おはようございます☀
今週は積雪しましたね!子どもたちを抱えて歩くのはもう、踏ん張る力というか底力が必要で純粋に雪を楽しめない状況に寂しさを覚えつつ…☃
昨日は久しぶりにランニングと保育に参加しました!雷門〜秋葉原までゆるっとラン、健康食ビュッフェが美味で食べすぎました。
さて、今週は3冊です。
「ガソリン生活」伊坂幸太郎(著)
一つの事件を車の世界と人間の世界から見る、不思議なミステリー小説。オタク感漂うのは「マリアビートル」と似ているような気がします。
でもマリアビートルほどの躍動感やスリルはないかなぁ。車好きの方におすすめです。
「凍花」斉木香津(著)
いてばな、と読むそう。三姉妹の長女が次女を殺した、その謎に迫る三女という話。迫れば迫るほど重いというか深いというか切ないというか。かけ違ってしまう思いやり、深い愛情、誰にでもある自分より誰かのことを羨ましく思う気持ちが、そのもの自体は悪いものでなくごく自然のものなのに、事を大きく悪い方向に導いてしまったという感じ。人間には表と裏があって、ぜんぶ丸く繋がっているという言葉が心に響きました。
「死者の奢り・飼育」大江健三郎(著)
大江健三郎さんが20代のときに表した作品集。どれも人間の生々しさ、薄暗さが表されており、その中でも生きるという意思を感じるというか。上手く表せないのですがそういった感を抱きました。一番印象に残っているのは「死者の奢り」で、胎児と死体を同じ<物>として捉える女子学生と僕のやり取り。