つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

240317今週の読書記録

おはようございます☀

先週末は名古屋シティマラソンを走ってきました💨

5年ぶり(2019いびがわマラソン以来)のハーフマラソン、お正月に勢いでエントリーしました。

どうなることかと思いましたが、朝のランニングの距離を伸ばしたり、

知人にコーチをお願いして10キロ走、15キロ走をして備えたり、

実家でのんびりさせてもらいモリモリご飯も食べて、いいコンディションで走れました。

 

生まれてから結婚するまで(26歳まで、もう10年前!)名古屋にいたので、コースも懐かしみいっぱいで楽しかったです。お店はどんどん変わっているけれど要所は変わらない感じで。

子どもたちと夫も応援団として来てくれていたので、ファンサしながら笑、元気をもらいながら、怪我なく帰りも一人で地下鉄で帰れてホッとしています。

帰宅後ドタバタで、父親の知人が主催する餅投げ大会に連行されたのは鬼でした。

あの、私数時間前に21キロ走ったので脚とか全然曲がらないし、頭ぐらぐらするのですが、と。笑

 

そんなこんなで今週は3冊です📚

ダレン・シャン9 夜明けの覇者」ダレン・シャン(著)、橋本恵(訳)、田口智子(絵)

涙の別れののち、そうなるんかい・・!の大衝撃で終わりました。続く死闘の結末やいかに、です。

 

 

「私はいま自由なの? 男女平等世界一の国ノルウェーが直面した現実」リン・スタルスベルグ(著)、枇谷玲子(訳)

サブタイトルにもある通り「ノルウェーは進んでいて、男女平等のもとで、バリバリと生き生きと働いているワーママ多数だ」と私も認識していたのですが、内実は日本のワーママとあまり変わらないようだ(というより日本の先を行っていると思うので私たちもノルウェーの現実をたどる運命?)と実感を持てたのが、一番の収穫でしょうか。

女性解放運動で、本当に女性は自由に、より幸せなったのか。どの国でも同じムーブメントが起きて今とすると、不自由があった結果なんだろうなとは思うのですが(「選択の自由」は確実に得られたと思う)。

  • 「児童保護」という言葉は多義的。共働きをして家計を安定させることも、我が子と一緒にいて心身の育ちに寄り添うことも「児童保護」だと思う。どちらも守ろう(当事者が守らないと維持されない、どちらも当事者に求める)とする現状が苦しくしているなら、セーフティネットが脆いということなのでは。
  • オランダの女性は男性より圧倒的に働かない傾向(女性の68%が週25時間の時短勤務)で、賃金も男性より低い、管理職も少ない。オランダ女性は鬱になりにくく幸福を感じている、この状況に大いに満足という結果が出ているそう。いまのトレンドと逆行しており、例えば離婚したら自活が非常に難しいなど大きな難点はあるが、心の余裕面ではフルタイムより大きな利点である、と。何を取るか、人生の意味をどう捉えるか、の話になりそう。
  • 個人的なことは政治的なこと。個人的な場面で苦しいということは、政治的な面で課題ということで、繋がっている。
  • 誰かの自由は、ほかの誰かにとっての不自由。何かを守ろう、保障しようとすると当然しわ寄せが来る。フィリピン人女性に住み込みで家事を依頼したとして、雇用主のワーママの家庭は守られるが、フィリピン人女性にも祖国で子どもの存在がある場合。誰にとっても良い解決策になっているのか?は非常に鋭い指摘と思った。ワーママが働けば働くほど、子どもの保育園滞在時間が長くなる(そこで働く保育士の勤務時間も長くなる。保育士の多くは女性という現実。)の構図とも近しいものを感じました。

 

 

「子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか」荒木尚子(著)

図書館でなんとなしに借りたら、知人の同僚?でびっくりして連絡入れました。

主体性とは「願いを持つ」ことから始まる、「できる」ではなく「したくなる」かどうか、が特に印象に残りました。親としては「できる」ではなく「したくなる」を黒子のように支えたいです。

仕事をしている時間が長くなるといかに効率的に合理的に過ごすかを求められるようになるので、家庭や子どもと一緒にいる時はそれとは違う、思い切った過ごし方ができるのがいいなぁと。効率や合理だけで生きているわけではないという、当然なことを気付かされた一冊でした。

 

最近よく使われる言葉に、子どもも大人も関わらず大事にしたいエッセンスをプラスして解説されていて、とても素敵です。

誰にでもわかりやすい、想像しやすい言葉で伝えられていて、の心配りや優しさ、信念も感じます。