つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

お節介は偉大かもしれない

先週金曜日、以前仕事でお世話になった、いまでもたまに連絡をくれるSさんから電話が入った。

※Sさんとはワークショップを作り一緒に活動しています(実質休業中ですが)。

 

明日知り合いが子どもの学習支援の教室を開くから見に来ないか?と。

うちから電車込みで30分ほどのアクセスだったことと、時間が合って夫からもゴーが出たので一人で出かけることにした。

 

保育士の資格が取れたいま、情報収集したいこと、勉強したいことが山ほどある。

その中の一つが子どもへの支援の形。

 

私は普段企業に勤め大学生の就職活動・キャリア支援に関わっているが、ハタチとか18歳とか、土台がとっくに組まれていると思われる人間に「変わろう」「未来に備えて準備しよう」と伝えることに少し違和感を覚えている。

また学歴不問とはいえ、大学名を重視せざるを得ない企業がほとんど。

 

勉強の好き嫌い、できるできないはどこで分岐するんだろう?

自分の子どもには点数のためじゃなく学ぶ楽しみを見出してほしいし、本人が大学に進みたいとすれば「こんなことしたい」を見つけて、努力してそれなりの大学に…と願ってしまう。

そのために何ができる?何が必要??は興味がある。

 

今回お会いしたのは「子ども食堂」を開くことを目指している女性二人組。早期退職後やりたいことを考えていたAさんが「子ども食堂」を夢に掲げ、幼なじみのHさんに打ち明けた。

意気投合した二人は情報収集と人脈作りに努め、決意して半年しないうちにまず学習支援から、地域、子どもと関わることにしたという。

なんとエネルギッシュ!!

また長く子どもの支援(学習、子ども食堂どちらも)のための活動をされているNPO代表の方や、ボランティアの方(みんな私の母親くらいの女性、こんな人になりたい!!)も同席されていて、話を伺うことができた。

 

知れたこと、感じたことをメモ

・意気投合して複数人になるとすごい力を発揮する。私も本当にこれがやりたい!と思ったことは発信しよう。

 

・ここの地域で支援を要すのは「ひとり親家庭」の子が多い傾向にある。また外国人夫婦の子どもで、誰にも教わることができず学習につまづく子どもも目立つという。子どもに関わることで子どもに居場所が一つでき、その先にその家族が、家庭が困っていることに関与、解決できたり、忙しいママのひと息つく時間を創出できたり、子どもから先につながる支援も十分にありうる。

 

・お節介に見えるかもしれないが、お節介こそ大事なこと。

 

たしかに、お節介や世話焼きで世の中回ってることってたくさんあるだろうな。

目には見えづらい、お金にならないけれどこれがなくなってしまったら困ること、生きづらくなることは多いだろうなと思いました。

 

Sさんのお節介と行動力から、私にとって大変有意義な土曜日になりました!