おはようございます☀
綺麗な八重桜に癒やされた今週でした🌸春ですね〜!
今週は3冊です📚
いつか読んでみたいな〜と思っていたのですが、1986年に出たものということで。自分が生まれる前ということに驚きでした。
旅行記はいいですね、新鮮な内容もいいですが、自分の存在や視界、悩みごと気になりごとがちっぽけに思えてきます。
大人になったら学びは「人・本・旅」と出口治明さんが仰っていますが、「本・旅」の効力を感じた気がしました。このときの香港、マカオと、いまの世界は大きく違うだろうな。次作も楽しみです。
池井戸潤さんってビジネスもの、勧善懲悪モノ以外でこういうのほほんな舞台ものも書けるのですね!という驚きと。主人公が地方移住し、打ち解けて消防団に入団したら連続放火からどんどん大変な事態に巻き込まれ、というストーリーが面白くて一瞬で読みました。登場人物の男性がとにかく多くて混乱しますが、ストーリー重視で気にせず読み進めるっていう感じですかね。岐阜出身の方なので方言が岐阜っぽく、馴染みある口調で読む楽しさが増しました。
「ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本を救う」坂本貴志(著)
調査資料を多数用いながら「人生100年時代」の働き方を考えられる本。
印象的だったところをメモ
- 「仕事満足度(仕事に満足している人の割合)」は50歳まで落ち込み続ける(20歳44.2%→30歳36.8%→40歳37.2%→50歳35.9%)が、定年を境に急上昇する。60歳45.3%、70歳59.6%、75歳61.2%といった具合。
60歳以降は「仕事をしたいと思っている人」しか働かない説もありますが・・仕事に満足している現役世代の割合が4割弱というところが興味深いですね。ここを高めるためにできることってないのでしょうかね。通しで語られていますが、60歳で定年したとて人生100年時代なのでまだまだ長く、何かしらの形で「仕事を楽しむ」ということがキーになる気がするので。
- 仕事に対する価値観も年齢によって変わる
働く上で感じる価値観を6つに分別(他者への貢献、生活との調和、仕事からの体験、能力の発揮、体を動かすこと、高い収入や栄誉)すると、若い頃は「高い収入や栄誉」「仕事からの経験」「能力の発揮」に重きを置いている傾向が見られる。仕事から得られる物理的なもの、またそれを能力として発揮できる機会を求めているのでしょう。定年以降になると「他者への貢献」「体を動かすこと」が重要視されるようになる、この劇的な変化感が面白いなと思いました。他者へ貢献するもの=若手のときに培ってきたものだと、充実感が大きいだろうな、とも。定年以降に価値観が変わる、というのは第一線から離れられる、責任からの解放というところも大きそうです。
- 定年後に幸せに働き続けられる「仕事の要件」
「健康的な生活リズムに資する仕事」「無理のない仕事」「利害関係のない人たちと緩やかにつながる仕事」とのこと。私が関わっている「東京かあさん」ってまさに全部満たす!!と思うのですが。
そういえば67歳になる父がまさにそう。これまでの職場で再雇用され、仕事内容はこれまでの経験をベースにしたものでスケジュールも柔軟(無理のない仕事)、朝からお仕事して夕方で終業(健康的な生活リズムに資する仕事)、客先とのコミュニケーションもある(利害関係は多少あるんでしょうが、対人で繋がれる仕事)。先日帰省して聞いたら「雇ってもらえるうちは働いていたい」とスッキリした顔で話してましたね。
身体能力や新しいものへのインプット能力は年齢とともに衰えてしまいますが、対人能力や対自己能力は磨き続けられるので、この辺りは今から重要視していきたいなとも思いました。