つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

今週の読書記録(190826)

おはようございます。

ようやく足が落ち着いたので、ランニングを再開しました。間を開けているうちに日も短くなったのですね、、、明るかったはずの4時が薄暗い!そしてさらに涼しくなってる〜!!

 

今週は図書の予約、受け取りがうまく進まず軽いものをさらっと読むにとどまりました。

その代わりと言ってはなんですが気になっていた映画鑑賞がはかどりまして。夫の仕事も週末もゆるりとしてたので、だいたい一緒に観ました。

万引き家族

海街diary

そして父になる

「マイレフトフット」

是枝裕和監督作品はAmazonPrimeで、マイレフトフットはレンタルDVDで。

どれも面白かったですが、ダントツおすすめは「マイレフトフット」です。いつも貴重な気付きと感動をくれるKさんが教えてくださいました。イギリスの映画ですが、日本と全く違う障害者への捉え方が感じられます。障害者なのに(頑張ってる)とか、障害者だから(大変)とか、障害者に限らずその類の線引きってそもそも必要なんだろうか。ちょうど24時間テレビのタイミングで(私は観ませんが)、涙を流して感動などと言っている人を想像して考えました。

感動っていうのは、目からうろこが落ちるような新鮮なときと、自分の意識の中で色づいていた事柄がより鮮明に濃く表れたとき、その2つのどちらかから沸き起こるんだと思っています。

 

 

「日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy」厚切りジェイソン(著)

夫が会社で厚切りジェイソン氏に良い話を聞いたそうで、本も勧められて。twitterで悩みを受け付けたときの回答集です。言っていることはthe正論、本当にその通り。これを実践し継続することが何より大事。

(202110再読)

厚切りジェイソンさんが気になったのは、仕事や働き方の観点が素晴らしいと思ったから。アメリカのIT企業で働き、学びを深めさらに日本語を使って仕事をしたいと思ったそう。「すでに日本在住の人を採用したいから難しい」と当時の職場から言われ、転職。「日本法人立ち上げを控えているので、日本語を使える人を採用します」という別の企業に転職して、晴れて日本に来ることになった、と。日本法人の支店長になるとそその企業は大手企業に買収され、日本で大手で働くことに違和感を持っていた厚切りジェイソンさんは転職の道を選ぶ。自分のやりたいこととなるべく合致する椅子にこだわり、身軽に動くということは、自分の持ち味を活かすこと、伸ばしたい方向への成長を助けること、余計なストレスを回避することに繋がる。そんなことを感じた一冊でした。Twitterでのお悩み相談に痛快に真剣に回答していますが、想いと行動が伴った人に宿るパワーと信念を感じます。自分に「成長!成長!」と課すことに違和感を覚え、「成長よりも成熟」だと思っていますが、向かいたい方面への「成熟」は「心地よい成長」になりうるのかなぁと、厚切りジェイソンさんの言葉を拾いながら前向きに考えることができました。

 

・60歳まで毎日同じことを繰り返すなんて嫌だ、だから自分から冒険しようとしている(やりたいことは常にやる)

・未来のなりたい自分のために、今何が必要かを選ぶ。たとえ転職することで給与が下がったとしても、成長するスピードを重視し自分がどこにたどり着きたいか、自分のスキルアップへの投資と考える。

・やる意味のないことを続けていても、意味がない。成長できるスピードを見極める。

・本当に影響のある選択肢に「どっちでもいい」は卑怯。「どうでもいい」と同義。

・養う家族がいたら失敗できない、というのは言い訳にすぎない。けっこう頑張らないといけないけど、やろうと思えば試せることはある。

・自由のある安定した生活は悪くない。ただ安定だけのために人生のすべてをつくすのであれば結局生きていないのとあまり変わらない。人生が終わる寸前で「安定していたな」としか言えないのは一番怖い。つまるところ安定は手に入らない。

・毎日0.1%増しの努力を続けていたら、一年後には44%のパワーやスキルがアップするということ。反対に毎日0.1%手抜きの努力を続けていたら、一年後には31%ダウンするということ。少しずつの心がけを毎日継続することは、必ずや大きな結果に繋がると信じたい。

 

「神も仏もありませぬ」佐野洋子(著)

引き続きKちゃんに教えてもらった、さらっと読めるエッセイ。60代を迎えた女性の心の言葉、生活、気付きは共感できること、まだわからないことがあって面白い感覚。

夫がいて数人でも話し合える友達がいて、息子がたまに連絡をくれて。美味しいご飯、心地よい家、病院に行かず笑える身体が資本の60代女性になりたい。