つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(220123)

おはようございます☀

昨日もランニングと保育。ランニング後は上野のカフェで朝ごはんしました💨

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今週は3冊です。

「論破力」ひろゆき(著)

人とのやり取り、仕事で頑張ることを、ひろゆきさん目線で見るとさまざまな発見がありました。これは面白い!ので、返却前に再読。特に気に入っている、目からウロコだったのは下記。

・好き嫌いの議論は無意味だが、理由を知るのは有益だということ

・結局のところ、相手からの受け取られ方が重要だということ

・全体として困らないよう、ウソが許されるケースもあるということ

・「正しさ」は一つの基準ではわからないということ

 

そもそもなんのために論破(ここでは論破と表していますが、有意義で建設的な議論のためにどうアウトプットするかという話だったかと思います)するかという話ですが、一対一で刺し合うのではなく、第三者に見られる、訴求する、伝えるという観点も必要だということ。ゴールを見誤らないこと、相手のタイプを分析しながら、持論や自分の好みだけに左右されない、解釈だけでなく事実をしっかり探ると意識するだけで、いい議論ができそうな気がしました。

 

 

 

「なんで僕に聞くんだろう」幡野広志(著)

幡野広志さんの本は3年前(!)に読んでいました。

 

rmoryrim.hatenablog.com

こちらを#保育者文庫で紹介したところ、「なんで僕に聞くんだろう」を紹介してもらえた形です。写真家でがん患者でお父さんである幡野さんが、お悩み相談に答えるもの。ジャンルはさまざまです。

 

どの回答も堂々と、秀逸で、ピシャリとされています。想像力が豊かでないとたどり着けないだろうなと思うところまで書かれていて、自分の浅はかさや至らなさが浮き彫りに。とても気付きが多い、勉強になる一冊でした。気持ちと言葉が一体になっている感じです。

中でも印象的なのは「何かを全否定すると、いつかの自分のことも否定することになる」ということ。相手の真意まで真剣に探ろうとすると、批難も中傷も全く気にならなくなると。そこまでの感覚はないですね…精進します。

親子関係についての相談もあり、子どもに対しての持論もとても納得感があります。

子どもは自信がなくて孤独がこわい存在であるからこそ、親は自己肯定感を持たせ、孤独がこわくないということを教えてあげないといけない。でないと何かに依存する権力ある大人になってしまう。。

勉強は人生を豊かにするためにあり、本来すごく楽しいものであること。大人が相対的評価や成績やテストの点数でつまらないものにしてしまうのは、とても罪深いこと。子どもに学ぶ楽しさを感じてもらうには、出来を過剰に評価しないことと、やはり私たち大人が楽しんで学ぶ姿勢を見せる必要がありそうです。

子どもの「こんな風になりたくない」という感情(ここでは相談者のお子さんが障がいのある方に対して、こういった反応を示したそう)を押し込めて口をふさぐのではなくて、そういった感情が自然にあることを受け容れ、相手を傷つける言動はよくないということは伝える。そのうえで疑問点や問題点を見つけ「こういう風にすればもっと良くなるのに」の方向に持っていくという姿勢があれば、あらゆることが良くなっていくだろうという話。思考停止でもなく揶揄や論破でもなく議論を、という話は深く共感します。

 

 

 

「このままだと、日本に未来はないよね。」ひろゆき(著)

2019年発行の本ですがここに書かれている日本の未来がオワコンすぎて…読んでいて気持ちがだいぶ下がりました。「論破力」でも触れられていましたが、事実ベースにひろゆきさんの解釈を乗せて展開される「日本の未来予想図」なので伝わりやすく、知らない知識をインプットできます。日本に未来はない中で、個人としてどうサバイブしていくのか。近視眼的なものの考え方では、どうしようもない気がします。中長期的に、もっと周りを見渡した上での今日の暮らし、振る舞い、考え事、未来を見据える必要がありますね。パンチがあって心はとっても痛みますが…おすすめです。