つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(220710)

おはようございます☀

写真は昨日作ったかぼちゃプリンと三男。農家さんからかぼちゃが届き、初めて作ってみました🎃

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さて、今週は2冊です📚

「女の子はどう生きるか 教えて、上野先生!」上野千鶴子(著)

10代女子からの悩みに上野千鶴子さんが応えていく構成。なるほどーー流石わかりやすい、ふむふむと読み進めました。選挙週間でタイムリーだったのは「地方議員を増やすための妙案」。国会議員を増やす前に地方議員を増やさないと底上げができないのだという文脈で、そのためには政治家になるハードルをうんと下げる、パートタイム制など取り入れてみては?と上野さんは提案しています。政治家は市井と同じ目線にしすぎると何かといけないからそういう構造にしていると学生時代習った記憶だったので、個人的には感覚がひっくり返るアイディアでしたが、読んでみるとたしかにたしかに、と。

 

 

「手紙」東野圭吾(著)

ある日突然唯一の家族、兄が犯罪者になった。それからの弟の人生、兄との関係を描いた小説です。辛い、弟は弟で頑張っているのにかわいそうだとすごく思いながら読んでいたのですが、後半平野社長の言葉ではっとさせられたのは「私は誰目線でかわいそうと思っているのだろう」ということ。自分のものすごく近いところにいたら本当のところどうするかなというと、差別する登場人物とあまり変わらないのかもしれない、と考えてしまいます。それは主人公含めここの登場人物と同様、自分自身にも守りたいもの、家族の繋がりがあるからだと思う。最後の結末、弟が選んだ道、兄の最後の言葉を見ると衝撃的ではあったが、悲しいけれどこういうものなのかなという腑に落ちた感もありました。