つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(181125)

「「しないこと」リストのすすめ 人生を豊かにする引き算の発想」辻信一(著)

「ハチドリのひとしずく いま、私にできること」辻信一(著)

「他力・自力のしあわせ論─こうやって生きれば大丈夫」野口法蔵、辻信一(著)

「いよいよローカルの時代―ヘレナさんの「幸せの経済学」 (ゆっくりノートブック)」ヘレナ・ノーバーグ・ホッジ、辻信一(著)

 

パーマカルチャーに興味があるんだ、と自覚したら「辻信一先生の本おすすめだよ」とのお告げが。というわけでいろいろ借りて読んでみました。

 

 「しないこと」リストのすすめ、は追いかけられる生活や仕事に疲れを感じている方、自分らしい働き方ってなんだろうと考えている方に特におすすめしたいです。タイムマネジメントやタスク管理といったものは、突き詰めた先に自由があるわけでなく、残念ながらさらなるto doが待ち受けているだけなんですよね。過剰な時代だからこそ、「あえてしない」ことが人生にとっても、仕事としても、社会にとっても価値になる、そんな世界観を実感できる一冊。そんな考え方のもと、「いましたい」気持ちや言動を大切に育むことができたら、「成長」ではなくより豊かな「成熟」社会が実現すると思うのです。

(私はtodoリストを作るのが癖で、気付いたとき(それこそ中学受験をしていた小学生の頃)から毎日、オンでもオフでも年がら年中todoリストを書き続け、それに合わせて動くのが好きなタチです…)

 

この世の中で忙しくすること、「より速く、より多く」を実現することとは、消費社会や競争や争いごとに拍車をかけることであり、本当にそれって自分にとっても社会にとっても良いことなのだろうかと。待ち受けているのは、気付かないうちに自分自身をも消費され使い捨てされている悲しい結末ではないだろうか。そういった背景で起こりうることを含めても「腑に落ちる」働き方、生き方の選択がしたいなと私は強く感じました。この実情をわが子にはどう伝えたらいいのか?と悩んでしまう。。。

〈less is more〉、より少ないことがより良い結果につながる、量よりも質を求めていく生き方は素晴らしいと思うし、そんな実感を持ってこれからは生活したい!と気付きを得ました。当たり前や余裕を愛する、それは自分の豊かさにも誰かの豊かさにもなります。今の仕事、働き方は自分を豊かにするものだろうか?

「する、ではなくてなる」「することからしないこと、さらにはいることへの転換」「ただそこにいることを大切にする」ができたなら、幸福度やものさしが変わってくるよなぁ。

 

この本を読んで、「しないこと」リストに今のところ入れたくなったもの、思いつくままに。大粒なものから小粒なものまで。

「絶対に、しない」としないことがひとつポイントなんだそう。「絶対に」とした途端に「すべき」になってしまうから。「〇〇しなくてもいい」くらいが続けるにはちょうど良いのかも。「すべき」を「しなくてもいい」に

また「しないこと」リストに挙げるだけでなく、「ズーニー」リスト(〇〇せずに、の「ズニ」から来てる。つまり〇〇せずにどうするのか、という代替案。)を考えてみるのも一つ。

 

・自分も家族も他人も急かさない

・誰かと比べない

・相手を変えようとしない

・不必要に求めない

・怒らない

・環境に負荷のかかるものは買わない(身近なものだとペットボトルやポリ袋、割り箸をやめたい)

・食べすぎない

・時間がない、を言わない

・所有する、の概念を持たない

 

これを全部実践できたなら、何も変わらない毎日もさらに楽しくなりそう!わくわくしてきた!