つれづれ味わい日記

都内で働く3男児母の備忘録。暇さえあれば本読んでます。

240414今週の読書記録

おはようございます☀

綺麗な八重桜に癒やされた今週でした🌸春ですね〜!

 

今週は3冊です📚

深夜特急1 香港・マカオ沢木耕太郎(著)

いつか読んでみたいな〜と思っていたのですが、1986年に出たものということで。自分が生まれる前ということに驚きでした。

旅行記はいいですね、新鮮な内容もいいですが、自分の存在や視界、悩みごと気になりごとがちっぽけに思えてきます。

大人になったら学びは「人・本・旅」と出口治明さんが仰っていますが、「本・旅」の効力を感じた気がしました。このときの香港、マカオと、いまの世界は大きく違うだろうな。次作も楽しみです。

 

 

ハヤブサ消防団池井戸潤(著)

池井戸潤さんってビジネスもの、勧善懲悪モノ以外でこういうのほほんな舞台ものも書けるのですね!という驚きと。主人公が地方移住し、打ち解けて消防団に入団したら連続放火からどんどん大変な事態に巻き込まれ、というストーリーが面白くて一瞬で読みました。登場人物の男性がとにかく多くて混乱しますが、ストーリー重視で気にせず読み進めるっていう感じですかね。岐阜出身の方なので方言が岐阜っぽく、馴染みある口調で読む楽しさが増しました。

 

 

「ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本を救う」坂本貴志(著)

調査資料を多数用いながら「人生100年時代」の働き方を考えられる本。

 

印象的だったところをメモ

  • 「仕事満足度(仕事に満足している人の割合)」は50歳まで落ち込み続ける(20歳44.2%→30歳36.8%→40歳37.2%→50歳35.9%)が、定年を境に急上昇する。60歳45.3%、70歳59.6%、75歳61.2%といった具合。

60歳以降は「仕事をしたいと思っている人」しか働かない説もありますが・・仕事に満足している現役世代の割合が4割弱というところが興味深いですね。ここを高めるためにできることってないのでしょうかね。通しで語られていますが、60歳で定年したとて人生100年時代なのでまだまだ長く、何かしらの形で「仕事を楽しむ」ということがキーになる気がするので。

 

  • 仕事に対する価値観も年齢によって変わる

働く上で感じる価値観を6つに分別(他者への貢献、生活との調和、仕事からの体験、能力の発揮、体を動かすこと、高い収入や栄誉)すると、若い頃は「高い収入や栄誉」「仕事からの経験」「能力の発揮」に重きを置いている傾向が見られる。仕事から得られる物理的なもの、またそれを能力として発揮できる機会を求めているのでしょう。定年以降になると「他者への貢献」「体を動かすこと」が重要視されるようになる、この劇的な変化感が面白いなと思いました。他者へ貢献するもの=若手のときに培ってきたものだと、充実感が大きいだろうな、とも。定年以降に価値観が変わる、というのは第一線から離れられる、責任からの解放というところも大きそうです。

 

  • 定年後に幸せに働き続けられる「仕事の要件」

「健康的な生活リズムに資する仕事」「無理のない仕事」「利害関係のない人たちと緩やかにつながる仕事」とのこと。私が関わっている「東京かあさん」ってまさに全部満たす!!と思うのですが。

そういえば67歳になる父がまさにそう。これまでの職場で再雇用され、仕事内容はこれまでの経験をベースにしたものでスケジュールも柔軟(無理のない仕事)、朝からお仕事して夕方で終業(健康的な生活リズムに資する仕事)、客先とのコミュニケーションもある(利害関係は多少あるんでしょうが、対人で繋がれる仕事)。先日帰省して聞いたら「雇ってもらえるうちは働いていたい」とスッキリした顔で話してましたね。

身体能力や新しいものへのインプット能力は年齢とともに衰えてしまいますが、対人能力や対自己能力は磨き続けられるので、この辺りは今から重要視していきたいなとも思いました。

 

240407今週の読書記録

おはようございます☀

今週は長男次男が祖父母宅でゆったりと春休みを過ごさせてもらい(通称茨城疎開)、東京では三人家族(3歳三男一人っ子)状態で、こちらもゆったり過ごさせてもらいました🏠

週末は長男次男と合流!

