つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

240616今週の読書記録

おはようございます☀

写真のピカチュウはクレーンゲームを得意とするあやぱんさん(会社の同僚)からいただいたもの。

この前もあやぱんさん経由でおっきいカビゴンが仲間入りしたのですが、子どもたち(特に三男)が大喜びしています。

 

 

今週は4冊です📚

「彼女たちの場合は(上)」江國香織(著)

十代の二人の少女が旅に出るのですが(親に黙ってなので家出というほうが正しい表現か)、若い時期の旅っていいなぁと。危なげなことも不安なことも含めて「可愛い子には旅をさせよ」「百聞は一見にしかず」なのかなぁ。読み進めている「深夜特急」でも眩しく同じようなことを思っています。

江國香織さんの本初めてでしたが、情景描写が美しい感じがしました。

 

 

「夏の体温」瀬尾まいこ(著)

瀬尾まいこさんの本は「そして、バトンは渡された」「温室デイズ」以来。

rmoryrim.hatenablog.com

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「温室デイズ」、結構考えさせられた気がするのですが内容を全然思い出せないので、もう一度読もうかなと思っています。

 

「夏の体温」は3短編集。「夏の体温」「魅惑の極悪人ファイル」が特にお気に入りです。他の人に見せない影の部分と、でもそれは自然なこと、悪いことではないと、包んで表してくれる瀬尾まいこさんの描き方が素敵でいいですね。

 

 

「日本の死角」現代ビジネス(編)

日本でよく言われている、課題と思われることがオムニバス形式で書かれている。テーマが幅広くて印象に残るもの、そうでないものさまざまでしたが興味深く読みました。

「日本が中国に完敗した今、26歳の私が全てのオッサンに言いたいこと」で描かれていた中国の街の陽気さ。「日本の学校から「いじめ」が絶対なくならないシンプルな理由」から見る、学校空間の課題(対人距離を自由に調整できること、逃れられない閉鎖空間をやめること)。「女性に大人気「フクロウカフェ」のあぶない実態」はフクロウが気の毒になりました。「家族はコスパが悪すぎる?結婚しない若者たち、結婚教の信者たち」の考察は考えたことのない視点でした。コスパが悪すぎる点についてはイマイチ実感もてなかったですが、女性の社会進出が進み従来通り女性上昇婚・同類婚を目指そうとするとバランスが狂う、、というのは一理あるのかな、と。

「自然災害大国の避難が「体育館生活」であることの大きな違和感」もこれまで考えたことのない視点からの指摘、という点で目からウロコでした。イタリアではホテル泊が一般的なのですね。被災責任の所在の考え方の違い、という考察がなるほど、と。

 

 

「「大好きなもの」しか持たない 少ない暮らし」日本文芸社(編)

ミニマリスト7人の方のインタビューと、間取り図とお家の様子がたくさんで、面白かったです。当たり前ですが家の中がスッキリと洗練されていて、これはおうち時間が充実するよねー!という感じで。インタビューではマインドの好転についてもかなり書かれていて、身辺を整えるって心身どちらにとっても良さそうだなと思いました。私は「着ない気がするけど保留の5着くらい」をクローゼット内に放置しているのですが、次のゴミの日に処分しようと決心しました。