つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(210516)

おはようございます☀

 

じりじりと日差しが痛い日も増えてきました。

 

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長男次男、お友達と鯉ウォッチング!

 

週末の子どもとの戸外活動、最近始めた自転車通勤、保育の現場に入った時に特に「日焼け」を連想します。日差しを受けた後の眠気に従うお昼寝、いいですよねぇ。

 

さて今週は3冊です。

坂の上の雲(二)」司馬遼太郎(著)

先週から読んでいます。日清戦争を経て日露戦争のカウントダウンが始まったところ。秋山真之の鋭さがかっこいいですよね〜勉強になります。「人間の頭に上下などない。要点をつかむという努力と、不要不急のものはきりすてるという大胆さだけが問題だ」「従って物事ができる、できぬというのは頭ではなく、性格だ」と。ストイック…。勝敗要因に民族的性格、活力の方向があるといった考え方も面白い。素人は智恵が浅いかわりに固定概念がない強みがある、という分析もたしかに…!

その真之をレクチャーした米国海将のマハンの語る戦法研究。「実例をひきだして徹底的にしらべる、戦いの原理にいまもむかしもない、陸と海の区別すらない」

この徹底的に調べる、というのが昔も今も肝なんだろう。山ほどある情報をインプットするだけでなくて、調べるというのは自分なりに「いま使える形に」応用というか編集すること。真之のいう「要点をつかむという努力」もそれにあたるわけで、読み込むだけでは情報メタボになって身動きが取れない。いやーー勉強になります、楽しく読んでいます。

 

 

「星がひとつほしいとの祈り」原田マハ(著)

「あなたは、誰かの大切な人」原田マハ(著)

原田マハさんが好きな妹に借りた2冊。どちらも短編集で読みやすいです。2冊とも旅や遠征がテーマなので「お出かけしたいなぁー!」の気分に。旅を人生の寄り道、と例えた場面があったのですが、寄り道こそ大事な歩き方なのかも、と感じました。日常見逃してしまうふとした想いや出会いのきっかけ、心の変化がスパイスになり、自分や人生に彩りを与える。山あり谷あり、ハレとケ、と同じように「真っすぐ進んでたまに寄り道して」という生き方が、心地よくて調和的なのかもしれないなと思える本でした。