つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(200607)

おはようございます。

今週は5冊でした!

「「氣」の威力」藤平光一(著)

「言葉の「氣力」が人を動かす」藤平光一(著)

「風の男 白洲次郎」青柳恵介(著)

「歴史に消えた参謀 吉田茂の軍事顧問 辰巳栄一」湯浅博(著)

 

Sさんから届いた第4弾の貸し出し文庫。

氣の話は最近立て続けに読んでますが、言葉や空気の力、流れは侮れないとつくづく感じますね。消極的な言葉は使わない、前向きに過ごす、力ずくにならず氣を落ち着かせるって月並みですが難しい、すごく大事です。

 

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著者の藤平光一先生は王貞治選手や横綱千代の富士など、氣を伝授することで一流アスリートを飛躍させた功績を持つ方。中村天風さんのお弟子さんでもあるんですね。

自身も氣や言葉の力で這い上がった経験があり、合気道を極めた方でもあり。

妹が高校時代合気道部で励んでいたので、話を聞きたくなりました。

 

 

白洲次郎氏について本も。奥様の白洲正子さんと合わせて3冊目になります。

 

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どの立場の人相手でも物怖じしない言動、確固たる信念に基づく善し悪しの物差しがあること、さっぱりとした潔さ、かっこいいと思いました。上辺じゃない、根っこのところに愛するもの、理想、信条があるからこそにじみ出る人柄やエピソードなんだなと。

国政に大きな力をもって働きかけつつも農業を営んでいたというギャップも良い。限りある時間やエネルギーを田畑に費やす心身って、本当の豊かさだと思う今日この頃です。

口にしているもので人間を作られる、ならばもっと私たちは食物に重きを置き、田畑に目を向けお金も時間も注ぎたい。半農半X的な生き方をしたいと思いつつ、コンクリートジャングルに住んでいる矛盾、二年前に畑を借りたきり進歩できず無農薬栽培に励む農家さんからお米やお野菜を譲ってもらうことくらいしかできていないジレンマ・・・ですが、気持ちとしてはずっと変わらず持っています。

 

 

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↑あっという間に2年前ですか…今さら読むと恥ずかしい!この時からいろいろなことを吸収し考え方もかなり変わったと思います。

 

そんなことを話していたらこの本を貸してくれたSさんの奥様Yさんのご実家は無農薬のお野菜を自給自足しているとのことで。おすそ分けしてもらったりわが家に届いたお野菜を少し届けたり、本とは別のやり取りもできてとても嬉しかったです!

白洲次郎といえばドラマで生田斗真が演じたことがあるとも知りました。イメージドンピシャすぎて、キャスティングした人天才。ちなみにそのドラマで吉田茂笑福亭鶴瓶さんが演じているとか。

生田斗真といえば最近女優の清野菜名さんと結婚しましたね。「8時だJ」を熱心に観てた世代なので感慨深いというか、斗真くんも35歳か、私も年を取ったな(子ども2人抱えて今さらですが)というかしんみりしておりました。

 

辰巳栄一さんについての一冊は歴史の勉強がてら、という感じで教科書を読むように。知らないことすぎて、一度では内容が把握しきれていないのが正直なところ。

これは白洲次郎関係書籍やインテリジェンス系を含め感じていたところですが、政治の世界や表立たない世界で動いている人は、私のような庶民と視野も視座も全く異なるところで力の限り奮闘してきたし、現在も未来もそうなんだろうと想像します。

見えているものは氷山の一角で、もっと深く広い意味で私たちの暮らしは間違いなく全てが彼らのおかげで恩恵も受けているし、その逆のことも起きているのだと思います。

彼らのレベルまで行く、全てを見渡し把握する、は不可能だけど、それぞれの持ち場でベストを尽くす、一生懸命生きること、そしてそれぞれ活動フィールドが違うなかでも「何のために」を共有できていることは最低限の必要条件だと感じています。

 

 

ユダヤ人大富豪の教えⅢ 人間関係を築く8つのレッスン」本田健(著)

 

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 第一弾を読んで面白かったので第二弾第三弾も予約したら、第三弾がまず届きました。こちらは人間関係にフォーカスされた一冊、対子ども、家族、友人、仕事相手…あらゆるシーンでヒントになること満載で、しかもわかりやすくて面白かったです!これは第二弾にも期待!

人との関係や自分や相手のキャラクターはその個人の持つ性質だけの問題ではなく、相手との間に力学が働いて現れるものだということがよーくわかります。自分がこうだから相手がこうなる、相手がこうだから自分は相対的にここのポジションにおさまる、というか。ポジティブ/ネガティブ、自立/依存は相手によって変幻しやすい。
私は子どもにイライラしてしまうことが課題の一つですが、極端に言うと私がガンガンいこうとすればするほど、求めれば求めるほど子どもはゆったりぼんやりするというか…そういうことが起こってしまうんだなということを、痛感しました。
その事実を知り気をつける、相手のタイプを把握したりセンターを意識できたらば、どんな人間関係も改善できるとのこと。示唆に富む一冊でした!