つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(220417)

おはようございます☀

 

先週末は飛鳥山公園へ🌸初めて行きましたが花・遊具・電車と満喫。

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さて、今週は3冊です📚

「ケーキの切れない非行少年たち」宮口幸治(著)

個々人や家庭で改善できること、気付けることもあるのだろうが、それだけでは全く足りないのだろうなと考えさせられます。大多数と違うということは当人にとっては心理的ハードルがかなり高いだろう。が、そこを乗り越えて気付ける・認められる・相応しい場所を温めておける社会にならないと、犯罪もなくならず、生きづらい人や悲しむ人が増えていくようで、虚しい気持ちになりました。渦中の人はもっと辛い想いをしているのだろうと想像すると、またしんどい気持ちになります。これは犯罪に手を染めてしまう少年たちに限ったことでなく、多様性に寛容になれる、違いを認められる余裕がないとさまざまなところで起こりそうな気がしています。

 

 

 

「最高齢プロフェッショナルの教え」徳間書店取材班(著)

LinkedInで仲良くさせていただいているMさんからお借りしたもの。さまざまな業界の最高齢と思われる方々の、インタビューが詰まっています。

やなせたかしさんが三越を辞めて独立したのが34歳、アンパンマンがヒットしたのは69歳のときだという話は一番驚きました。人生まだまだ長い、何が起こるかわからないと考えふけったり。

仕事が義務なら人生は地獄だ、と語られていたのは喫茶店店主の関口一郎さん(当時96歳)。会社が潰れ、流れに身を任せる形で始めた喫茶店も、好きなことだからこだわって続けてこれたという。

スキーヤーの高橋巌夫さん(93歳)の、元気が湧かないときは「読む・書く・聴く・動く」という言葉もごもっともなのでメモ。私は読書してSNSに書いて好きな音楽を聴いて、走ったり1万歩歩いたりしていますが、楽しい人や好きな人と話すことも元気の源だな〜と思ったり。

焼け野原から再出発を遂げた方ばかり。何もない中でも「いいことある、いいことある」「明日はきっとよくなる」と信じて、足りないものに目を背けず、苦労を惜しまず、素直な心と克己心でしぶとくたくましく生きてこられた様を感じます。ここに登場されている方々は、間違いなく本物、プロ。素直に動いてみたほうが、本物に近づけそうな気がします。それと継続の力も大切ですね。

 

 

 

「残り全部バケーション」伊坂幸太郎(著)

ジャケ買いならぬタイトル買いで読みました。うーーん、ちょっと私は入り込めなかったのと、微妙に繋がり続ける話に引き込まれることなく、淡々と読み進めてしまった感。ターミネーターのところは面白かったのですが、この登場人物とストーリーならもっとバーーンと大胆でもいいのにな、と個人的には物足りなさを感じてしまいました(※あくまで個人の見解です)。もう一度読んだら、想像や理解が進んでいろいろ繋がってきて楽しめるかもしれません。