つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

240519今週の読書記録

おはようございます☀

昨日は子どもたちのリクエストあり、野田市にある清水公園へ🚗

8ヶ月ぶりでした!

水上アスレチックコースは今回も長男と私の2名で、前回同様長男は水没。

(大人でも着水している方割といます)

朝から16:30までフルにいたので日焼けも疲労感もしっかりあります。

 

 

今週は2冊です📚

「トゥー・ビー・リッチ 経済的な不安がなくなる賢いお金の増やし方」ラセット・セティ(著)、岩本正明(訳)

家計管理から資産運用まで分かりやすく現実的で、しかも「好きなものをケチらずに」というポリシーにも共感。体重もファイナンスも、些細なことで議論するのではなくもっと根本にメスを入れる(必要なことはインプットとアウトプットの調整しかない)、面白みはないがそれが大事というのも納得、というか耳が痛いです。詳細で目新しい情報といえば個人的にあまりなく、パーソナル・ファイナンスの観点(年齢によってポートフォリオ見直す等)が参考になったかな、というくらいです。これから資産運用を始めるという方にはおすすめです。

 

 

「生きる はたらく つくる」皆川明(著)

ファッションデザイナー皆川明さんの自叙伝。家庭環境や交友関係が仕事にも、その後の価値観にも大きな影響を与えるのだな、ということを節々に感じる内容でした。

皆川さんも高校卒業後お金を貯めてヨーロッパに飛び出すのですが、深夜特急を見てもこういった「若いうちにギリギリのお金を持って異世界に飛び出す」経験って、すごく価値ありますよね。お金を貯めて異世界に飛び出すハードルが、今の日本ではどんどん高くなっているような気がして悲しいですが。円安も終わりませんし。。

 

苦手なことをあえて仕事にする、しかも「絶対に辞めない」という決意と自覚はどうやって持ったのだろう、はしばらく考えました。このとき皆川さん20歳くらい。

苦手なことを積極的に仕事にする心境はなんだろうなと考えていたのですが、一つ「簡単だと思った途端に、間違える」みたいなものもあるのかなと思いました。

※私の一解釈です。

先日水上アスレチックでの長男とのやり取り。

長男:「ここは簡単だから大丈夫」(スタスタと渡る)

私「簡単だと思うときに落っこちちゃったりするからね、気を付けて!」

間違えることは悪いことではないですが、面白みが薄れる、油断しやすくなる点は否めないのではないかな、と。毎日何年も続く仕事を考える際、皆川明さんももしかしたらこのような感覚だったのかもしれません。

 

副業での魚市場での経験が、後に「無駄になる部分をつくらないこと」に繋がることもすごく素晴らしいなと思いました。必要な分だけ服をつくる、余った生地で他の小物をつくる工夫。理論と実践がつながっていくこと、言行一致はその人や企業、生産物の魅力にも繋がります。

 

「よい記憶をつくる仕事」の章もいいですね。どれも納得。

  • 働かされている、ではなく、働く感覚を持続できるかどうか(自分は「仕掛ける」の感覚を持てるかどうか、だと思っています)
  • 働かされていると感じた途端に失われるものは想像力
  • 「よい記憶になるだろうか」の問いがつねにあり、願いがある

皆川明さんの幼少期の記憶(祖父母とのやり取り)とリンクするのも、いいですよね。自分も「よい仕事をしたい」とお仕事の渦中考えることがよくあるのですが、意識するのは「三方よし」であるかどうか、ということです。「よい記憶」「よい時間」になるかどうか、と言い換えてもいいかもしれないです。その時どきのベストでありたいし、振り返ったときにも「あれは良かったよね」と思える選択、行動でありたいですし。自分の職業観や仕事観を考えるきっかけにもなり、良い出会いの書でした。