筑西市にできた「ユメノバ」は鯉のぼりいっぱいでした🎏桜もまだなので先取り感ありますね〜!

 

 

今週は4冊です📚

ダレン・シャン12 運命の息子」ダレン・シャン(著)、橋本恵(訳)、田口智子(絵)

ついに最終巻まで読み切りました。達成感ー!!最後まで驚きで、また最初から読みたくなる(なにせ12巻まであるので時間ができたときに)終わり方でした。

これは読み応えあり、子ども向けなんでしょうけど大人が読んでも勇気とか善悪とか、出会いと別れとか、感じ入るものがあってとてもよかったです。

 

 

「母親になって後悔してる」オルナ・ドーナト(著)、鹿田昌美(訳)

母親になって後悔している人々の調査研究。ほとんどの回答者の声は、子は愛してるけど母親になったことへの後悔だと受け止めました。

 

以前後悔について知り、自分なりにまとめた投稿がありました。

rmoryrim.hatenablog.com

 

「行為後悔(やらなければよかった・・の気持ち)」と「非行為後悔(やっておけばよかった・・の気持ち)」の2種類があり、研究結果によると、短期スパンでは「行為後悔」のほうが「非行為後悔」よりわずかに多い(53%と47%)。

一方数ヶ月とか数年とか長期スパンでは「非行為後悔」84%「行為後悔」13%と逆転。やっておけばよかった・・の気持ちのほうが圧倒的多数なのです。

私たちは過去の行為を美化する習性があるので「やらなければよかった・・」の気持ちを抱いていたとしても、時間が経てば「あの失敗があったから、今日の自分があるのだ」などと、つらくないよう自分なりの意味付けに努めて、記憶を再編成することができます。

何もやらなければ美化も再編成もしようがないので、「やっておけばよかった・・」の気持ちはそのままということなのですが、この場合の回答者は子を持つという出来事があり、時間が経ってもなお美化や再編成のしようがなく、喪失感が心の多くを占めているということ。

 

個人的には母親になったことを後悔していないので、読み解くことに難しさを覚えました。根本は「元々母親になりたい願望がなかった(むしろ母親になりたくないという願望のほうが強かった)」のに、社会的なものや文化的なものによって「母親にならない」という選択肢を取れなかった、長期に渡る「非行為後悔」なのかな、という気がしました。

 

 

「OUT」(上下)桐野夏生(著)

なにかで紹介されていて、初めて桐野夏生さんのご著書を読みました!

壮絶な犯罪小説ですが、引き込まれてしまいあっという間に読み切りました。群れているようで孤独で、賢いようで愚かで。連帯感から始まったものだけど、不健全で脆くて、結局皆落ちていくという怖さがリアルでした。そもそもどこから始まったのだろう、事件からではなく、もっと根深いもののような気もします。

とても怖いけど、スリルとリアルある小説として友人知人に聞かれたらおすすめすると思います。

 

 

2024年3月の振り返りと4月の行動計画

桜の開花、東京はそろそろ満開でしょうか🌸

半袖でいける日も少しだけありつつ、まだコートが手放せず不思議な季節です。

 

お正月に立てた今年の目標?心がけはこちら。

rmoryrim.hatenablog.com

 

学び

  1. 年間180冊の読書
  2. ブログ記事を毎週書く
  3. 今月は〇〇について学んだ!と言えるテーマを持つ
  4. 学びや経験を換金化することを目指す

 

今月の読書は10冊です。

ラソン準備とお仕事が慌ただしく、あまりじっくり本読めていないひと月でした。

rmoryrim.hatenablog.com

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印象に残っているのは、上記2冊からオランダ式のワークライフバランスを感じ入ったこと。「人生のラッシュアワー」をどう生きていくかを考えるきっかけを得たような感じです。「人生のラッシュアワー」こそ、時間とどう使いたいか、どう生きていきたいか、なにに幸せを感じていくか、なんですよねぇ。半年前からゆるく続けている内見もこの季節だからか立て続き、また前向きに悩んだので、夫と人生計画を話し合うきっかけにも。

我が家は職住保小近接でなんとか成り立っている自覚ありますが、オランダも職住(たぶん保や小も)近接が割と一般的なのだとか。

 

