つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(220821)

おはようございます☀

先週は大森ふるさとの浜辺公園に行ってきました!浜辺あり遊具あり緑ありで、とても楽しい場所でした。大変な日焼けもしましたが、夏の思い出ですね〜。

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今週は5冊です📚

「アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険」宮田珠己(著)

宮田珠己さんの本を読み始めて、評判がよかったこちらも借りてみました。

rmoryrim.hatenablog.com

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父が書いた本がきっかけで、不本意にも兄弟で旅に出かけるお話。カタカナ表記が多いことや場面ごとに出てくるキャラを覚えるのが私は苦手なのですが、、旅モノ、空想モノを楽しめる感じで面白かったです。

 

 

 

「「言葉にできる」は武器になる。」梅田悟司(著)

先週読んだ梅田悟司さんの本が面白かったので、こちらも。

 

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伝わる言葉を発するには内側でたくさん思考しなければならなくて、思考を豊かにするためにはさまざまな経験を積む必要があって。ということがすごくよくわかる一冊。

伝わる言葉を作るテクニックも後半掲載されていて、とても参考になります。やっぱり行動をやめてはいけなくて、考えることもやめてはいけなくて、不器用だとしてもアウトプットすることを諦めてもいけないなと痛感する一冊でした。

 

 

 

「カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方」唐沢俊輔(著)

いい人を採用したい、会社のカルチャーに合った人を採用したい、主体的が人を採用したい、というならば。

会社がその会社や仕事の「強み」「目指すところ」「社員に期待するところ」を明確にさらけ出す必要があるし、具体に落とし込んだ、矛盾のないビジョン・ミッション・バリューも必要。会社の期待と社員の期待にギャップが見えた途端に「いい会社だと思って入ったのに」になるということ。

著者が勤めてきたメルカリやマクドナルドの例を見るとすごくわかりやすいのですが、共通言語や共通の判断基準があって、それに沿う姿を見せ続けて評価し続けること。会社とは箱ではなく人の集まりなので、どんな人を選ぶか、どう活かすか、どう動かすかが結局のところ肝になるのだろう。

 

 

 

「うつくしい子ども」石田衣良(著)

9歳の妹の友達が殺された、その犯人は13歳の弟だった。家族は崩壊し、社会からは疎まれ、いじめも酷くなり。主人公の少年が真実を知ろうともがくミステリー。多感な思春期の感じとか、分かり合える仲間がいる嬉しさとか、親に言えないこともある感じとか、いい大人だっているんだという発見とか。甘酸っぱさもあり、苦しい真実もありで、あっという間に読了しました。石田衣良さんの小説、初めて読んだような気がするのですが他も気になっています。

 

 

 

「ふたたびの加奈子」新津きよみ(著)

こちらも一気に読み終わった、面白かったです。実写化されたら面白そうだなと思ったら、すでに2013年にされているのですね。

ひき逃げで亡くなったわが子の魂を母親が狂ったように求めて、の話でその本気がなかなか怖いのですが、登場人物の母たちは「お母さんってこういうところあるよね」と共感を覚える心情もたくさんある。子どものために一生懸命、周りが見えなくなったりふと周りを見た途端に虚しさを覚えたり、すごく分かる。最後全てが繋がるのですが、驚きの結末でした。