀校になった長野・真田町の奇跡!!」大塚貢、西村修平、鈴木昭平(著)

タイトルが過激ですが内容はマイルドで読みやすいです。給食を本気で見直したら(他にも授業改革、学校に花を置く、などの環境整備も行っている)、荒れていた学校、生徒、教員のコンディションが良くなったという実話。

義母が先日「人は食べもののお化け」と話してくれましたが、本当にその通りだと思っています。良くも悪くも食べたもので心身作られると思うし、それだけじゃなく経験したこと、親などからかけられた言葉、想い、感じたこと…積み重なったそれらのこと、結晶が「その人」なのかなと。そう考えると親や教育者って重要な役割を担っていますよね。

 

「名医は虫歯を削らない 虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法」小峰一雄(著)

長男の産後、虫歯に苦しんだので歯のケアは結構気にしています。先日半年ぶり、次男の産後初めて歯医者に行きましたら「虫歯ゼロ!キレイだから一年後でいいよ!」とのお言葉を頂き飛び上がるほど嬉しかった私です。ここんとこ一年半ほど調子が良いです。

小峰先生は食事指導、自由診療も混じえてなるべく歯を削らない治療をしている方。削っても良くなるどころかさらに悪くなる事例を多く目の当たりにして、今の治療体制にたどり着いたのだとか。もっと早く知りたかった一冊です…(既にたくさん削っている…泣)‼

読み進めていて知ったのですが、この先生は20年以上野菜中心の食生活を送っているそうです。肉や牛乳が口腔環境、歯に与えるリスクについても述べられていました。

 

「10年後の仕事図鑑」堀江貴文、落合陽一(著)

半年以上前に同僚KYに勧められ、図書館でようやく借りられた一冊。AIがどこまで仕事をするのか、私たちはどんな風に未来を生きるべきかが書かれています、ざっくりですが。

印象深かった箇所を抜粋、私なりに要約すると

・ピュアな情熱と社会的使命をもてることをすべき、じゃなきゃ飯は食えない。

・工業化により、私たちは疑問を持たず同じ規格のものを使い続けられるようになった。それが意味するのは選んだつもりになっているものも、ただの錯覚にすぎないということ(例えるならばかき氷、違う色からフレーバーを選んでるつもりでも結局食べてるのは同じ砂糖でしょ?って話)。意思決定能力が低下しやすい状況で、自分は選び取る行動を取れるようになろう。

・まずは昨日の自分と今日の自分を差別化する。すぐに行動する癖をつけるべき。

 

私たち自身もAIにならぬよう、意思を持って行動したいです。せっかく人間なので。

 

「保育園義務教育化」古市憲寿(著)

中高の同級生、双子ママのMちゃんがおすすめしてくれました。なるほどな、保育園義務教育化もアリだなと思いました。

社会全体で子どもの幼少期に投資することが、子どもにとって、母親にとって、家庭にとって、社会にとって、国にとって良い効果が得られることを示唆しています。

個人的には、経済がガンガン回ることが環境や地球にとって良いことなのか?は疑問に残りますが、まずは子どもを産みやすい、育てやすい地盤を整えようよ、という趣旨には賛同します。