「うちの息子ってヘンですか?男子育児のしんどさが解消される本」小崎恭弘(著)
「きょうだいの育て方」小崎恭弘(著)
先日文京区にて子育て支援イベントがあり、家族で参加させていただきました!長男の育休中に育児よくわからん状態から子育て支援やママ支援に興味を持ち、可能性を探ってみたくなり、また長い目で見たキャリアを考え保育士資格を独学で取得してはみたものの、復職、第二子妊娠と慌ただしくしているうちに全然活かしきれずここまで来てしまいました。ただせめて、アンテナは張っておこうと思いできるだけ行動はするようにしている次第。脱線しましたが、このイベントの主催者高山陽介さんに「また男の子が生まれる予定なのです」と話したところ、ご紹介いただいたのがこの小崎先生の本。高山さんはファザーリングジャパンに所属されていて(長男妊娠時「新しいパパの教科書」を読み込んでいた夫はテンション上がっていた)、学習塾経営はじめさまざまな場面で子育て支援に注力されている方です。
男兄弟未知(三姉妹長女、中高と女子校で兄弟の実態よくわからず)の私は、「うちの息子って~」は「へぇ~男の子ってこんな感じなんだ!」といろいろ新鮮で発見多数、読みやすい本でした。夫からすると「そうだよね(読まなくてもわかる)」という感じだそうです。「きょうだいの育て方」も読みやすい一冊ですが、周りの友人などを見てきて感覚的に知っている話が多いかもですね。育てる身になると、見るのとはまた違うのでおさらい感覚で読んでみてもよいかと思います。
「ポジティブ心理学が1冊でわかる本」イローナ・ボニウェル(著)、成瀬まゆみ(監訳)
タイトルの通り、よくまとめられているので興味がある方はまず読んでみるとよい一冊と思います。ポジティブ心理学が一体どんな学問なのか、どういった効果があるのか、これからの時代を生き抜くため、パートナーはじめ対人関係を築くためにどう活用したらいいのか、がわかりやすく書かれています。
事実や環境を変えることは難しい。それでも、自分自身のスタンスや行動、思いやりの形、態度などを変えると、結果的に自他に対してより良い影響を与えることができることがわかります。このように書くと既知の内容で薄っぺらく聞こえてしまいますが、納得感ある形でさまざまな側面から詳細書かれていますので、実際に読むと軽い内容とはとても思えません。
「セックスボランティア」河合香織(著)
推薦文を見かけたのが半分、世の中でタブー視されていることを題材にしたものを読んでみたいと思ったのが半分、こんな動機で借りてみた一冊。
世の中には知らないことがまだまだたくさんあるな、と思ったのが率直な感想。知っているつもりになっていたことを遥かに超えてくるというか。その分衝撃も大きいし、読了した自分が「障害者の性」に対して何かするわけじゃない。ただ、自分の実生活にかけ離れたように思えるテーマであっても自分の価値観、生活と照らし合わせて、共通項を見出し「自分って?」を考える機会になったことは驚きの一つでした。結局のところ、自分とどこかで全部つながっていて、全く関係ないことなんてないのかなと思いました。