つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(210822)

おはようございます☀

 

昨日麹町の保育協会〜築地を走ろうランツアーを敢行。保育関係者5人でゆるりと走り、朝ごはんして帰ってきました。「走るの好きだねー子どもたちの朝はOKOK。」と送り出してくれ、帰宅するとお家からっぽ。「子ども3人連れてちょっと出かけてる、お昼には帰ります!」と。なかなかフリーダムな土曜朝でございました。少し久しぶりのランだったので、太もも辺りがじわりと筋肉痛です。

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さて、今週は3冊です。

「朝2時起きで、なんでもできる!」枝廣淳子(著)

LinkedInの投稿で見かけて、気になったものです。朝活推奨の本かと思ったら、全く違いました。自分を律する(そのうちの一つが2時起き)こと、可能性を信じて突き進むことで、どんどん道を拓いていった女性のキャリアの話だと感じました。

なかなか覚えられない→忘却曲線を思い出す→単語を覚えるシステムを組む→実践を続ける、というひらめきと行動と習慣付けのセンスが素晴らしい。

ビジョンを描いたら逆算して進む、学期制を自分で整えて管理。自分のたづなは自分で握る、意思の強さも素晴らしい。

自分は同じでも、まわりが変われば「自分がどう見えるか」は変わる。変わらないのは自分だけ。ヘン、変わっていることが、自分のやりたいことをやり、目標に近づくために役立っているのかどうか。そう考えられるのは、自分自身を信じているから。

腑に落ちた決断かどうかを重要視する。それは自分自身が大切だから。

「これは大きな岩だ!」と直感して挑戦する姿も、とてもかっこいいなと思いました。

 

 

「リーダーシップに出会う瞬間 成人発達理論による自己成長のプロセス」有冬典子(著)、加藤洋平(監修・解説)

LinkedInでよくしてくださる方が、おすすめくださいました。図書館に置いておらず購入したのですが、とても良書でした◎

問題は常にある、問題があるからチャンスがある。という言葉が一番刺さりました。問題を在るもの、これが正解だったらどうだろう、と考えられる視座。まさにリーダーシップですよね。含んで超える、発達ってまさにそうだと思うのですがそれができたら理想。

リーダーシップとはなんとなく、私もこの主人公と一緒で旗を振ったり、仕事を適切に振り分けたり、時に手を引いて道にのせることのようなイメージでした。そういった単純な力だけの話ではなくて、内側と内側の問題だと感じました。自らのミッションステートメントに気付き、いかに個の中で持てるか、外に示せるか、リーダーであればメンバーのそれを引き出せるか、ですね。身近な家族や同僚、仲間だったりの、それぞれのミッションステートメントを認められる、耳を貸せる人でありたいとも思いました。

 

「リーダーシップとは影響力。自分の影響力の起点を自覚する。」というところも序盤に出てきて、最後まで大切なキーだったように感じます。影響力というと空気だとか、雰囲気という言葉でふんわり表してしまいがちですが、詰まるところその人の目に見える言動(見た目というところも大きいのかもしれません。ハツラツとした、明るい方、表情豊かな方に惹かれやすいというのも自然のことのように思います。)、考え方や反省意識の積み重ねだと思っています。 仕事でも家でも、3男児を育てる中でも、夫とも、プライベートでもいろいろありますが…。身近なところ、日常的なこと、小さなことこそ大切なものが詰まっていると、改めて感じたところです。

自分の願いを行動に移す、その小さな積み重ね。という言葉が優しくて心に残っています。購入したので、もう一度じっくり読みたいです。

 

 

「ビジネスを育てる」ポール・ホーケン(著)、阪本啓一(訳)

これもとっても良書でした。最近読んでよかったなー!と思える本に多々あたります。会社を作りたい人、新規事業にチャレンジする人におすすめです。

ビジネスは常に問題を抱えているという話(↑の本とかさなりますね)、それぞれに自然な成長スピードがある(遅すぎても速すぎてもしんどい)、消費者が生活者になりつつある、商売のセンス(粘り強さ・事実と向き合う・リスクを最小に・現場から学ぶ・数字に強くなる)の章が特に参考になりました。引き続き励もう!と鼓舞もされました。

ビジネスをする、起業する、というと大それた感じがして自分とは無関係、無理だと思ってしまいがちですが、そのハードルをかなり低く見せてくれる一冊です。まずは小さく始めてみよう、リスクは思ったよりないはずだ、できるはずだ、お金儲けだけではない、自己実現の方法として大変素晴らしいものなんだ、ということを伝えてくれます。

…と言われても半信半疑だと思うので、やってみたいこと、気になることがある人には是非この本を読んでほしいです。著者の実体験が多数挙げられているので、とても分かりやすく読みやすいです。

「ビジネスは常に問題を抱えている」というのが問題の本質であり、「人生は、難しい」というのが人生の本質。その問題や人生をどう捉えて向き合うかという話になりますが、確かさや適合だけを求める、なぞるような策を講じたとしても問題や難しさは残るわけで。そうと分かったとき、あなたはどうしますか?という問いがはらんでくる。私は問題や難しさをチャンスだと思いたい、一度はなにかチャレンジしたくなりました。

みんなが「いいね」「素晴らしい」「抜群だね」という反応をしたら要注意。良いアイディアの初速は遅いものなので、わけのわからない顔をして肩をすくめたりすれば、ヤッホー。「何か」ある証拠。勇気をもらえる言葉です。

「する」ことではなく「である」こと、という考え方も重要。目標を達成「する」のではなく目標「である」といえるような、ビジョンを持っているかどうか。

ビジネスプランの立て方、始め方、資金調達の考え方、商売のセンス、など実践的なアドバイスも多岐にわたります。ビジネスプランは質問ベースに作成する、失敗ありきで考える、商売のセンス(粘り強さ・事実と向き合う・リスクを最小に・現場から学ぶ・数字に強くなる)が乏しいと思うなら誰かに頼りながら学ぶ、というところが、個人的には特に斬新でした。