読書記録にはカウントしていないですが、ランニング熱高まり中なのでこちらもちょこちょこ読んでいます。

高橋尚子さん(Qちゃん)はマラソン始めたときから、何度かハイタッチしてもらってずっと憧れの方。いびがわマラソンも何度も出ましたし、ぎふ清流マラソン(通称高橋尚子杯)もたしか第一回、二回と出ています。

もう50代なんだ!という驚きと(私も36歳なのでそりゃそうか)、今でもニコニコ走られている姿がほんと痺れる〜と思って読んでいます。

 

 

3と4については特筆することないかな、と思ったのですが、資産運用のポートフォリオを3年半ぶりに変えました!!お仕事のコミュニティ運営の一環で資産運用講座を企画し、学ばせてもらった後に講師の方に思いきって自分のポートフォリオ見てもらったんですね。

「それは増えにくいですね!明日にも引き出すので減らしたくない人のポートフォリオです。」と痛烈なFBもらいました。

私の慎重派な一面が出ていたと思うのですが、納得のFBもらって即変えました。中立的な立場の人の存在は貴重。

 

 

余暇

  1. 我が家を快適空間に保つ
  2. 味噌を作る
  3. 梅シロップを作る
  4. お野菜・お米購買先(茨城県・愛知県・岡山県)に行く

こちらは特筆なしです!クローゼットが荒れてきたので、家族総出で衣替えと断捨離を4月はしたいですね。

 

 

人とのつながり

  1. 家族(夫・長男・次男・三男)それぞれと話す、学ぶ時間を作る
  2. 楽しい休日を過ごす
  3. 親しい人と深く関わる
  4. 新たな出会いや機会を自ら作る
  5. 自分から声をかけるトライをする

5年ぶりのマラソン参加かねて、久しぶりに名古屋の実家に帰省しました🚅

みんなが各々のリュックに荷物詰めてくれるようになったので、意外と移動大変じゃなかったです!

 

余熱で職場や友人知人や同僚に報告がてらいろいろ話していたら、意外とマラソン経験者やランニング希望者が判明して楽しかったです。

PTAバスケ部の練習は2ヶ月くらい休んでいたのですが(バスケで怪我したり筋痛めたら怖いと思いまして)、引退試合イベントで再会できた部員の皆さんに話していたら「私も走りたい〜」と言ってくださる仲間が現れまして。なんとママランニング企画が発足、平日夜に一度走りました💨

 

反省点としては仕事が常に終わらないので、退勤しても休日でも気になってしまったこと。なんとなしに通知が来たら見る、答える、をやってしまっているのですが、ストレスになりそうな気配を感じたので「ちゃんと休む(それを伝える)」を4月のToDoにします。急用や緊急事態には応えたいので「基本通知オフ、急ぎの用は電話かSMSでお願いします」にしよう。

 

 

健康

  1. ジョギングをする(週2回以上)(週1回以上)に変更
  2. パーソナルトレーニングに通う(月2回以上)ピラティスに通う(月4以上)に変更
  3. スクワットを毎日行う
  4. 1万歩歩く(毎日)
  5. 7時間睡眠をとる(毎日)
  6. 体重を計測して管理する(毎日)

ジョギングは週2以上でなく週1(土日どちらか)で、ちゃんと走る(距離もペースも)に変更することにしました。

2月から始めたピラティス、3月は11回(うちパーソナル4回)行けました。こちらも月4コースなので文言変更。

スクワットは↑のパーソナルで入れてもらうようにしたのと、NumberDO見て自重トレーニングを続けてみているので、スクワットに限らず下半身トレーニングを毎日行う、に変更します。

体重計測→毎日計測していますが、前月平均と比べて‐0.6キロ。数字に表れると嬉しいー!この調子で毎日計測、管理続けていきます。

 

 

食生活

  1. 玄米菜食
  2. 自炊を楽しむ(平日ランチの外食中食は週2まで)
  3. 選べる場面ではグルテンフリーにする
  4. カフェインフリーに努める(一日一杯)
  5. シュガーフリーに努める(お出かけ時、誰かと一緒の時のみ解禁)

こちら特に何かはないですが、割といい感じの食生活を進められています!

