つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(200301)

おはようございます。

 

今週は4冊でした!

「人を動かす人柄力が3倍になるインバスケット思考」鳥原隆志(著)

「たった5秒思考を変えるだけで、仕事の9割はうまくいく」鳥原隆志(著)

先週に引き続き。仕事や人、時間との向き合い方が書かれているけど、仕事じゃないところでも意識し実践したい。時間がないときも、未来時間のためにまずは立ち止まる、現状把握をする、そして動く、が大事だということ。そして人柄力のもつ力は大きい、これこそ仕事以外でも細心の注意を払うべき。

 

「パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学池谷裕二(著)

Yちゃんに教わって借りてみたところ「あ、俺の博士論文を審査した先生の本」と夫。有名な先生なんですね。娘さんが二人いらっしゃり、上の娘さんの成長と脳の発達・機能の原理を、月刊誌で連載していたものがこちらのよう。子どもを育てているすべての親にとって、わかりやすく興味深い内容になっています。3歳4ヶ月になった長男がもうどうにも、なんで話を全く聞いてくれないんだ、悪いことを敢えてやるんだろう、とついカっとなってしまうことに悩んでいた真っ最中で(夫にも、私の叱り方は度が過ぎているときがある、長男が可哀想に見える、と指摘を受けたばかり)。「叱るってなんだろう」「何をもって良い子育てというんだろう」と自問自答していた私にはタイムリーでした。

・「入力」より「出力」

 大人だってアウトプットが大事、と耳が痛いほど言われていますよね。池谷先生も読むより書く、読み聞かせより試行錯誤思い出しながら話してみる、を子育てでも重視しているそう。「わかった気分」は百害あって一利なし、答える前に「なぜ」「どうして」を考えられる時間をとる。

 

・しつけの分岐点、「ほめる」と「しかる」

  しつけには「強化」(褒めること、その行動を再び取るよう意欲を高める)と「弱化」(しかること、その行動を二度と取らないよう意欲を弱めること)の方法があるが、どちらにせよ子どもは親の行動や判断をモデルにして、自分に取り入れていく。社会規範や価値観を自分に定着させることを「内面化」と呼ぶ。

  子育ての最終目的は「親がいなくても一人で立派にやっていけるように導くこと」。例えば扉を閉める、靴を揃える、片付けをする、なんてことは本来動物が自然に持ち合わせている能力ではなく、不自然な行為であるがしつけによりできるよう導く。

  褒めるべきか叱るべきか、褒めたいから褒める、叱りたいから叱る、感情に任せたしつけは間違っている。とはいえそんな当たり前のことが頭からすっぽり飛んでしまう、冷静さを失い、我を忘れてしまい反省と後悔に溺れるのが育児ではないでしょうか(私はまさにそんな感じ)。だからこそ、親は一つ一つ、根気よく瑕疵を潰すように、いつでも吟味する姿勢を忘れてはならない。自発的に行動できる人間、自己肯定的な人間に育てたいなら笑顔で接する、否定語は避ける、我慢することは嫌なことではない、と思わせる言葉選びな態度を心がけること。

 

次郎物語」第一部 下村湖人(著)

ちょっと前に読んだ本でおすすめされていて、私も!と思ったのですがさーーっと読んで終わってしまいました。小中学生で、その時の感性で読んでいたら全然違っていたと思うけど、私は第一部でいったん終わります。