つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

230730今週の読書記録

おはようございます☀

写真は久しぶりに新宿に行った時のもの。暑い日々ですがルミネのwired bonbonのパフェでかなり生き返りました🍰

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今週は3冊です📚

「天の夜曲 流転の海 第四部」宮本輝(著)

舞台は富山(房江と伸仁)と大阪(熊吾)へ、それぞれになかなか試練の巻でした。熊吾の軽やかに拠点を変えたり店じまいしたりまた何かを興そうとする様を見ると、同じ場所に留まって衣食住+職をするよりも人間的な姿なのか、という錯覚に襲われます(笑)まだまだ前半戦なのでこの後どうなるのだろうと楽しみです。

 

 

「ディズニーCEOが実践する10の原則」ロバート・アイガー(著)、関美和(訳)

予備知識ゼロで読んでしまったので複雑に感じてしまい(カタカナが多かったのも関係あるかも)、流れを理解するのに結構苦労しましたがテレビ局からディズニーCEOまで登り詰めた話は素晴らしい。ピクサースティーブ・ジョブズ、マーベルなど出てきたあたりから面白くなってきました。

最後の付録「リーダーの原則」にもまとめられているが、リーダーとは?が詰まっていて読みごたえがありました!

 

 

終わった人内館牧子(著)

定年小説と呼ばれているそうですが、「今度生まれたら」が面白かったので読みました。

rmoryrim.hatenablog.com

 

最後そこまで?!?!と思ったり、いまの私では想像が及ばず?が飛ぶシーンもいろいろあるのですが、主人公の壮介の大決断を「成仏できなかったから」だと分析したトシのひと言にしびれました。ジェットコースターのような選択を楽しめる人もいれば、そもそも選ばない人だっているだろうし、過去〜そのときまでの歩みによるところもあるのだろうけど。人はいつでも自己実現欲求と付き合っていかないと上手くいかないのかも、と思って読んでいました。

だとするならば、ぼんやりでも現実離れでも小さくてもいいから自分がどうなりたいというのを描いておくこと、実際とのギャップに目を背けないこと、「理想」と「現実」を見つめていつでも考えてみることって大事なのだろうな。