疲れてくるとスナック菓子や甘いものを求めてしまいがちなので、こちらを締めたいですね。終盤疲れてきてスナック菓子を買ってしまいました。

 

4月はずばり!ライフワークバランスの取り方を意識するひと月にしたいです。

あと体重を3月平均よりマイナスで収めたいですね。

240331今週の読書記録

おはようございます☀

先週末は横須賀にお出かけ🚗私は映画BECK聖地巡礼以来、10年ぶりでした!

軍港や公園を巡って、船をたくさん見た日でありました。

 

今週は2冊です📚

「オランダ流ワーク・ライフ・バランス 「人生のラッシュアワー」を生き抜く人々の技法」中谷文美(著)

先週に引き続き「オランダ流ワーク・ライフ・バランス」をインプット。

rmoryrim.hatenablog.com

 

オランダは「皆専業主婦」から「パートタイム王国」と変化した国。ママでフルタイムは数%という話や、育児が落ち着いて時間に余裕ができた後も多くの女性がパートタイムとしての働き方を選ぶ、というエピソードが印象に残っています。保育園に通う子どもは「月〜金毎日」ではなく「週◯日(多くて3日)」が一般的なのだそう。4,5歳から始まる小学校も「学校とは勉強を習う場であり、生活の場でも、働く親のために子どもを預かる場でもない」のポリシーのもと、ランチタイムは基本的に帰宅して過ごすとのこと。「世界で一番幸せな子どもの国」として知られるところは「親子の生活に重きを置く姿勢」にあるのかもしれませんね。

あとロングバケーションもヨーロッパの特徴ですよね。というわけで、こちらを読むとオランダ流の文化をいろいろと知ることができます。日本含むアジア圏は割と「しゃかりき働くこと」が根付いていると思うので、その根底や美徳とされるものにも大きな違いはありそう。国内企業や産業が発展するのか、といった面を「国の力」として国際比較するとどんな結果になるのか、は、国際社会が当たり前になり、競争力をつけなければ!とどの国も必死なので気になるところです。

 

ベースの価値観として上記があって、その上で保護者はどう働いて生きていくかという話なのですが、1.5稼ぎの生活が可能であること、また一度パートタイムになったとてその後のキャリア構築が明るいこと、従業員から「週●時間勤務にしたい」と言い出せる(割と従業員が優位な立場)素地があること、は大きいだろうなと感じました。子育て中のパパママが働く時間や日数を減らす、ということが、ごく自然と行われているのですね。

先週も同じようなことを書きましたが、「働き方の選択肢が複数あり、セーフティーネットが機能、浸透していること」「よってしなやかなキャリア構築が可能である」がポイントではないかなと感じました。

 

 

ダレン・シャン11 闇の帝王」ダレン・シャン(著)、橋本恵(訳)、田口智子(絵)

ダレン・シャン対バンパニーズ大王の回、次でついに最終回です(いま読んでます)。

 

240324今週の読書記録

おはようございます☀

先週末はレンタカーで横浜方面にお出かけ🚗「こどもの国」に初めて行きました!

広すぎて全部見きれなかった・・楽しい場所でした!

 

20日(祝)は近くでのんびり過ごしました。三男のやる気スイッチが入り、バランスバイク練習中!私は花粉症でムズムズするので外出時はマスク!です😷

 

今週は3冊です📚

「進化するキャリアオーナーシップ」富士通ラーニングメディア(著)

富士通のキャリア支援の取り組みや、年齢も立場も経歴も違う方のクロストーク(皆さん共通しているのはキャリアオーナーシップがあること)も、興味深く読みました。

余談ですがクロストークの一つで登場していた大竹悠介さん、以前お会いした方でして。6年くらい前に美味しいコーヒーをいただきながら、ご縁あって、まさにキャリアについて語らいました。雑談の中で大竹さんが仰っていた「無数にある集合体から世の中成り立っていて、全部関わるなんてのは無理な話で。自分の価値観や希望に近しい人達が集うようにできていますよね。」という話が、すごく納得感あったのを覚えています。紙面通じてお元気そうな姿や相変わらず素敵なキャリア観に触れられて、嬉しかったです。

  • 「キャリアもビジネスも同じ」という認識を持つことから

ニーズに適応、変化を見据えて動く、反応するということをビジネスの場で経験しているはず。この感覚→実践を自らのライフイベントや価値観に合わせて、戦略的に思考する意識を持つことが大事なのではないか。

