ゲイリー・ヨーロフスキーの「世界で一番重要なスピーチ」を観ました。
ちょっと衝撃が大きくて、数日間言葉と思考と想いが止まらなくて。
人が動物を食べる、考えてみたら極めて不自然なこと。
肉は動物の死骸、牛乳は無理やり妊娠した牛の母乳、
卵は鶏の生理、蜂蜜は蜂のゲロ。
違和感も感じず食べ続けてきた。
でも一度立ち止まって「食」や「健康」が気になりだすと、いろんな書籍や情報に触れるとおかしいことに気付く。どんな食事が健康や育ち盛りの子どもに良いと推奨されているか、病気を患った人がどんな食生活だったのか、山ほど書かれているから冷静に情報を見て、繋げてみてほしい。お医者さんだって、癌になったら「お肉は控えて、野菜中心にしましょう」って指導する。健康に良いどころか、百害あって一利なしだということも。
全然難しいことじゃない、点になっている情報が繋がって線になったとき、自分の想いと行いのズレを認識したとき、何をすべきか見えてくる。
犬猫はペット、でも牛豚鶏が夕食になるのはなぜ?
動物の手足、器官…身体的な機能や存在は認めるのに、痛覚や感情がないと思うのはなぜ?
自分の出産は凄まじく痛かったのに、他の動物の出産はそこまで痛みを伴わないと思うのはなぜ?
我が子以外への授乳は考えられないのに、牛は誰にでも母乳を与えたい動物だと思うのはなぜ?
他の動物の母乳を飲むなんてありえないのに、牛乳は例外だとするのはなぜ?
屠殺場の人がしていることと、自分の行いが無関係だと思うのはなぜ?
全部、ありがたくいただいていた私の思い込みであり、都合の良い解釈だった。