ざっくり要約してしまうと、「自分のキャリアを主体的に歩めるか」ということに尽きるのかなと思います。先週読んだ本でも「主体性」というのがテーマになっていましたが「主体性」の根源は「願い(こうしたい、という希望)を持つ」ことなんですよね。

だから主体的に動きたいとか、動いてほしいと願う場合は、その根源を明確にするとか、希望を持てる環境を整える努力が必要なのだな、と考えました。

 

  • 元気だから働くのではなく、働いているから元気でいられる

この考え方は人生100年時代において、ますます重要になってきそう。働くために生きているわけじゃない、というのとも近いかな。効率や合理性やMUSTではなく、健康やつながりやWILLを目的として活動していく、生きていくイメージかなと思います。

 

  • 人間の働きには「労働」「仕事」「活動」の3つがある

ドイツ出身の哲学者ハンナ・アーレントが「人間の条件」で言っているそう。賃金を得るための労働ももちろん大事だけれど、「労働」「仕事」「活動」のバランス感覚はメンタルを保つ、文化的に社会的に生きていくのにとても大事。

 

 

ダレン・シャン10 精霊の湖」ダレン・シャン(著)、橋本恵(訳)、田口智子(絵)

ハーキャットの秘密が明かされる回、相変わらずスリルがあります。引き込まれて一気読みしてしまうのは、主人公たちがいつも勇敢だからですかね。友達思いな場面もたくさんあります。

子どもたちが読める年齢になったら(小学校高学年くらいかな)、おすすめしたいです。

 

 

「18時に帰る 「世界一子どもが幸せな国」オランダの家族から学ぶ幸せになる働き方」秋山開(著)

先週読んだ「私はいま自由なの? 男女平等世界一の国ノルウェーが直面した現実」でオランダの話題があり、詳しく知りたいと思い読んでみたもの。

rmoryrim.hatenablog.com

 

オランダが秀でているのは「選べる権利」と、「変えられる寛容さ」だと感じました。

  • 時間の使い方、働き方といったライフスタイルを主体的に選ぶことができる

どの選択肢を取っても生活できる。

そのため、子どもが小さいうちはパートや週休3日制などを選ぶパパママが多くいる。

ダブルインカムではなく、0.75+0.75=1.5で十分暮らしていけるという表し方が印象的。

 

  • 一度フルタイムではないキャリアを選択したとしても、いつでも戻れる選択肢がある

何度か「しなやかさ」について言及がありましたが、こういった「戻れる」「なんとかなる」「守られる」といった要素がたくさんあるかどうかが「しなやかさ」なのだなと考えました。働くにしても、子どもを産み育てるにしても、安心感が違いますよね。

240317今週の読書記録

おはようございます☀

先週末は名古屋シティマラソンを走ってきました💨

5年ぶり(2019いびがわマラソン以来)のハーフマラソン、お正月に勢いでエントリーしました。

どうなることかと思いましたが、朝のランニングの距離を伸ばしたり、

知人にコーチをお願いして10キロ走、15キロ走をして備えたり、

実家でのんびりさせてもらいモリモリご飯も食べて、いいコンディションで走れました。

 

生まれてから結婚するまで(26歳まで、もう10年前!)名古屋にいたので、コースも懐かしみいっぱいで楽しかったです。お店はどんどん変わっているけれど要所は変わらない感じで。

子どもたちと夫も応援団として来てくれていたので、ファンサしながら笑、元気をもらいながら、怪我なく帰りも一人で地下鉄で帰れてホッとしています。

帰宅後ドタバタで、父親の知人が主催する餅投げ大会に連行されたのは鬼でした。

あの、私数時間前に21キロ走ったので脚とか全然曲がらないし、頭ぐらぐらするのですが、と。笑

 

そんなこんなで今週は3冊です📚

ダレン・シャン9 夜明けの覇者」ダレン・シャン(著)、橋本恵(訳)、田口智子(絵)

涙の別れののち、そうなるんかい・・!の大衝撃で終わりました。続く死闘の結末やいかに、です。

 

 

「私はいま自由なの? 男女平等世界一の国ノルウェーが直面した現実」リン・スタルスベルグ(著)、枇谷玲子(訳)

サブタイトルにもある通り「ノルウェーは進んでいて、男女平等のもとで、バリバリと生き生きと働いているワーママ多数だ」と私も認識していたのですが、内実は日本のワーママとあまり変わらないようだ(というより日本の先を行っていると思うので私たちもノルウェーの現実をたどる運命?)と実感を持てたのが、一番の収穫でしょうか。

女性解放運動で、本当に女性は自由に、より幸せなったのか。どの国でも同じムーブメントが起きて今とすると、不自由があった結果なんだろうなとは思うのですが(「選択の自由」は確実に得られたと思う)。

  • 「児童保護」という言葉は多義的。共働きをして家計を安定させることも、我が子と一緒にいて心身の育ちに寄り添うことも「児童保護」だと思う。どちらも守ろう(当事者が守らないと維持されない、どちらも当事者に求める)とする現状が苦しくしているなら、セーフティネットが脆いということなのでは。
  • オランダの女性は男性より圧倒的に働かない傾向(女性の68%が週25時間の時短勤務)で、賃金も男性より低い、管理職も少ない。オランダ女性は鬱になりにくく幸福を感じている、この状況に大いに満足という結果が出ているそう。いまのトレンドと逆行しており、例えば離婚したら自活が非常に難しいなど大きな難点はあるが、心の余裕面ではフルタイムより大きな利点である、と。何を取るか、人生の意味をどう捉えるか、の話になりそう。
  • 個人的なことは政治的なこと。個人的な場面で苦しいということは、政治的な面で課題ということで、繋がっている。
  • 誰かの自由は、ほかの誰かにとっての不自由。何かを守ろう、保障しようとすると当然しわ寄せが来る。フィリピン人女性に住み込みで家事を依頼したとして、雇用主のワーママの家庭は守られるが、フィリピン人女性にも祖国で子どもの存在がある場合。誰にとっても良い解決策になっているのか?は非常に鋭い指摘と思った。ワーママが働けば働くほど、子どもの保育園滞在時間が長くなる(そこで働く保育士の勤務時間も長くなる。保育士の多くは女性という現実。)の構図とも近しいものを感じました。

 

 

「子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか」荒木尚子(著)

図書館でなんとなしに借りたら、知人の同僚?でびっくりして連絡入れました。

主体性とは「願いを持つ」ことから始まる、「できる」ではなく「したくなる」かどうか、が特に印象に残りました。親としては「できる」ではなく「したくなる」を黒子のように支えたいです。

仕事をしている時間が長くなるといかに効率的に合理的に過ごすかを求められるようになるので、家庭や子どもと一緒にいる時はそれとは違う、思い切った過ごし方ができるのがいいなぁと。効率や合理だけで生きているわけではないという、当然なことを気付かされた一冊でした。

 

最近よく使われる言葉に、子どもも大人も関わらず大事にしたいエッセンスをプラスして解説されていて、とても素敵です。

誰にでもわかりやすい、想像しやすい言葉で伝えられていて、の心配りや優しさ、信念も感じます。

 

240310今週の読書記録

おはようございます☀

今週末は実家に帰っており、(個人的な)大イベントの前に読書記録を書いています。

結果は後日報告できたら!

 

写真は先日国立科学博物館に行ったときのもの🦖

 

今週は2冊です📚

しないことリスト」pha(著)

ひと通り読んで面白かったのですが、一番は「怠惰は美徳である」のところ。

  • 怠け者ほど仕事をやりたくないので、効率化を真剣に考える
  • 「がんばらないでなんとかする」が一番いい

これは発想の転換というか、一理あるなぁと目から鱗が落ちました。

 

phaさんは博識かつ想像力が豊かな方だと思うのですが、知らない慣用句とか言葉がたくさんあり調べつつ読むのも楽しかったですね。コンコルドの誤謬(ごびゅう)、手塚治虫先生石ノ森章太郎先生水木しげる先生の睡眠についての会話、全てはポジショントーク、辺りが興味深かったです!

しないことリスト

しないことリスト

  • 作者:pha
  • 大和書房
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ダレン・シャン8 真夜中の同志」ダレン・シャン(著)、橋本恵(訳)、田口智子(絵)

こちらは引き続き。あっという間にあと4巻・・!戦いの行方が気になるところ。